映画通信シネマッシモ


【本音で語る新作映画レビュー】
シネマッシモでは、映画レビューはネタバレなしのヒントあり。映画を見る前と見た後と、2度読んで楽しめます。
映画評サイトもこのブログで4代目になりました。すべての映画好きを歓迎します!
(点数は100点が、★は5つが満点)
シネマッシモとは、シネマ(映画)とマッシモ(イタリア語でmax,最大)とを組み合わせた造語。
どうぞゆっくり楽しんでください \(^▽^)/

ブレードランナー

ブレードランナー 最終版 ― ディレクターズカット
ロボットが意思を持つというストーリーは数多くあるが、この「ブレードランナー」がベスト。今や古典と呼べる域に達しているが、公開当初は、難解で暗い作品としてカルト・ムービーと位置付けられ、一部の熱狂的なファンに支持された。

近未来のアメリカを舞台に、レプリカント(人造人間)とそれを狩るブレードランナーとの闘いを描く。キャストは、ハリソン・フォード、ルトガー・ハウワー、ショーン・ヤング、ダリル・ハンナと、80年代の華が揃う。原作はフィリップ・K・ディックの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」。

常に酸性雨が降り続くLAの街の造形が奇妙にして絶妙。日本寄りの東洋系の映像はフィルム・ノワールの趣だ。主人公がレプリカントの美女に言う「愛してると言え」との命令口調が流行してしまうほど、もてはやされるSF映画だが、落ち着いて考えると、ニヒルな男が美女と恋に落ちるという、きわめて平凡な(?)恋愛映画だったりもする。それをディストピア(ユートピアの反語)的な近未来で展開して映画ファンを歓喜させた、センスの勝利だろう。

最初に作られた商業主義的なバージョンは、監督の意図に反して編集されたもの。これに納得がいかなかったスコットは、最終的に自分で心ゆくまで編集したディレクターズ・カット版(最終版)を作成した。これにはナレーションが付帯していない。

大友克洋の「AKIRA」はこの映画に影響を受けたと言われているが、はてして真相は? おそらく傑作は呼応しあうのだ。

(出演:ハリソン・フォード、ショーン・ヤング、ダリル・ハンナ、他)
(1982年/アメリカ/リドリー・スコット監督/原題「BLADE RUNNER」)


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ブレードランナー@ぴあ映画生活

2006年ベス・ワス発表

ベスワス映画2006年も沢山の映画たちにめぐりあいました。
そんな可愛いコたちに優劣を付ける、非情な季節が年末年始。
配給会社や劇場には秘密(ネットに出してどこが秘密じゃ?!)のベスト・ムービーを選択。
ついでにワーストも。(これが実は楽しい、フフフ…)
では、名付けて「配給、劇場には言えない10のこと」。GO!!

◆まずはベスト・ムービーから。
外国映画部門(順不同)
クラッシュ」:
オスカー受賞の群像劇に敬意を表して。意外なキャスティングも高ポイント
ブロークバック・マウンテン」:
マイノリティの悲哀を美しい自然の中で描き、話題独占。
ニュー・ワールド」:
しびれるような美しい映像と哲学的なヴォイス・オーバーが圧倒的。
僕の大事なコレクション」:
思いがけない拾い物。どこかクストリッツァ風のとぼけた味がいい。
ククーシュカ」:
3人の男女のやりとりが笑わせる。静かな反戦のメッセージを感じる小品。
ココシリ」:
チベットの圧倒的な自然にやられた。未知の世界を知る喜びも。
トランスアメリカ」:
ロードムービーにしてトランス・ジェンダー。旬の素材の秀作。
トンマッコルへようこそ」:
勢いのある韓国映画から1本。笑いと涙で王道を行く。
サンキュー・スモーキング」:
喫煙は社会悪?それを判断できる自分の力が必要と説く佳作。
トゥモロー・ワールド」:
終盤の長回しを見るだけでも価値あり。大人のSF映画。

邦画部門(順不同)
かもめ食堂」:
ゆる〜っとフィンランド。映画の良し悪しより心地よさが先に来た。
花よりもなほ」:
異色の時代劇。是枝裕和の新しい面を発見。
時をかける少女」:
秀作アニメーション。宣伝期間が短く短命だったのが惜しい。
ゆれる」:
上手すぎる俳優陣、ミステリアスな物語。出来がいいのは当然という気も。
フラガール」:
素直な感動を呼ぶ実話。ダンス・パフォーマンスも素晴らしい。

◆続いてワースト・ムービー。外国映画、日本映画、併せてどうぞ。(順不同)
PROMISE」:
チェン・カイコー、頭がおかしくなったのか?!それともギャグなのか?
デュエリスト」:
ひたすら続くスローモーション。さっさと進まんかいっ!
ポセイドン」:
リメイクだが、あの名作をよくもこんなメに…。許さんゾーーー!
ワールド・トレード・センター」:
これじゃただのビル崩壊事故。O.ストーン作品とは思えない。
キャッチ・ア・ウェーブ」:
あまりのアホらしさに、試写室を途中で出ました(数年に一度の行動)。
ドッグ・ラヴァーズ・シンフォニー」:
殆どしろうとレベル。よく劇場公開できたものよ。
涙そうそう」:
まるで出来の悪い2時間TVドラマ。長澤まさみがいくら可愛くてもねぇ…。
TANNKA 短歌」:
阿木耀子の悪い冗談か?!バカバカしいエロ映画に見所は皆無。

◆特別賞をあげたい意欲品・珍作はこれ。(順不同)
こま撮りえいが こまねこ」:
最高に癒された。“にゃ〜”で全てが理解できるのも驚異。
イノセント・ボイス」:
ショッキングな場面もあるけれど社会派映画として必見。
母たちの村」:
アフリカからやってきた秀作。女性映画だが、全ての人に勧めたい。
立喰師列伝」:
異様な迫力の奇作。言葉の洪水に身を委ね映像に酔う。
スネーク・フライト」:
設定のアホらしさがあまりに突き抜けていて十二分に楽しめる。

あぁ、懐かしい映画たち。2006年も様々な素晴らしい映画がありましたが、多すぎてとても紹介しきれません。さて、皆さんのベス・ワスは?ぜひお聞かせくださいませ。

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TB返し、スタートしました

お知らせ 「映画通信シネマッシモ」管理人の渡まち子です。
いつも当ブログを訪問していただき、ありがとうございます。

メイン・コンテンツで、週1回のサイクルでアップする予定の、映画レビューもスタート。短いコメントのプチレビューも始まり、このブログもやっと活動し始めた気がします。そこで、昨年の仮オープンからずっと気になっていたトラックバック(TB)に関する作業を始めました。

他サイトからTBをもらって、TB返しをするという、いわゆるブログ上のおつきあいで、相互リンクと似ているけれど、関連記事に直接アプローチできる、ブログならではの機能です。

ところがこの便利なTB、ブログサービスによって上手くいく場合とそうでない場合があります。正式オープンからTBに関して私なりにいろいろ調べていますが、どうもブログシステムによって相性があるというのが、一般的な意見の様子。TBという機能、まだまだ改善されていくのでしょうが、これもまたネットの進歩なのでしょう。

決して、サイトによって優劣を付けているわけではありません。とりあえず、上手くいくところから順次、TB返しをしていますので、何卒ご了承ください。

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映画レビュー「パプリカ」

パプリカ [DVD]パプリカ [DVD]
◆プチレビュー◆
気持ち悪くて気持ちイイ映像の洪水。夢ネタの映画は珍しくないけれど、アニメならではの刺激的なビジュアルが楽しめる。定番の映画ネタと、なにげにエロい場面も健在。 【80点】

若く美しいサイコ・セラピスト千葉敦子は、他人の夢に入り込み、心の秘密を探る治療に携わっていた。そんな時、極秘に開発されていた最新機器DCミニが何者かに奪われる事件が発生。それからというもの、研究者の意識が蝕まれ、夢とも現実ともつかない奇怪な事件が発生しはじめる…。

人間の脳は、人類に残された最後のフロンティアなのだろうか。「パプリカ」は脳に刻まれる「夢」を自由に操ることが善と悪の両方につながってしまうことを、無限のイマジネーションが溢れる映像で描く物語だ。アニメとは言えど、完全に大人向きの作品で、原作は筒井康隆の同名小説である。

主人公は、現実世界ではクールで知的な大人の女性敦子、夢の中では活動的で大胆な美少女パプリカになる。二面性を持たせたことが、映像的なメリハリにつながっていて楽しい。DCミニの開発者は、夢による精神治療を全て善ととらえているが、実際には人間は清らかな心の持ち主ばかりじゃない。従って、トンデモナイ悪夢が出現してしまう。この暴走する夢を、アニメーションという最も適した表現手段で、これでもか!とばかりに見せてくれる。全てがハイ・クオリティの映像で、これはほとんどドラッグ体験ではなかろうか。特に、人形や家電製品が狂ったようにパレードする場面は、強烈な毒気を放ち、この映画のハイライト。まさに、今敏(こんさとし)ワールド全開だ。

夢を操る。これが現実化するのはそんなに遠い世界の出来事ではないのかもしれない。だが、夢と現実とを比べたとき、戻るべき現実が魅力のないものになったときのことを考えると空恐ろしくなる。帰る場所を失った私たちは、どこへ行けばいいのか。そんなことまで考えてしまった。ところで、体を動かさずに視覚と聴覚だけで物語を追う映画は、どこか夢を見る行為に似ている。何だかちょっと怖い。

(シネマッシモ評価:★5つが満点)キモい度:★★★☆☆

□2006年 日本映画 
□原題「Paprika」
□監督:今敏(こんさとし)
□出演:(声)林原めぐみ、江守徹、堀勝之祐、古谷徹、山寺宏一

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蟻の兵隊

蟻の兵隊
第二次世界大戦終結後、中国から帰国できなかった日本兵の“日本軍山西省残留問題”を扱った痛切な記録映画。軍部や政府の裏切りに等しい行為に対して怒りを覚える。訪れた中国でのあたたかい触れ合いと戦時の暴虐との対比が痛烈。認知がこの映画の一番の目的だ。
【70点】
(日本/池谷薫監督/奥村和一、他)
(つらいけど必見度:★★★★☆)

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いろいろヒントをもらっています

ひとりごと

正式オープンしてから、現在、いろいろなところに登録申請中。今月いっぱいはあれこれと忙しそうです。それにしても、記事にコメントをもらった方たちから、サイトに対するヒントをもらうことが多くて喜んでいます。

「ヨーロッパのアニメーションをもっと紹介して」と書き込まれて、「そーだ!アニメ・コーナーを作ろうっ!」と決意。ついでだから、いろんなジャンル別コーナーも作っちゃおうと、新カテゴリーを作りました。ここは、古典的な作品を中心に、これから随時、更新する予定。

それから、旧HP「ちょっとひといきシネマカフェ」で毎日更新していたミニ映画評「シネマな毎日」に変わるコーナー、「プチレビュー」を今日からスタート、今度は★で独自の評価をつけていくことにしました。そこで、喜んで★評価を付けたのはいいんですが、「★いくつで満点ですか?」との問合せ(大汗)。そりゃ、そーですよね。★100個が満点なら、4つ付けても5つ付けても、低レベル評価だもの。あわてて(シネマッシモ評価:★5つが満点)との但し書きを付加。我ながら、うっかりモノです…。こうやって、サイトというのは充実していくもんなんだなぁとつくづく思いました。

ところで、2007年は、今日1月6日が最初の土曜日。新作が公開され始めましたが、さすがにまだ作品数は少なめ。本格的に新作が封切られるのは、1月13日から。プチレビューも実質的には来週がスタートになりそうです。何とかそれまでにサイトの構築を熟考しなくては…!

皆さん、ご意見があったら、ぜひ聞かせてください。

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極北の怪異(極北のナヌーク)

極北の怪異 (極北のナヌーク)
新企画「ドキュメンタリーの魅力」スタート!

やはり最初は、この作品を紹介しないといけない。監督のロバート・J・フラハティは、記録映画の父と呼ばれる人物だ。イヌイットの一家の生活を追ったドキュメンタリー黎明期の傑作である。

極寒の地での密着取材は、さぞや大変だったろうと想像する。氷でできた住居内での映像などは、カメラ撮影のために、特別に大きなサイズの家を作って映画用に撮影されたもの。やらせとは違うが、初期の頃から、記録映画には演出がほどこされていたことが判る。

日本公開時のタイトルは「極北の怪異」。その後のリバイバル上映や、DVD、ビデオなどでは「極北のナヌーク」となっていることが多い。これを見ずして、ドキュメンタリーは語れないとまで言われる傑作。必見だ。

(1922年/アメリカ/ロバート・フラハティ監督/原題「Nanook of the North」)

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酒井家のしあわせ

酒井家のしあわせ [DVD]酒井家のしあわせ [DVD]
三重県らしき名もない田舎町を舞台に、平凡なようで案外複雑な酒井家の悲喜こもごもを描くホームドラマ。実は難病ものだったりするが、関西弁の響きも手伝って軽妙さが出た。だが、突然「男の恋人ができた」と宣言するのはこの一家の場合はやや無理があったか。
【50点】
(日本/呉美保監督/森田直幸、友近、ユースケ・サンタマリア、他)
(ほのぼの度:★★★☆☆)

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相互リンクのサイトへの連絡について

お知らせ「映画通信シネマッシモ」管理人の渡まち子です。いつも当ブログを訪問していただき、ありがとうございます。

2007年1月1日に正式オープンしたこのブログの、名称とURLを、旧HP「ちょっとひといきシネマカフェ」で相互リンクとしておつきあいしていたサイト様へ、1月2日より、メール、HPからのフォーム、掲示板などを利用して、順次連絡を行いました。

管理人の都合により、映画サイト様を優先して、お知らせしましたが、1月4日をもって、全てのサイト様へ連絡を完了しました。

しかし、中には、サイトがなくなっていたり、メールアドレスが変更になりBBSもないなど、どうしても連絡がつかないサイト様もいらっしゃいました。

大変残念ですが、2007年1月4日の段階で連絡不能なサイト様は、当ブログの相互リンクからはずすことを決定しましたので、この場を借りてお知らせします。

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紹介する映画について

シネマッシモについて「映画通信シネマッシモ」管理人の渡まち子です。
いつも当ブログを訪問していただき、ありがとうございます。

映画通信シネマッシモは、新作映画のレビューを掲載するブログです。レビューは、基本的に週に1本の割合で定期的に掲載します。このレビューは、メールマガジンで読むこともできます(購読無料、Mag2を利用して配信)。その他の公開映画は、短いコメントのプチレビューで簡単に紹介するスタイルです。

紹介するレビュー、プチレビューは、基本的に劇場公開されてから掲載します。ただし、単館系の作品については、公開時期が全国で異なる事情があることをご理解ください。

また、新作映画レビューとは別に、映画をテーマごとに考えていく「映画の中の〜」というカテゴリーを設け、そこでは、衣、食、住、オペラ、動物、サッカーなどから映画を見ていきます。

さらに、映画はジャンルで語られることが多いのですが、当サイトでは、他サイトでジャンル分けされることが多い、恋愛、SF、戦争、などのカテゴリーは省略、あまり語られることが多くない、ドキュメンタリー、アニメーション、アート系、カルトムービー、B級映画のカテゴリーを設け、有名な作品、隠れた名作などを不定期に紹介します。

なお、旧HP(ちょっとひといきシネマカフェ)に掲載していた長文の映画評は、すべてこの映画通信シネマッシモに移行していますので、読むことが可能です。左フレームの映画レビュー索引から、あいうえお順に整理していますので、気になる作品があったら、こちらで探して読んでみてください。なお旧HPの「シネマな毎日」で掲載していた寸評は省略させていただきました。ご了承ください。

当ブログは毎日更新の映画ブログです。ぜひお楽しみください。

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