2006年11月18日

トゥームレイダー1

トゥームレイダー
◆プチレビュー◆
モノトーンの服に身をつつむ強気モードのララ。映画的な中身は全くない。

ララ・クロフトは財宝探検家。ある日、失踪した父クロフト卿の不思議な時計を発見。その時計は時を支配する秘宝の手がかりだった。だが、邪悪な秘密結社のイルミナーティも世界を征服するために秘宝探索に乗り出していた。かくして、ララと宿敵のバトルが世界中を駆け巡る。果たして、ララは世界を救えるのか?

スーパーヒロインが大活躍の冒険物語。A.ジョリーは文句なくピッタリで、天賦の才と強烈なボディ、脅威の運動神経という三拍子そろったヒロインを演じて、それぞれ心の中に思い描く主人公がいるゲームファンをも、納得させた。彼女のフェロモンを十分すぎるほど楽しめるのが本作。

そもそもこの映画の原作は、記録的なヒットをとばす超メジャーな大人気ゲーム。世界で最も有名なゲームヒロインがララ・クロフトその人。ゲーマーには既に大まかな設定が把握できているというわけだ。おかげで物語の核になる人間関係の描写はほとんど手抜き状態。当然、話に深みなどあるはずもなく、ララが戦うのは、世界を救うという目的よりも、むしろ戦うことそのものが好きという印象。このあたりが実にゲームっぽい。

ゲーマーの楽しみは、どんなに不完全でも、自分でストーリーを作っていくこと。たとえそれが、実はクリエーターの作った話の流れを追うことだとしても。また、ゲームオーバーでもリトライできるという楽しみもある。いわば習得する喜びだ。一方、映画を見る観客は、完成されたストーリーを、十分に味わうことを期待する。それも、きちんと構築されたストーリーとキャスティング、映像と音楽、そしてセリフの深みまで総合した完成品でなくてはならない。もちろん、ゲーマーと映画鑑賞者の年齢層の違いもあるが、むしろ、メディアの質と求めるものの違いに気づくべき。要は、ゲームを映画化するという企画そのものに、無理があるのだ。これがゲームの実写化の壁でもあるし、逆に将来への期待とも言えるだろうか。

□2001年 アメリカ映画 原題「Tomb Raider」
□監督:サイモン・ウェスト(「コン・エアー」)
□出演:アンジェリーナ・ジョリー、ジョン・ボイド、イアン・グレン、他

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cinemassimo at 15:45 │Comments(2)TrackBack(1)clip!映画レビュー2001 
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1. トュームレイダー  [ MOVIESHELF ]   2008年05月15日 15:05
トゥームレイダー DVD トゥームレイダー オフィシャルサイト (壁紙× スクリーンセーバー×) 鑑賞:TV放送・吹替え 満足度:★★...
この記事へのコメント
1. Posted by Spike−Y    2006年11月18日 16:08
この作品、中学の時に観たんですけど、アンジェリーナ・ジョリーの魅力がすごく伝わってくる作品で、アクションもそれなりに好きでしたが、どうしても娯楽性が目立ってしまって一定ライン以上のおもしろさってヤツがないような気がしました(>_<「2」もよりアクション・シーンが派手になってて、やっぱりアクションはおもしろかったんですけどね...
最近洋ゲーの映画化が多いですけど、ほとんどが不発に終わっている作品が多いように感じられます(@_@)
2. Posted by まちこ    2006年11月18日 22:47
Spike-Yさん、こんにちは。まちこです。コメントありがとうございます。
このブログは現在、私のHP「ちょっとひといきシネマカフェ」からせっせとお引越ししてますので、
毎日構築中のため、まだまだ見た目があんまりよくないですが、どうぞご勘弁を(笑)。
アンジーちゃんは、このころはアクション女優っていうイメージでしたよね。
ゲームの映画化というのは、なかなか難しいのであります。
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