アメリカン・スウィートハート [DVD]アメリカン・スウィートハート [DVD]
◆プチレビュー◆
登場人物は実はみんな結構いいヤツだ。ノーテンキなラブストーリーもたまにはいい。

大スターの姉グエンの付き人キキは、姉の別居中の夫であるエディに密かに思いを寄せている。映画のヒットのために2人のヨリをもどそうとする宣伝マンに頼まれ姉を説得するキキ。やがてまっすぐなキキの想いは優柔不断だったエディを真実の愛へと導いていく…。

やっぱりジュリアはこうでなくちゃ。大輪の花を思わせる笑顔と、思わず好感を持ってしまうコミカルで親しみやすいキャラクターは彼女の十八番(おはこ)だ。華やかな芸能界でサエない暮らしを送る付き人という意外性もいい。そしてその地味な彼女が次第に恋に目覚め生き生きと成長し、ついには幸せに…。ジュリアの王道、ここにあり!

ハッピーエンドは明白なので、映画界の裏側を描く業界の内幕モノとして楽しもう。映画をあてるためには手段を選ばない宣伝マン役のビリー・クリスタルがとにかく可笑しい。犬とのやりとりがまた傑作。キキをこきつかいながらもどこか憎めないわがまま女優を演じるキャサリンも好演だ。この人、案外コメディに向いてるかも。そしてフラフラと優柔不断なエディを演じるジョン・キューザックも、時々キレながら熱演だ。この微妙な配役が笑いを呼ぶ。

キキは昔は太っていたという設定なので、肉襦袢を着たデブのジュリアが登場するのが見ものだ。変人監督役のクリストファー・ウォーケンの怪人ぶりもハマりすぎでコワイ。いわくつきの劇中劇が、結果として2人を結びつけるキューピッドとなる展開もしゃれている。

恋愛騒動よりも業界騒動。セレブの暮らしぶりも見ていて楽しい。切ない恋心を胸に秘め…と一見しおらしいジュリアだが、言うべきことはきっちり言わせてもらう!というところが爽快だ。あの大きな口でのヤケ食いも迫力あり。さえない生活を送る女性が恋に目覚め成長していく業界物ラブストーリー。ラブコメディはジュリアが最も輝く場所なのだ。

□2001年 アメリカ映画 原題「AMERICA'S SWEETHEARTS」
□監督:ジョー・ロス
□出演:ジュリア・ロバーツ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、ジョン・キューザック、他

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