僕の彼女を紹介します [DVD]僕の彼女を紹介します [DVD]
◆プチレビュー◆
オールデイズ中心の音楽はこの映画にピッタリ。特に「STAY」は歌詞の意味からも使い方が上手い。だが、X JAPANの曲をわざわざ日本語で使うのはいかがなものか。せめてインストゥルメンタルなら許せたが…。

非番にもかかわらず職務に燃える女性警官ヨ・ギョンジンが誤認逮捕したのは、善良な高校教師コ・ミョンウ。とんでもない状態で出会った二人だが、なぜかお互いに惹かれあう。強い正義感と強情な性格のギョンジン。ミョンウはいつしか、何があっても彼女を守り抜こうと心に誓う。しかし、そんな二人を思いもかけぬ悲劇が襲う…。

泣いてばかりの印象が強い韓国映画界の女優たち。そんな中でチョン・ジヒョンの存在は貴重だ。モデル出身だけあって容姿端麗。なのにコメディをやらせるとめっぽう上手い。「猟奇的な彼女」はそんなジヒョンの魅力全開の秀作だった。一時期、路線変更をねらっていたようだが、やはりこの人には、はつらつとした役が良く似合う。

たっぷり笑わせたっぷり泣かせる本作だが、ストーリー展開はむちゃくちゃだ。笑いの部分の強引さはともかく、泣きが入る展開はほとんどゴリおし状態である。突如展開される昔話はもちろん悲劇で、当然死人が出る。いきなり起こる悲劇の事故以降、叙情的な音楽に乗ってしつこく紙ヒコーキが飛ぶ。そうかと思えば炎をバックにポーズするなど、意味のないサービス・ショットも。気象状況も全く辻褄があわない。どこの誰だ、こんな脚本を書いたのは?!

ほとんど映画としての体裁を捨てているといっても過言ではないが、ここでふと気付いた。韓国映画は、こうまでしてお客を楽しませようとしているのだと。観客が望むのは、笑いと涙。女性から見ても魅力的なジ・ヒョンの美しい姿と、ハリウッド映画なみのエンタテインメントである。それならその全てをご提供いたしましょう!この映画は、そんな捨て身のサービス精神に満ちている。だから見終わったあと妙に気分がいいのだ。この際、こちらも思いきり楽しもうではないか。アレやコレはどうなったの?などと決してツッコんではいけない。

ラスト近くに、ある人物が登場するのが大いにウケた。この場面を楽しむためにも、前作の「猟奇的な彼女」を事前に鑑賞しておくことを強くお勧めする。

□2004年 韓国映画  英語原題「WINDSTRUCK」
□監督:クァク・ジェヨン
□出演:チョン・ジヒョン、チャン・ヒョク、キム・テウ、他

人気ブログランキング用バナー

←この記事が気に入ったら、ポチッとクリックしてもらえると嬉しいです\(^o^)/