オープン・ウォーター [DVD]オープン・ウォーター [DVD]
◆プチレビュー◆
スキューバ・ダイビングをやる人は、トラウマになりそうなので見ない方がいい。本物のサメは調教(しつけ?)されてても、怖い!

スーザンとダニエル夫妻はようやく取れたバカンスでカリブの海へやってきた。二人はダイビングツアーに出かけ、楽しい時を過ごす。満足して海面へあがってきた時、全員ボートに乗ったと数え間違えたスタッフのせいで、二人は海に取り残さていた。いつかは助けがくると信じていた二人だったのだが…。

単純ミスは人間なら誰もが経験する。しかし、この映画で起こるミスはまさに命取りだ。見渡す限り陸は見えず、叫んでも誰にも届かない。さらにそこには無数のサメがいる。冗談じゃないゾ!と思ったが、何とこれに似た事故は世界各地で起こっているそうだ。怖い。怖すぎる。

79分というごく短い上映時間からもわかるように、アイデア勝負のショック・ムービーだ。映画の9割は夫婦二人の会話で構成されている。最初は気楽に考えていた二人が、次第にイラだち互いを責め、夫婦の間の溝が浮き彫りになる様子が実に上手い。予算の都合とはいえ、本物のサメを使って撮影したという裏話を聞くと、俳優の恐怖の表情も、どうりで迫真モノだった。淡々としたラストがまた怖い。

豊潤な資金のハリウッド映画の対極にあるような低予算作品だが、資金がないことを逆手にとった、知恵と度胸と驚きの作品だ。サンダンス映画祭で大絶賛されたのが頷ける。新しい才能に出会った嬉しさを感じるのは、こんな映画を見た時だ。

□2004年 アメリカ映画 原題「Open Water」
□監督:クリス・ケンティス
□出演:ブランチャード・ライアン、ダニエル・トラヴィス、ソウル・スタイン、他

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