ビー・クール [DVD]ビー・クール [DVD]
◆プチレビュー◆
ラストのライブ・シーンが素晴らしい。プロレス界より映画界入りしたザ・ロックが、サモア人のゲイの役者を演じて笑わせる。

映画業界で成功した元ギャングのチリ・パーマーは、思わぬことから殺人事件に巻き込まれ、はからずも音楽業界に足を突っ込むことになる。マフィアや悪徳プロデューサー、ラッパーのギャング集団など、無法地帯のこの業界で、チリは才能溢れる女性シンガーのリンダを売り出そうとするが…。

95年の「ゲット・ショーティ」は映画業界の舞台裏を描いた作品。今回はその続編に当たるが、断然、本作の方が楽しめる。過剰に内輪ウケをねらった前作と違い、本作では、音楽業界を舞台にしたことでリズム感がアップ、スター誕生という盛り上がりも加味した。ハチャメチャな出来事も上手く辻褄を合わせて、なかなか上手い。

クールが売り物の元取立て屋チリは、映画業界よりさらに無秩序な音楽業界の水があったのか、あっさり馴染むところが可笑しい。ロシア・マフィアやギャング集団が平気で銃をぶっ放す緊張感は、チリには馴染み深い世界だったのだ。ユマ・サーマンとのダンス・シーンは明らかに「パルフ・フィクション」にオマージュを捧げたサービス映像。こういう遊び心が似合う作品だ。

チリが才能を見込んだ若き歌姫ははたしてスターになれるのか?エアロスミスのスティーブン・タイラーも本人役で出演し、豪華ゲストは数え切れない。サクセスを夢見て、殺人さえも辞さないクレイジーな音楽業界。リズムに身を任せてそのイカレっぷりを存分に楽しもう。

□2005年 アメリカ映画 原題「Be Cool」
□監督:F.ゲイリー・グレイ
□出演:ジョン・トラボルタ、ユマ・サーマン、ハーベイ・カイテル、他

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