リトル・ショップ・オブ・ホラーズ
リトル・ショップ・オブ・ホラーズ(トールケース仕様)
新企画「B級映画の魅力」スタート!
B級映画を、質が悪い作品と簡単に思ってはいけない。もともとは、アメリカでは興行の際に2本立ての場合、メイン上映のものをA級、サブをB級と呼んだ習慣があったこと、また、予算(や撮影期間)が限られていた場合に、それが少ない映画をB級と呼んだことなどが由来だ。
従って、低予算のものを概してB級と呼ぶが、お金がかかっていないからと言って、必ずしも映画は、出来が悪いわけではない。現に、「B級映画の傑作」という、一見、矛盾した表現さえ可能なのだ。さらに言えば、低予算でチープなものや突き抜けたバカバカしさを偏愛する映画ファンも多く、B級映画という響きには、多分に愛情が含まれることを否定できない。
ここでは、そんな愛すべきB級映画たちを紹介していきたい。まずは、B級映画の帝王と呼ばれた、ロジャー・コーマン監督の「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」。花屋の店員でサエない青年が育てていた花は、実は宇宙から来た殺人植物だったという、極めてアホらしい内容ながら(だからこそ?)、根底に流れる男女の愛情の純粋さで、B級映画の傑作として愛されている。ニューヨークのダウンタウンに店を構える売れない花屋の店員と吸血植物の愛憎うずまく関係性に、世の無常を見るか、この世に不可能はないと居直るかは、見る者のコンディション次第といったところか?!
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リトルショップ・オブ・ホラーズ 特別版
わずか2日で撮りあげたという伝説の早撮り映画で、61年のロジャー・コーマン版がオリジナル。そのコーマン版のミュージカル舞台劇版の映画化が86年版。今では、こちらの方が目にする機会が多いと思うが、リメイクながらオリジナルのテイストは健在。特に歯医者の暴力男を演じるスティーブ・マーチンの怪演と、ビル・マーレイをはじめとするカメオ出演の豪華さは特筆だ。
(1961年/アメリカ/ロジャー・コーマン監督/原題「The Little Shop of HORRORS」)


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