2008年ベスト日本映画
2008年ベス・ワス映画の発表、続いてベスト・ムービーの日本映画部門です。ちなみに、新作劇場公開映画鑑賞総数365本の内、日本映画は133本でした。
相変わらずジャニーズ出演映画が大ヒットする中、世界の舞台で評価された良作もあり、2008年の日本映画は、小品ながら質は高かった思います。
◆ベスト・ムービー:日本映画部門
【1位】「ぐるりのこと。 」
【2位】「歩いても 歩いても」
【3位】「おくりびと」
【4位】「トウキョウソナタ」
【5位】「アフタースクール」
(以下順不同)
「クライマーズ・ハイ」「アキレスと亀」「イキガミ」「百万円と苦虫女」「きみの友だち」
「闇の子供たち」「青い鳥」「全然大丈夫」「ザ・マジックアワー」「ジャージの二人」
「ぐるりのこと。」はリリー・フランキーというキャスティングが意外にも大成功。平凡な一組の夫婦の歩みから社会を切っていくストーリーテリングの巧みさと、精神的修羅場を、夫婦でただ支えあうだけで乗り越えていくという展開が感動的で素晴らしい。法廷画家という珍しい職業を知ったいい機会でもありました。ところどころに混じるとぼけたユーモアも高評価です。勝ち組とか負け組みという単純な区分けとは違う価値観を感じさせた作品でした。
「歩いても 歩いても」は、繊細なディティールにとにかく感心。特にセリフの完成度の高さが記憶に残っています。観客はこの家族の誰かに自分を見るはず。そして誰に感情移入するかで、自分のスタンスが判ったりする鋭い家庭劇でした。
「おくりびと」は日本のみならず世界で評価された作品で、最初は中・高年の観客から、それから徐々に若い世代にも口コミで人気が広がってロングラン・ヒットに。良い作品ってやっぱり評価されるんだ!と思うと、希望がわいてきます。
「トウキョウソナタ」のサスペンスフルな演出は、さすがはホラーで鍛えた黒沢監督だと感心したし、「アフタースクール」は、練られた脚本にドキドキしながら大笑い。存分に楽しませてもらいました。
社会派ものでは「クライマーズ・ハイ」や「闇の子供たち」などの心に響く力作もありましたが、2008年の日本映画は、家族を描いたものに秀作が多かったのが特徴。
もともと日本映画は、半径5メートル以内のことしか描かない、小規模な、悪く言えばチマチマした物語が多いとの批判をよくききます。それならそれで、半径5メートルのエキスパートになるのも悪くない。予算をかけたパニック・ムービーもありましたが、やっぱりまだまだハリウッド大作と比べて見劣りするのが正直な感想です。それでも海外で経験を積んだ映画作家も増えて今後には期待しています。
暗い世相の中、やはり大切にするべきものは家族のぬくもり。家庭劇の秀作が多かった2008年の邦画を見て、そんな思いがよぎりました。
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落ち穂ひろい(苦笑)、興味深く拝見しました。
ちなみに、ベストは発表しましたが、これから、ワースト、アニメ、ユニーク映画と続きます。ユニーク映画の中に、もしかしたら“落ち穂”があるかも?!ですよ。お楽しみに。
昨日観たTVでも『ぐるりのこと』という映画が今年(?)一番良い映画だとおっしゃっている俳優さんがいました
今年から女子高生になったのですがこの年代にオススメの映画はありますか??良ければ時間がある時に教えて頂けると嬉しいですp'U`*).+
P.S. カゼにお気をつけて♪
2009年も、どうぞ当ブログを楽しんでください。
今年から女子高生ですか〜。それはおめでとうございます。
10代におすすめの映画というと、DVD作品では日本映画の「あしたの私のつくり方」、今、劇場で公開しているものでは、アニメの「ウォーリー」がおすすめ。この2本は、10代以外でもどんな年代の映画ファンも納得の秀作です。
それから4月に公開予定のアメリカ映画「トワイライト 初恋」は、全米のティーンの間で爆発的なヒットを記録しているホラー風味のラブストーリー。高校生の女の子が好きになった相手は、美形のヴァンパイアだったというお話です。ティーン向けで、ちょっと期待できそうですよ

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