サブウェイ123 激突 コレクターズ・エディション [DVD]サブウェイ123 激突 コレクターズ・エディション [DVD]
名作サスペンス「サブウェイ・パニック」を、トニー・スコット監督がリメイク。デンゼル・ワシントンとジョン・トラヴォルタという2大スターの競演が魅力的だ。ガーバーはNY地下鉄運行司令部で働いている平凡な地下鉄職員。1台の電車が緊急停車し、1両だけ切り離されたのを知って無線連絡すると、ライダーと名乗る男が19名の人質をとり地下鉄をジャックしたことを知る。1000万ドルをNY市長に用意させるよう要求する犯人グループは、なぜかガーバーを交渉役に指名する。残り時間は59分。身代金は届くのか。人質の救出は。そして犯人の真意とは?

大都会のハイテク交通網の盲点をつく犯罪劇だが、主人公を、警官から、平凡だが地下鉄のことならエキスパートの指令係にしたのが上手い。よき家庭人であるガーバーだからこそ、交渉役に指名された“ある秘密”が納得できるし、最後に牛乳を片手に歩く姿にも共感できる。だが、物語に21世紀らしさがあまり活かせていないのは疑問。身代金をわざわざ人に運ばせる場面はハラハラする見せ場だが、落ち着いて考えればオンラインで指定口座に振り込ませればいいだけの話だ。ライダーの真意とは別に、何か仕掛けを仕込んでほしかった。とは言え、スコット監督得意のスタイリッシュなカット割で、抜群のスピード感を醸し出している。タイトルの123とは、ペラム発1時23分の電車のこと。真剣勝負の頭脳戦を描くサスペンスは、ハリウッド映画には珍しく、華やかな女優抜きで、硬派な質感を感じさせる1本になった。
【65点】
(原題「THE TAKING OF PELHAM 123」)
(アメリカ/トニー・スコット監督/デンゼル・ワシントン、ジョン・トラヴォルタ、ジョン・タトゥーロ、他)
(ハイテク活用度:★★☆☆☆)

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