ニュームーン/トワイライト・サーガ スタンダード・エディション [DVD]ニュームーン/トワイライト・サーガ スタンダード・エディション [DVD]
美しいバンパイアとの禁断の恋を描いて大ヒットしたシリーズの第2弾。前作で、初めて恋した相手エドワードがバンパイアと知ってもなお、彼を愛したベラは、本作で18歳に。だがエドワードは、自分と一族がベラに危険をもたらすと悟り彼女の前から姿を消す。傷ついたベラを励ましたのは幼馴染のジェイコブだったが、彼はバンパイアの宿敵の狼一族の末裔だった…。

吸血鬼vs狼男。この構図に驚きはないが、彼らが一人の女子高生を巡って恋のライバルになるという展開は、今までにないものだ。ホラーファンタジーにして恋愛バトルの本作は、人間離れもなんのその。自分を奪い合う美しき男たちという現実に都合よく置き換えることができるティーンの女子を熱狂させる。危険でムチャな行動を抑えきれないベラは、エドワードとジェイコブの両方に守ってもらいたくて自分を傷つけるかのよう。その身勝手さは初恋にのめりこんで周りが見えない10代特有の情熱だ。物語は相変わらず荒唐無稽で、最古で最大の勢力のバンパイア“ヴォルトゥーリ族”の住むイタリアへ一気に舞台を移すなど、かなり飛躍する。エドワードが、絶望の末に自殺を試みるところは、映画の最初に紹介される「ロミオとジュリエット」を彷彿とさせ、禁断の恋ならではの展開だ。

ロバート・パティンソンがスレンダーな耽美派なのに対し、人狼ジェイコブ役のテイラー・ロートナーはマッチョな肉体派。ファンには、どちらが魅力的か大いに迷っていただきたい。だが、しかし!いったい人間の男子は、美少女ベラを前にして何をしているのか?!と叱咤したくなる。いずれにしても、物語はまだ続く。女子心を燃えさせる決めのセリフをエドワードに言わせ、ブッツリと終わるこの映画、やきもきとドキドキを同時に味わいたい女の子は必見だ。
【55点】
(原題「The Twilight Saga: New Moon」)
(アメリカ/クリス・ワイツ監督/ロバート・パティンソン、クリステン・スチュアート、テイラー・ロートナー、他)
(人間離れ度:★★★★☆)

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