アーサーと魔王マルタザールの逆襲 [DVD]アーサーと魔王マルタザールの逆襲 [DVD]
実写からアニメへの自然な移行が特徴の仏発ファンタジー・アドベンチャー「アーサーとミニモイの不思議な国」の続編だが、物語は消化不良の感が否めない。おじいちゃんの家の庭で、体長2ミリのミニモイ族と彼らが暮らす国の危機を救ったアーサー。ミニモイの国の扉が開き、大好きな王女セレニアと再会できる満月の日を楽しみしていた矢先、アーサーのもとに「助けて!」と書かれた米粒が届く。このSOSのメッセージに応え、再びミクロの身体になってミニモイの国を訪れるアーサーだったが、宿敵である魔王マルタザールの魔の手が迫っていた…。

「アーサー」三部作の第2弾なので、前作から物語は続いているが、主人公アーサーが身長2ミリのミニモイ族の国とその国の王女セレニアを救ったということだけ知っておけば、前作未見でも問題はない。だがそれにしても前作から時間が経ちすぎた気がする。現実世界では名子役のフレディ・ハイモアが続投、相変わらず達者な演技を見せるが、明らかに成長しすぎ。成長期の男の子はグングン大きくなるのだから、この3部作はいっきに作って短いスパンで連続公開すべきだ。それでも、目には見えないがごく身近な場所に不思議があるという設定は、前作同様に活きている。ミクロの国での大冒険は、カラフルな色彩や不思議なキャラクターたちでお祭り騒ぎだ。ハリウッドとはひと味違うセンスで作られたフランス製アニメは、3D、ビデオモーション・キャプチャー、特殊効果など、映像作りはより高度になった。アーサーをミニモイの国に導く米粒のメッセージの謎は最後に明かされるが、物語は「さあこれから!」というときに「続く(To Be Continued…)」となる。それはないだろうと文句が言いたくなるが、3部作の真ん中はいつもこう。中途半端なストーリーにモヤモヤしつつ、次を期待するしかないのだ。
【50点】
(原題「ARTHUR AND THE REVENGE OF MALTAZARD」)
(フランス/リュック・ベッソン監督/フレディ・ハイモア、ミア・ファロー、他)
(ドキドキ度:★★☆☆☆)

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