もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら(通常版) [DVD]もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら(通常版) [DVD]
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書籍はもちろん、コミック、TVアニメなど、幅広く展開する大ベストセラーの映画化は、高校野球と経営学という組合せの妙がポイント。前田敦子の演技にはこの際目をつぶって、物語の個性を楽しみたい。

都立程久保高校の弱小野球部に、マネージャーとして入部した川島みなみは、甲子園出場を目指すと宣言する。勘違いから手にした、経営学の父・ドラッカーの名著『マネジメント』に感動したみなみは、ドラッカーの理論を、高校野球に活かせるのではないかと考え、次々に実践して成果をあげていくが…。

岩崎夏海の原作は“もしドラ”の愛称で呼ばれ、社会現象になった大ベストセラーだ。近年の映画の脚本は、小説ばかりではなく、古文書や新書のような専門書の行間から物語を抽出してみせるが、この作品もその部類に入るだろう。とはいえ、高校生が甲子園を目指すという定番すぎるほど定番のストーリーがベースにあり、その夢をかなえるツールにドラッカーの教えを応用したところが原作の面白さだ。無駄に熱いスポ根のイメージを、経営学というミスマッチで絶妙に中和している。結果、青春映画で経営のキモを学んだ気になるから、お得な気分にもなれる。ヒロインのみなみは、やる気のないエースや事なかれ主義の監督を、ドラッカーの“指示に従って”意識改革していく。展開はトントン拍子だし、病気の親友の悲しい運命もとってつけたよう。それでもドラッカーの示したキーワードの「真摯」や「ひたむき」は、なるほど実生活でも応用可能の理論と納得するだろう。ヒロインのみなみには、正直、まっとうな演技ができる“女優”がほしかったが、甲子園への道のりをなめまくったストーリーを、アイドルグループのAKB48が演じるというのは、案外マッチングしているのかもしれない。
【45点】
(原題「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら」)
(日本/田中誠監督/前田敦子、瀬戸康史、峯岸みなみ、他)
(アイドル映画度:★★★★☆)



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