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冴えない中年男の自分改造計画が思いがけない波紋を呼ぶ「ラブ・アゲイン」。ウェルメイドなラブ・コメディだが、意外な人間関係で“世間は狭い”と判らせる。

真面目を絵に描いたような中年男キャルは、ある日突然、妻のエミリーから離婚を切り出される。仕事も家庭も順調だと思っていたキャルは、妻の浮気に大ショック。一人寂しく地元のバーで飲んでいたところを、プレイボーイのジェイコブと知り合う。キャルは、妻への未練を断ち切るべく、若いジェイコブからファッションや女性との接し方などを教えてもらい、新しい人生を歩もうとするが…。

妻の浮気といえば夫には大事件だが、この主人公の怒りは、妻や浮気相手への怒りよりも、情けない自分に矛先が向く。それはキャルが、波風とは無縁だったぬるま湯のような人生を、心のどこかで反省している証拠だ。だが、高校時代の恋人だった妻しか愛したことがない彼には、女性への免疫力はない代わりに、誰よりも深く妻を愛する純情がある。そんなキャルが、ジェイコブの導きで次々に女性にモテまくり、おしゃれな男に変貌するのは、男性側には都合がよすぎる展開なのだが、そうそう世の中が甘くないことは、マリサ・トメイ演じるセクシーな女性教師との“縁”で、しっかりクギをさして、判らせるという仕掛けだ。個人的に、キャルとエミリーの仲よりも気になったのは、キャルの13歳の息子ロビーと、ベビー・シッターのジェシカとの歳の差カップル(?)の恋の行方。ジェシカは実はキャルに恋していたりするのだが、登場人物が一同に会して、ドタバタ劇がなんとか収まった後に、ジェシカがキャルに小さなプレゼントをする場面が、なかなかニクい。とことん男性目線の物語だが、将来のイケダンへの“教育”も抜かりはないのだ。アメリカでは大人気のコメディ俳優スティーブ・カレルの魅力ありきの作品だが、おいしいところを持って行ったのは、どんな役もひょうひょうとした軽さで演じる隠れ演技派ライアン・ゴズリング。この俳優が今、超売れっ子である理由がよく判る。
【60点】
(原題「CRAZY STUPID LOVE」)
(アメリカ/グレン・フィカーラ、ジョン・レクア監督/スティーヴ・カレル、ライアン・ゴズリング、ジュリアン・ムーア、他)
(ハートウォーミング度:★★★★☆)
チケットぴあ


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