映画『紙兎ロぺ』 つか、夏休みラスイチってマジっすか!? ロぺ&アキラ先輩フィギュア付きスペシャルBOX【2枚組/数量限定生産】 [DVD]映画『紙兎ロぺ』 つか、夏休みラスイチってマジっすか!? ロぺ&アキラ先輩フィギュア付きスペシャルBOX【2枚組/数量限定生産】 [DVD]
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独特のユルさが人気のアニメがついに長編映画になった「映画「紙兎ロぺ」 つか、夏休みラスイチってマジっすか!?」。細部に目を凝らすと楽しめる。

東京の下町、葛飾区。地元をこよなく愛する高校2年生の紙兎ロペと、同じ高校の3年生の紙リスのアキラ先輩は、夏休み最後の日を満喫しようと大忙しだ。だが、アキラ先輩は、夏休みの自由研究が終わっておらず、さらに姉のピアスを壊してしまうという2つの大問題を抱えてしまう。二人は無駄な会話を続けながら、自由研究のテーマを「つちのこ探し」に決定。さらに、偶然拾ったきれいなイヤリングを姉に渡してしまおうと目論むが、それは怪盗デビルキャッツの一味が美術館から盗みだした宝石「王妃の涙」だった。二人はツチノコを探すはずが、強盗事件に巻き込まれてしまう…。

TOHOシネマズで映画本編が始まる前に上映され、緊張を和らげてくれるショートアニメが「紙兎ロペ」。独特のユルい雰囲気と、グダグダ感たっぷりの日常トークが人気を呼んだ。今回、ユルさと小ネタ、個性的なキャラたちはそのままに、まさかの長編映画化となったが、強盗やカーチェイス、幻のツチノコ探しのミステリーと“映画っぽい”要素がきっちりと盛り込まれている。とはいえ、プロの強盗もいつしか、どこまでもユルいロペとどこまでも態度がデカいアキラ先輩のペースに巻き込まれて、無駄の多いドタバタ劇が繰り広げられる。アキラのコワモテの姉、妖しげな占い師、サンバチームなど、次々に登場する不必要かつシュールなキャラが何とも楽しい。プール、ラジオ体操、駄菓子屋、遊園地と、夏休みのノスタルジーも満載だ。正直、このアニメが好きでなければキビしい内容だし、ショートアニメだからこそ生きる笑いも多いのだが、個人的には、下町のディテールを忠実に再現した凝った背景に、ペラペラの動物たちの絵がのんびりと動く図は、悪くないと思っている。街の看板や張り紙、広告などの用語がコミカルで、クスクス笑いが止まらない。つか、宝石強盗事件の顛末はあれでいいんスか!?たぶんいいのだろう。とりとめの無さこそがロペの魅力なのだ。日本のアニメの多様性をしみじみ感じる1本である。
【55点】
(原題「映画「紙兎ロぺ」 つか、夏休みラスイチってマジっすか!?」)
(日本/内山勇士、青池良輔 監督/(声)内山勇士、篠田麻里子、バカリズム、他)
(下町愛度:★★★★★)
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