君への誓い [Blu-ray]君への誓い [Blu-ray]
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記憶を失った妻の愛をもう一度勝ち取ろうと奮闘する夫の献身を描くラブ・ストーリー「君への誓い」。ベタなタイトルだが、物語のポイントでもある。

シカゴに住むペイジとレオは結婚式をあげたばかりの幸せなカップル。だが、ある雪の夜、車の追突事故によって妻のペイジは頭部に外傷を負い、レオと出会ってからの4年間の記憶を失ってしまう。ショックを受けるレオだったが、彼女の記憶が戻らないと知り、妻のペイジに対してもう一度恋のアプローチを試みる。二人の距離は次第に縮まっていくかに見えたが…。

特定の人一人分の記憶をそっくり失うという“都合のいい”記憶喪失なんて、あるのだろうか?と最初は首をかしげたのだが、この物語は、ニューメキシコ州に住むカーペンター夫妻の実体験を綴った本を元に作られているというから、実際にあるのだ。本作は、不慮の事故で思いがけない障害を負いながらも、互いに寄り添い、相手を、そして自分を見つめなおす真実の物語なのである。とはいえ、そこはハリウッド発の純愛ラブストーリー。あくまでも美しく、切なくという演出になっている。夫のレオは記憶を失くしたペイジとぎこちなく過ごすが、日常の些細な事で、自分が妻にとって“見知らぬ人”になったと幾度も思い知る場面がやるせない。妻の記憶を取り戻そうとするのではなく、もう一度自分に恋してもらいたいと頑張る彼の誠実さも、見るものの胸を打つ。ただ、ペイジの両親との不和や、元カレの出現などによる展開は、あまりスムーズとは言えない。とってつけたようなトラブルで苦笑を誘うばかりだ。ラブ・ストーリーへの出演が多いレイチェル・マクアダムスと、アクションから恋愛ものまで幅広くこなすチャニング・テイタムは共に好感度は高いが、記憶をたどる心の旅というには、演技は表層的で平凡。最も強く印象に残るのは、エンドロールに登場する、映画の元となったカーペンター夫妻の今を写した幸せそうなポートレートだった。
【50点】
(原題「THE VOW」)
(アメリカ/マイケル・サシー監督/レイチェル・マクアダムス、チャニング・テイタム、サム・ニール、他)
(思いやり度:★★★★☆)
チケットぴあ

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