アベンジャーズ 3Dスーパー・セット(4枚組/デジタルコピー & e-move付き) [Blu-ray]アベンジャーズ 3Dスーパー・セット(4枚組/デジタルコピー & e-move付き) [Blu-ray]
◆プチレビュー◆
最強映画の呼び声も高い「アベンジャーズ」。ド迫力の映像と丁寧なドラマで、究極のヒーロー・エンタテインメントが誕生した。 【85点】

  国際平和維持組織シールドの基地で、無限のパワーを持つ四次元キューブが制御不能に陥る事故が発生。キューブは別世界への扉を開き、そこから邪神ロキが現れキューブを奪取する。地球滅亡を企てるロキの野望を阻止するため、長官のフューリーは、ヒーローを集め“アベンジャーズ”結成を決意するが…。

 いきなりラストの話で恐縮だが、この超大作の長い長いエンドロールの後には、ちょっと笑えるワンシーンがある。ヒーローたちは、それぞれ単独でも主役を張れるスターたち。彼らは、地球滅亡の危機となれば一致団結して闘うものの、本当はチームプレーなどまっぴら!というのが本音だ。その“やってられない”感をセリフなしで表すこの場面には、思わず吹き出して笑った。

 ともあれ、盆と正月がいっぺんにやってきたような、お祭り騒ぎのプロジェクトの実現である。しかも、ストーリーは意外なほどシリアスでしっかりしているから感心してしまう。戦う実業家アイアンマン、長い眠りから覚めたキャプテン・アメリカ、怒りによって怪物に変身するハルク、雷神ソーらは、それぞれつらい過去に囚われ、苦悩を抱えていることが、ドラマを重層的にした。

 そんなヒーローたちは、意志に反して集められた不満や、互いのプライドから反目し合い分裂。だが、ついに超人たちを結束させるのが、ヒーローとはほど遠い普通の人間であるということが、この物語の優れた点だ。キャプテン・アメリカへのあこがれを公言するエージェント・コールマンの悲劇の向こうには、アメコミを愛するファンの「世界を救ってほしい」との切なる願いがある。

 ヒーローたちは、ハルクを除いてすべてシリーズと同じ俳優が演じる。そこに魔性のスパイで紅一点のブラック・ウイドウと、弓の名手ホークアイが参戦。ヒーローたちの活躍の時間配分はほぼ均等だが、やはり大富豪にして天才発明家アイアンマンと、誰よりも国を愛するキャプテン・アメリカがチームを引っ張る。最先端の技術と、古風な愛国心の組み合わせこそ、最強の武器なのだ。

 ヒーローたちは、互いをリスペクトするが、決して自分の個性を見失うことはない。マーベルコミックのヒーローたちを、ひとつの画面で見る喜びは、想像以上にエキサイティングで、クライマックスの、マンハッタンでの死闘は、映画史上に残る激闘といえるだろう。ボロボロになっても地球のために戦うヒーロー。人間は、そんな彼らに見合う存在になるべきと思わせてくれる。

(シネマッシモ評価:★5つが満点)カタルシス度:★★★★★

□2012年 アメリカ映画 □原題「THE AVENGERS」
□監督:ジョス・ウェドン
□出演:ロバート・ダウニー・Jr.、スカーレット・ヨハンソン、マーク・ラファロ、クリス・ヘムズワース、クリス・エヴァンス、ジェレミー・レナー、サミュエル・L・ジャクソン、他
チケットぴあ

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ←ランキング参加中です!

人気ブログランキング←この記事が気に入ったらポチッとクリックお願いします(^o^)
アベンジャーズ@ぴあ映画生活