『新しい靴を買わなくちゃ』Blu-ray豪華版(2枚組) ※初回限定生産『新しい靴を買わなくちゃ』Blu-ray豪華版(2枚組) ※初回限定生産
パリで出会った男女の3日間のラブストーリー「新しい靴を買わなくちゃ」。魅力はパリ!…というより、それしかない。

カメラマンのセンは妹のスズメに付き添ってパリ観光にやってくる。だが到着早々、単独行動したいスズメから置き去りにされてしまう。泊るホテルも分からず途方にくれている時、偶然、パリ在住で、フリーペーパーの編集をしている日本人女性・アオイと知り合う。靴のヒールが折れたことがきっかけで知り合った二人は、その後、連絡を取り合い、食事をし、一緒に過ごすことに。一方、スズメは恋人のカンゴを訪ねるが、カンゴの態度はどこかぎこちない。センとアオイは次第に打ち解け、それまで言えなかった悩みや思いを自然に打ち明けるようになるが、センの帰国の時は迫っていた…。

日本映画にしては異例のオールパリ・ロケという贅沢なシチュエーションが味わえるプラトニック・ラブ・ストーリー。監督は数々のヒットドラマを手掛けた北川悦吏子、音楽監督は坂本龍一、中山美穂と向井理のW主演と、条件はそろっているが、実にユルく退屈な映画だ。雰囲気頼みで約2時間ひっぱるのはさすがにキビしい。映画冒頭は、妹から置き去りにされたセンがアオイと出会うという事件性があるが、その後は確信犯的にゆったりと時間が流れて行く。このゆるやかさを好むかどうかで評価が分かれそうだ。センは仕事はそつなくこなすが、カメラマンとしての将来に悩んでいる。アオイは過去につらい出来事があって、未だに人生に臆病になっている。パリで出会った、在住者と旅行者という、別れが必然の関係性からか、お互いの本音を“聞いてもらう”ことになるのは、良くも悪くも旅の効能だろう。サブストーリーとして、妹スズメと恋人カンゴの恋愛の顛末が描かれるが、これがセンとアオイのストーリーとからまず、必然性がほとんど感じられない。映像は贅沢で、エッフェル塔や凱旋門といった超有名な名所から、庶民的なパリの暮らしぶりまで、足で歩くパリ観光気分が味わえる。特に、センとアオイが切ない別れを迎える夕暮れ時の映像は美しい。パリに行ったことがある人、あるいはパリに憧れる人は楽しめそうだ。
【45点】
(原題「新しい靴を買わなくちゃ」)
(日本/北川悦吏子監督/中山美穂、向井理、桐谷美玲、綾野剛、他)
(パリ観光度:★★★★★)
チケットぴあ

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新しい靴を買わなくちゃ@ぴあ映画生活