謎解きはディナーのあとで BD-BOX [Blu-ray]
毒舌執事と令嬢刑事コンビが殺人事件に挑む「謎解きはディナーのあとで」。初の劇場版ではアクティブな影山が新鮮だ。

世界的な財閥の令嬢で新人刑事の宝生麗子と、彼女に仕える毒舌執事の影山は、宝生家所有の豪華客船プリンセス・レイコ号に乗り、休暇を楽しんでいた。船内には、有名芸術家の作品の警護にあたる、麗子の上司・風祭京一郎警部の姿も。だが出航直後、船内で殺人事件が発生、姿なきシージャックに船内は混乱する。乗員乗客3,000人を乗せた船が目的地シンガポールに到着するまでの5日間で、事件を解決しようとする麗子と影山だったが、次々に事件が発生し、ついには麗子が犯人から狙われてしまう…。

原作は東川篤哉のベストセラー・ミステリー小説。TVドラマとスペシャル版を経て、初の映画化となった。お嬢様刑事と毒舌執事の凸凹コンビが、毎回難事件に取り組むのがパターンで、トゲのある口調ながらいつも名推理で麗子をサポートする影山の謎解きがお約束。今回の映画版では、いつも邸宅内にいながら謎を解き明かす冷静な影山が、麗子お嬢様を守るために、走り、声を荒げ、ときに変装までするという、熱いキャラクターに変身しているのが面白い。船内には怪しげな人物が山ほどいるが、中でも鍵を握るのが、麗子とは浅からぬ縁がある怪盗ソロスだ。海上の船内は、いわば開かれた密室。舞台設定は魅力的だが、事件の動機や詳細は、あまりに壮大な謎と因縁なので、サラサラと謎解きされると拍子抜けしてしまう。だが、そこはあくまでもコメディ系サスペンス、固いことを言うのはヤボというものだ。個人的には初の映画版ということで、毒舌度数をアップしてほしかったところだが、「お嬢様、今回の事件の真相、皆目、見当もつきません」と影山がまさかのギブアップ宣言をするセリフこそ最大の毒舌なのかもしれない。レギュラーメンバーに加え、宮沢りえ、中村雅俊、桜庭ななみなど豪華ゲスト俳優の出演で楽しい1本になった。
【55点】
(原題「謎解きはディナーのあとで」)
(日本/土方政人監督/櫻井翔、北川景子、椎名桔平、他)
(毒舌度:★★★☆☆)
チケットぴあ

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