キック・アス ジャスティス・フォーエバー [Blu-ray]
コスプレ姿で戦う高校生と美少女暗殺者がコンビを組んで巨悪と戦うアクション映画の続編「キック・アス ジャスティス・フォーエバー」。あまりに血生臭くてドン引き。

キック・アスことデイヴとヒット・バールことミンディは、ヒーローの姿を捨て、ごくごく平凡な学園生活を送っていた。しかし卒業を間近に控え将来に悩むデイヴは、元ギャングで運動家のスターズ・アンド・ストライプ大佐の呼びかけで、世界初のヒーロー軍団“ジャスティス・フォーエバー”を結成し、街の平和を守ることを決意する。一方、普通の女の子として生きようとするミンディは、ヒット・ガールを封印していた。そこに、キック・アスに復讐を誓うレッド・ミストがマザー・ファッカーと名前を変え、悪党軍団を引き連れて姿を現す…。

通販で買ったコスチュームに身を包んだへっぽこヒーローと、父親から戦闘技術を叩き込まれた少女が、覆面を付けて、巨悪と戦うという異色アクション「キック・アス」は、大ヒットを記録した。何の特殊能力もない等身大ヒーローが街の人気ものになる展開もさることながら、まだ幼い少女ヒット・ガールが、その可愛らしいルックスとは真逆の悪態とバイオレンスアクションで悪をなぎ倒すギャップが大反響を呼んだ。「キック・アス」は今や売れっ子のクロエ・グレース・モレッツの出世作なのである。というわけで続編が作られ、パワーアップして登場したのだが、これがなんともノレない作りだ。序盤に登場するチンピラ退治や、因縁深いマザー・ファッカーとのバトルでは、流血と残酷シーンで思わず目を覆いたくなるし、キック・アスの恋愛も中途半端だ。ヒーロー軍団、悪党軍団ともにおかしなキャラのオンパレードだが、シリアスなのかコミカルなのかはっきりせず、モヤモヤ感だけが残ってしまう。せっかく出てきたジム・ジャリーもパッとしない有様だ。前作の突き抜け感がまったく感じられず、不満だらけの続編だが、見所がないわけではない。少し大人っぽくなったモレッツと平行して、ヒット・ガールもまたちょっぴり大人に。ティーン・エイジャーならではの悩みや不安を描いて、女子力がUPしている。もっとも、いじわるな美女グループに強烈なしっぺ返しをする場面は、まぎれもなくヒット・ガール。やっぱりファンはヒット・ガールの鮮やかな活躍を見たいのだ。
【50点】
(原題「KICK-ASS 2」)
(イギリス/ジェフ・ワドロウ監督/アーロン・テイラー=ジョンソン、クリストファー・ミンツ=プラッセ、クロエ・グレース・モレッツ、他)
(突き抜け度:★☆☆☆☆)
チケットぴあ

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キック・アス/ジャスティス・フォーエバー@ぴあ映画生活