X-MEN:フューチャー&パスト 3枚組コレクターズ・エディション(初回生産限定) [Blu-ray]
未来と過去を舞台にX-MENたちの生存をかけた戦いを描くSFアクション「X-MEN フューチャー&パスト」。タイムトラベルもののタブーをこうまで堂々と破ってくるとは!

2023年。史上最強のバイオメカニカル・ロボット“センチネル”によって地球は破滅の危機を迎えていた。プロフェッサーXとマグニートは共闘し、1973年にウルヴァリンの“魂”を送り込むことで、未来に起こる危機の根源を絶とうする。タイムトラベルのダメージに耐え、50年前の自分の肉体に宿り、センチネル・プログラムの開発を阻止しようとするウルヴァリンだったが…。

マーベル・コミックの人気シリーズの最新作は、久し振りにブライアン・シンガーが監督を務める。ド派手なCGとアクションに目を奪われるこのシリーズのキモは、実はマイノリティの孤独と虐げられた者たちの怒り、そして自らの存在意義という実に悶々とした人間(ミュータントだが…)ドラマなのだ。本作では宿敵であるプロフェッサーXとマグニートが手を組むほどの危機が起こり、それを阻止するためにはミスティークことレイヴンのある行動を食い止める必要があるというサスペンスフルな設定である。ここで、治癒能力があるウルヴァリンが危険なタイムトラベルに挑むことになるが、過去にいる仲間たちとのやりとりは中々楽しい。なんといってもクイックシルバーの活躍が嬉しくなるが、過去と未来のプロフェッサーX(チャールズ)とマグニート(エリック)2人の複雑な関係性も興味深い。時は70年代でJFK暗殺やベトナム戦争の話題がチラリと出てくるが、せっかく過去に来たというのに、それらは深く語られず、時空を旅したウルヴァリンも実はさして活躍しないという、ある意味、意外な展開が待つ。何しろ、過去と未来のX-MENたちがオールスターよろしく総出演するので、どうしても駆け足になってしまうのだ。そもそもタイムトラベルもののお約束では「過去は変えてはいけない!」とあるのに、それを堂々と破ってくるのは、特殊能力を持つX-MENだからこそだろうか。こうなってくると、次回作の方向性が気になる。これが許されるのなら何でもアリなのだから。ともあれX-MENファンには見逃せない最新作であることは間違いない。
【65点】
(原題「X-MEN:DAYS OF FUTURE PAST」)
(アメリカ/ブライアン・シンガー監督/ヒュー・ジャックマン、ジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、他)
(サスペンス度:★★★★☆)
チケットぴあ

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