マレフィセント MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]
おとぎ話の悪役の視点で真実の愛を描く実写ファンタジー「マレフィセント」。アンジーの魅力で邪悪な妖精はいつしか慈愛の美女へ。

とある王国で待望のプリンセス、オーロラ姫が誕生し、盛大に祝賀パーティーが開催された。大勢の客が城にやってきて祝福する中、招かれざる客で、邪悪な妖精マレフィセントが現れ「王女は16歳の誕生日に永遠の眠りにつく」という恐ろしい呪いをかける。王によって森に隠されたオーロラ姫は、穏やかに美しく成長するが、なぜかマレフィセントはそんな姫をじっと見守っていた…。

おとぎ話や童話を新解釈するのは何も目新しいことではない。だが、ハリウッドのトップ女優アンジェリーナ・ジョリーが、ディズニーの名作「眠れる森の美女」の悪役を演じることで、本作は勝ったも同然の個性を持った。邪悪な妖精マレフィセントは、なぜオーロラ姫に呪いをかけたのか。そして呪いを解く真実の愛とは。この2つのテーマが、映画を現代的にしている。女性主導のストーリーや、真実の愛の答は、おどろくほど「アナと雪の女王」に似ているのだが、決定的に違うのは、生身の美女アンジーの存在感だ。尖った角、高い頬骨、漆黒の衣装と、恐ろしいいでたちなのに、とびきり強く美しいマレフィセントに、観客は魅了されるはず。さらには、オーロラ姫を陰で見守るマレフィセントの母性には、実子、養子を含めて6人の子供を育てる実生活のアンジーが重なって見えるだろう。無論ディズニー映画らしく、幻想的で美しいビジュアルは健在だ。終盤には激しいアクションも用意されていて、物語は怒涛のハッピーエンドへとなだれ込む。ラストはオーロラ姫のくったくのなさで、めでたし、めでたし、という展開だ。それにしても、「アナ雪」といい本作といい、目につくのは王子様の役立たずぶりである。昨今の女性は、出会ったばかりの白馬の王子様なんぞには何も期待していないということか。フェミニズム映画として鑑賞してみるのも一興だ。
【65点】
(原題「MALEFICENT」)
(アメリカ/ロバート・ストロンバーグ監督/アンジェリーナ・ジョリー、エル・ファニング、シャルト・コプリー、他)
(母性愛度:★★★★☆)
チケットぴあ

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