ベスワス映画2017年の総評と2018年の展望です。
その前に、昨年、鬼籍に入った主な映画人をここで少しご紹介して、ご冥福をお祈りします。

ジョン・ハート(俳優)、ビル・パクストン(俳優)、ロジャー・ムーア(俳優)
マーティン・ランドー(俳優)、サム・シェパード(俳優)、ジェリー・ルイス(俳優)
ハリー・ディーン・スタントン(俳優)、ジャン・ロシュフォール(俳優) 
ジャンヌ・モロー(女優)、ダニエル・ダリュー(女優)、
ジョナサン・デミ(監督)、ジョージ・A・ロメロ(監督)、トビー・フーパー(監督)
松方弘樹(俳優)、渡瀬恒彦(俳優)、鈴木清順(監督)、etc.

映画界の星たちがまた天国へ…。合掌。

◆2017年・映画界はこうでした

相変わらず、ハリウッドのヒーローものとシリーズものが強い印象でしたが、邦画では、人気コミックの実写映画化が目に付きました。大成功だったものもあれば、興収的に苦戦したものも。それでもこの流れは2018年も続きそうです。

映画ニュースとしては、ハリウッドの大物プロデューサーが発端となったセクハラ問題が大きなニュースになりました。もはや映画界だけでなく、音楽界、TV界、政界や経済界まで、とどまることを知りません。これは声をあげた人々の勇気ある行動あってこそ。それにしても残念すぎるニュースでした。それから宮崎駿監督のカムバック宣言。もはや恒例という気がしないでもない「やっぱり〜」感が漂ってましたが(汗)、ファンには嬉しいニュースですね。

個人的に気になったのは“映画の中で日本をよく見た”ことでしょうか。遠藤周作原作、マーティン・スコセッシ監督の「沈黙 サイレンス」は長崎が舞台で隠れキリシタンが題材。アンドリュー・ガーフィールドやアダム・ドライバーも良かったけど、日本人俳優、特に窪塚洋介さんが素晴らしかったです。何かとおさわがせなメル・ギブソンが監督した「ハクソー・リッジ」は、第二次世界大戦の沖縄の激戦を扱った戦争映画。共に宗教が大きなテーマでした。「ゴースト・イン・ザ・シェル」は、人気アニメ「攻殻機動隊」をハリウッドが実写映画化。アニメの「KUBO」も日本のおとぎ話だし、西部劇「マグニフィセント・セブン」は「荒野の七人」→黒澤明監督の「七人の侍」のリメイク。スクリーンの中で日本をたびたび発見した2017年でした。

2017年はサウンドトラックの当たり年と言われているだけあって、サントラが良かったことも印象に残ります。大ヒット・ミュージカル「美女と野獣」はもとより、懐かしい楽曲をフューチャーした「アトミック・ブロンド」「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス」「ベイビー・ドライバー」などの作品は、ノリノリの音楽が素敵で、映画の大きな魅力になっていました。そうそう「マイティ・ソー バトルロイヤル」では、レッド・ ツェッペリンの名曲「移民の歌(Immigrant Song)」がメイン・テーマになるという豪華さ!映画と音楽は、やっぱり不可分の関係ですね。

◆2018年・映画界はこうなるでしょう

2018年の傾向は、例によって、続編やシリーズもの、リメイク(リブート含む)の大作がズラリと勢ぞろいしています。ヒーローたちは今年も大忙しになりそう。

こんな作品たちが待機しています。

「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」「トゥームレイダー ファースト・ミッション」
「ブラック・パンサー」「デッドプール2」「インクレディブル・ファミリー」
「リメンバー・ミー」「ボス・ベイビー」etc.

さて、年が明けるとすぐに話題になるのがアカデミー賞です。
第90回アカデミー賞のノミネート発表は、1月24日(水)、授賞式は3月5日(月)。
(共に日本時間)
今回もバラエティに富んだ作品が並びそうで、楽しみですね。

作品賞として下馬評が高い作品を少しだけ紹介します。

「スリー・ビルボード」(ゴールデングローブ作品賞 ドラマ部門受賞作)
「ペンタゴン・ペーパーズ」「シェイプ・オブ・ウォーター」
「君の名前で僕を呼んで」「ウィンストン・チャーチル」
「レディ・バード」(ゴールデングローブ作品/ コメディ・ミュージカル部門受賞作)
「The Florida Project(原題)」「I,Tonya(原題)」
日本で既に公開しているものでは、「ダンケルク」「ゲット・アウト」など。

まだ日本で公開されていない作品が多いので、予想は難しいかもしれませんが、映画界最大のお祭りなので、目が離せません。予習のつもりで注目しておいてくださいね。日本人や日本映画もなんらかの形でからんでくれると嬉しいです。

さて、明日からは、当ブログ通常の新作映画評がスタート。
今年からは、毎日更新ではなくなります。といっても週に、4〜6日は更新する予定。あまりに、見所が乏しい作品や、アイドル映画などは、レビューは割愛します(見所があると感じた映画は例外)。あ、超繁忙期(公私共)はちょっと更新をサボるかも…。

2018年も体力が続くかぎり、映画を見ます。
皆さん、こんな私にどうぞお付き合いください!


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