ジンガ GINGA
ジンガ The soul of brasilian football
世界に名をはせるブラジリアン・フットボールの魅力を余すことなく伝える、オムニバス形式のユニークなドキュメンタリーである。現在、プロとして活躍するロビーニョをはじめ、有名サッカー関係者も多く出演するが、魅力的なのは、さまざまな環境でサッカーを愛する無名のブラジル人男女たちの生き生きとした表情だ。実際、どうやっているのが分からないような神業のようなプレーをするブラジル人選手たち。彼らは毎日ボールと触れ合い、遊び、フットボールと一体化するように生きている。
ジンガ(GINGA)とは、狭義ではフットボールにおけるフェイント時の足さばき、あるいはカポエイラ(ブラジルの格闘技)の基本動作を言う。広義では、ブラジル人特有のしなやかでリズム感のある身体性を意識させ、心の拠り所としての象徴となっている言葉だ。
セレソン(ブラジル代表の意)を見て分かるように、サッカー王国ブラジルの選手の裾野は実に幅広い。彼らがとことんサッカーを愛しているのは言うまでもないが、ジンガを理解することで、ブラジルのフットボールの真髄を描こうとしたこのドキュメンタリーは非常に興味深い。プロデューサーは「シティ・オブ・ゴッド」のフェルナンド・メイレレスが担当している。
(2005年/ブラジル/ハンク・レヴィン、マルセロ・マシャード、トシャ、アルヴェス共同監督/原題「Ginga - The Soul of Brasilian Football」) ←この記事が気に入ったら、ポチッとクリックしてもらえると嬉しいです\(^o^)/
フットボール・ファクトリー
フットボールファクトリー
イギリスのフットボールの悪しき代名詞で、暴力的行為に喜びを見出すサポーター“フーリガン”。そのフーリガンの生き様をバイオレンス描写満載で描く衝撃作。
サッカーの母国だけあって、イギリスのファンの熱気は一味違う。それぞれのチームのカラー、応援のスタイル、試合の勝ち負けとは違う部分に喜びを見出す鬱屈したファン心理など、プロリーグが誕生してほんのわずかの“にわかサッカー国”の日本にはとても理解しがたいものばかりだろう。それでもフットボールとチームを思う気持ちだけは共通だ。
出演は、ダニー・ダイア、フランク・ハーパーとあまり日本の映画ファンにはなじみがない俳優が並ぶ。半殺しの目にあい、警察につかまり、女房や恋人に愛想をつかされても「その意味はあった!」と高らかに宣言するラストは「一寸のフーリガンにも五分の魂」と言ったところか。
(2004年/イギリス/ニック・ラブ監督/原題「The Football Factory」) ←この記事が気に入ったら、ポチッとクリックしてもらえると嬉しいです\(^o^)/
ディディエ
ディディエ【字幕版】ある日突然、月の光を浴びたラブラドール犬が人間に変身!飼い主と預かり主の意向もあって、並外れた脚力を生かし、サッカーチームに入ってキーパーとして活躍するが…。
フランスの強豪チーム、パリ・サンジェルマンが全面協力。試合のシーンや実況中継も迫力だ。ゴールキーパーとして、ボールをセーブするのは、ごほうびがほしいため?!
主演と監督を兼ねた才人アラン・シャバ。モト犬なので、セリフは全くないが、表情だけで最高に笑わせる。楽しいオチもついてフランスで大ヒットした作品。エンディングのあとのタイトルロールの部分がまた可笑しい。
(1997年/フランス/アラン・シャバ監督/仏語原題「DIDIER」)
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アザー・ファイナル
カリブ海の火山国モントセラトと、ヒマラヤのブータン王国。両国とも試合に適さない気候だが、サッカーへの情熱は一流選手に劣らない。選手たちがサッカーを心から楽しむ姿が印象的。
2002年日韓W杯で予選落ちしたサッカー強国オランダから生まれた興味深い記録映画。清々しさや純粋さがサッカーという世界で最も愛されているスポーツの本来の姿を思い起こさせる。
(2002年/オランダ・日本/ヨハン・クレイマー監督/原題「THE OTHER FINAL: BHUTAN V.S. MONTSERRAT」)
Story
FIFAワールドカップ決勝戦が行われた2002年6月30日、アジアの別の場所で行われた“もうひとつの決勝戦”、最下位を決めるブータンVSモントセラトのを試合前から追ったドキュメンタリー映画。選手たちの情熱とピュア(詳細こちら
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)トラベラー
トラベラー/パンと裏通り試合が見たい一心で、親を騙し、友を裏切り、お金をかき集めて、テヘランのスタジアムへ向かう少年。初めて見る大都市でのとまどいと興奮で、すっかり舞い上がってしまう…。
イラン人のサッカー好きはかなりのもの。スタジアム周辺にはダフ屋もたくさんいて、法外な値段をふっかける。少年がサッカーの試合を見る場面はほとんどなく、チケットを入手するまでのくだりがおもしろい。
スタジアムの観客は全て男性。仲間で使っていた小さなゴールネットまで売り飛ばす心意気が凄い。少年ははたして夢にまでみたイラン代表の試合を見ることができるのか?それは映画を見て確かめて。
(1974年/イラン/アッバス・キアロスタミ監督/原題「Mossafer The Traveller」)
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ザ・カップ 夢のアンテナ
ザ・カップ?夢のアンテナ?ヒマラヤの山麓の仏教寺院。そこには厳しい修行と悠久の時が流れているが、サッカーが大好きな少年修行僧たちは、村にアンテナを立ててなんとかTVでワールドカップを観戦しようとする。
サッカー好きの少年僧が着ている黄色のタンクトップには、手書きで“ロナウド”の文字。みんなで見るW杯は98年仏大会で、仏vs伊をはじめ白熱したホンモノの試合が登場する。何しろ山奥のTVなので画面は白黒。
イタズラな少年僧の真剣さが伝わってくるが、仏教寺院の高僧のイキな計らいで嬉しいラスト。本物の僧院に撮影機材を持ち込んでの秘境ヒマラヤ・オールロケ。出演者も実際に修行中の僧侶たちという貴重な映画でもある。
(1999年/ブータン・オーストラリア/ケンツェ・ノルブ製作/原題「Phorpa/The Cup」)
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ゴールキーパーの不安
ゴールキーパーの不安ある試合でゴールキーパーはオフサイドもどきの微妙な判定のゴールを許してしまう。審判に抗議するも受け入れられずに退場処分に。憮然とした態度でフィールドを去るキーパーは、あてもなく街をさまよう…。
サッカーをする場面は冒頭だけ。街中をうろつくキーパーが、ナンパや殺人をする理由は“不安”だからか。確かにゴールキーパーはチームで唯一無二の、特別でデリケートなポジションではある。ナーバスになるのは当然?
ヴェンダースの初期の作品で、貴重な1本。映画制作当時は西ドイツサッカーの黄金期。それなのに、なぜこんなにネガティブな映画になってしまうのか。サッカー場面を期待して見ると拍子抜けするので注意。
(1972年/西ドイツ/ヴィム・ヴェンダース監督/独語原題「DIE ANGST DES TORMANNS BEIN ELFMERTER」)
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ミーン・マシーン
ミーン・マシーン刑務所の中で、囚人チームと看守チームがサッカーで対決。元イングランド代表キャプテンで、名選手の主人公は八百長をもちかけられて苦悩するが…。
主演のヴィニー・ジョーンズは元プロ・サッカー選手の俳優という変り種。どうりでリフティングする姿はサマになっていた。実は「ロンゲスト・ヤード」というアメフト映画をサッカーに置き換えてリメイクしたのが本作。
娯楽作だが、刑務所という設定のためか、ラフ・プレーが多くイングランドのサッカー・スタイルが誤解されてしまいそうなのがちょっと心配。サッカーは格闘技だが、美しい技に溢れたスポーツであることも知ってほしい。
(2001年/イギリス・アメリカ/バリー・スコルニック監督/原題「MEAN MACHINE」)
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勝利への脱出
勝利への脱出第二次世界大戦下のドイツ捕虜収容所で、独軍と、捕虜である連合軍のサッカーの試合が行われる。連合軍側はこれを機に脱出を試みるが…。
M.ケインが元英国のサッカー選手、キーパーはS.スタローンというムチャな設定のサッカーもの。特筆すべきは連合軍側の選手の一人としてあのペレが出演していること。演技は学芸会並でも、サッカーの技は超一流だ。
勝つことへのこだわりにサッカーの母国イングランドの誇りが見える。ドイツサッカーのゲルマン魂もまた良し。珍しくアメリカ映画でサッカーを描いた映画で、サッカーファンには有名な作品だ。
(1980年/アメリカ/ジョン・ヒューストン監督/原題「Escape to Victory」)
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マイ・ネーム・イズ・ジョー
My Name Is Joe / Movie元アルコール依存症のジョーは失業中。健康管理センターの職員セーラと恋に落ち、生きる喜びを見出すが、何かと面倒をみている甥のリアムが麻薬に手を出し、ヤクザのおどしで運び屋をやることになってしまう…。
ジョーは失業中の仲間を集めてヘタクソなサッカー・チームの監督をしている。チームはなぜか西独のユニフォームを着ているが、ある日、皆で揃いのユニフォームを盗む。強く見えるという理由で盗むユニはブラジルのもの。
スコットランドのグラスゴーが舞台。ローチの作品は概ね労働者階級の厳しい実態を描く社会派映画だ。もちろん本作も例外ではなく、立ち直ろうとする人々が袋小路に追い詰められる様をシビアに描いていく。
(1998年/イギリス/ケン・ローチ監督/原題「MY NAME IS JOE」)
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