映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評


【本音で語る新作映画レビュー】
シネマッシモでは、映画レビューはネタバレなしのヒントあり。映画を見る前と見た後と、2度読んで楽しめます。
映画評サイトもこのブログで4代目になりました。すべての映画好きを歓迎します!
(点数は100点が、★は5つが満点)
シネマッシモとは、シネマ(映画)とマッシモ(イタリア語でmax,最大)とを組み合わせた造語。
どうぞゆっくり楽しんでください \(^▽^)/

◎ 今週の気になる映画 ◎
「ワイルド・スピード ICEBREAKE」「無限の住人」「帝一の国」etc.

ひとりごと17

試写室だより 4月下旬

試写室だより大ヒット、ロケットスタートを切ってお祭り騒ぎ状態の「ワイルド・スピード ICE BREAK」。今までも、公道で大型金庫を引きずってみたり、飛行機からダイブしたりと、ありえないカーアクションで楽しませてくれましたが、今回はなんと潜水艦が登場!もう開いた口が塞がりません。これを上回らなきゃいけない次回作ではいったいどうなるの? 宇宙空間でカーアクションなんてこともあるかも(笑)。最初の「ワイスピ」はストリートレースを描いたB級臭プンプンの映画だったのに、まさかこれほどの大ヒットシリーズに成長しようとは…。毎回の豪華俳優追加で、もはやエクスペンダブルズ状態。次回作、いろんな意味で期待してます!

最近見た主な映画は以下。

「怪物はささやく」「夜に生きる」「パトリオット・デイ」
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」「22年目の告白」「昼顔」などなど。

GW(ゴールデンウィーク)、突入しました。ちょっとお天気が不安定なのが気になるけど、皆さん、楽しいお休みを過ごしてくださいね。シネマッシモも後半はちょっとだけGWモードで、更新をサボらせていただきます(笑)。改めて告知を出します〜♪


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パナヒ監督の挑戦は続く

ひとりごとイランの名匠ジャファル・パナヒ監督による快作「人生タクシー」が公開中です。2015年のベルリン映画祭で審査員長のダーレン・アロノフスキー監督は「この作品は映画へのラブレターだ」と絶賛しています。内容の面白さもさることながら、ジャファル・パナヒ監督が、イラン政府から20年間の映画製作禁止を命じられながら、その映画愛と反骨精神で映画を作り続けている事実にビックリします。

反体制的な創作活動(政府を批判する内容の作風、大統領選挙で改革派を支持etc.)が原因で、政府から「20年間映画を作ってはならない」との命令を受けたパナヒ監督は、最初は自宅軟禁状態だったようです。ここで普通は映画作りをあきらめるところですが、パナヒ監督は違いました。2011年の「これは映画ではない」(←このタイトルが最高!)は、自宅に軟禁された自分自身を素材にしたドキュメンタリー。そしてこの映画の映像の入ったUSBメモリーを、お菓子の箱に隠してカンヌ映画祭に応募したというからスゴイです。このエピソードの真偽は不明なのですが(監督だけが真実を知っている!)、これこそ映画にしてほしいと思ってしまいます。

その後も、あの手この手で“映画じゃないからいいでしょ?”と言わんばかりに、作品を作り続けているのですから、もうあきれるやら、可笑しいやら、尊敬するやら。いや、ホントにそのひらめきに頭が下がります。

創意工夫とユーモアに満ち溢れた良作「人生タクシー」を見ていると、才能がある映画人に限って言えば、ある種の規制があると、それがいい方向に作用する場合が確かにあると感じます。何が幸いするかわからないアート製作って、ほんとに“ナマモノ”なんだなぁ…とも思ったり。

それはさておき、映画は、なかなか見ることができないイラン社会の一般市民の日常生活が垣間見えて、実に興味深いです。タクシーの止め方とか、相乗りもフツーにOKとか、強気でしたたかなの乗客との会話とか、ほんとに見ていて飽きません。分かりやすくて派手なハリウッド大作もいいけれど、時にはこんなユニークな映画にも触れてほしい。難しい政治的メッセージはありません、表面的には(笑)。穏やかでコミカルで楽しい「人生タクシー」は、ベルリン国際映画祭の最高賞である金熊賞を受賞しています。映画を撮るのがダメなら、映画じゃないのように撮る。「そして人生は続く」ように、そして映画も続くのです。


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試写室だより 4月上旬

試写室だより昨日、4月14日、熊本で発生した地震から1年を迎えました。落ち着きを取り戻した地区や観光客が戻ってきている地域がある一方で、仮設住宅や道路整備など、復興への道がまだ遠い場所も。1日も早い復興を願うと同時に、亡くなった方々のご冥福を改めて祈ります。

最近見た主な映画は以下。

「スプリット」「ローガン」「パーソナル・ショッパー」「残像」
「ピーチガール」「家族はつらいよ2」「美しい星」「TAP」「花戦さ」などなど。

ランキング(興行成績)ですが、いや〜「SING/シング」、めっぽう強いですね〜。確かに楽しくて出来がいい映画だけど、4週連続1位とは w(゚o゚)w 私も、もう一度見たいので劇場に足を運ぼうかしらん…。あ、でも4/15はやっぱり「名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)」(劇場版第21作)が一番賑わいそう♪


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「T2」前に「トレインスポッティング」で予習を!

ひとりごと「T2 トレインスポッティング」が公開されるに当たり、久しぶりに「トレインスポッティング」を再見しました。
ウン、やっぱり面白い!

「トレインスポッティング」は、1996年製作のイギリス映画。スタイリッシュな映像と音楽で90年代を代表する青春映画のヒット作となりました。

トレインスポッティング [Blu-ray]
ユアン・マクレガー
角川書店
2011-11-25




それにしても、ユアン・マクレガーが若い!まさかこのジャンキーを演じたスキンヘッドの若者が、ハリウッド超大作「スター・ウォーズ」でオビ・ワン・ケノービを演じることになろうとは、夢にも思いませんでした。マクレガーは、イギリスでもハリウッドでもコンスタントに映画出演し、今や演技派として英国を代表する俳優です(ちなみに、もうすぐ公開の「美女と野獣」にも出演してます)。

そして今やオスカー監督のダニー・ボイル監督の感性の豊かさと鋭さに、改めて敬服です。90年代という、何だか輪郭がはっきりしない(?)時代の空気を、こんなにもポップに切り取った作品はなかなかお目にかかれません。オレンジ色を印象的に使ったメインポスターもおしゃれでした。映画関係だけでなく、女性誌も含めた雑誌で特集が沢山組まれ、サントラも大ヒットしましたっけ。

トレインスポッティング
サントラ
EMIミュージック・ジャパン
1996-05-22

←イギー・ポップ、ニュー・オーダー、アンダーワールドと聴きどころ満載


物語はといえば、不況にあえぐスコットランド・エジンバラでウダウダしているジャンキーの若者たちの日常生活を描くもの。彼らは、ヘロイン中毒、アルコール中毒、喧嘩中毒…と、もうどうしようもない奴らばかりで、犯罪といっても窃盗、詐欺、万引きといった小悪党レベル。ドラッグ断ちを決意し、何とかまっとうに生きていこうとしても、仲間と状況と運命(?)がそれを許さない。ハチャメチャな彼らの日常の中には、死という悲しみや刹那的な愛があって…。そんな彼らが選ぶ未来とは? といった内容です。英国の映画というと、何らかの形で階級闘争が必ず盛り込まれていますが、本作は、決してしめっぽくも説教臭くもないところが何よりも秀逸。社会の底辺で生きる若者たちの、陽気で悲惨という矛盾だらけの青春模様と、現実と幻覚の間にあるほとばしる生命力を、疾走感あふれる映像で活写しています。

初めてみたときはただファッショナブルな青春映画という印象しかなかったけれど、改めてみると、決してそれだけではありません。自分の未来は自分で選ぶ。たとえそれがどんな選択でも、それは自分が決めたこと。このテーマは今見ても普遍的でブレてません。

「T2  トレインスポッティング」は、単体で見ても楽しめる作品ですが、やはりここは前作「トレインスポッティング」を予習してから見てほしい。名作です、是非!


トレインスポッティング〔新版〕 (ハヤカワ文庫NV)
アーヴィン・ウェルシュ
早川書房
2015-08-21

←原作はこちら。ブッカー賞を受賞してます。


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試写室だより 3月下旬

試写室だより今年のアカデミー賞で前代未聞の作品賞誤発表を引き起こした、会計コンサルティング会社プライスウォーターハウスクーパース(PwC)。アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーは、今後もPwCと継続して仕事するそうです。まぁ、会計士の2人は出入禁止にはなるものの、大枠は変わらないということですね。一応、舞台袖で働く会計士が式中はスマホ(携帯)を所持することは禁止になるだろうとのこと。なんか、生ぬるいなぁ…。大人の事情ってやつでしょうか?ともあれ、二度とあんなアクシデントは起こらないようにしてほしいです。マジで心臓に悪いから(笑)。

最近見た主な映画は以下。

「カフェ・ソサエティ」「美女と野獣」「バーニング・オーシャン」「人生タクシー」
「無限の住人」「リライフ」「ちょっと今から仕事やめてくる」などなど。

2018ロシアワールドW杯アジア最終予選でタイに快勝したサッカー日本代表。取るべき人(香川、岡崎)が点をとったことや、注目の成長株(久保)が活躍したことは喜ばしい。川島のPKセーブの活躍で無失点で終わったのも良かったです。でも、でも…!あのディフェンスのマズさは何?!パスミスが多すぎます。改めて、遠藤の存在は大きかったんだと痛感しました。最終ラインを固めるためにも、ポスト遠藤が育ってくれることを期待します。

一方、ヨーロッパのW杯予選では、あのオランダが苦戦中。そういえば2002日韓W杯でも、オランダって予選落ちしてましたっけ…(;^_^A 欧州予選はほんとにシビアな闘いなんですよね〜。本番のW杯では、そんな欧州勢と戦うんだゾ、日本代表!今のうちに、守備の修正、お願いします!


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キングコングの歩みをおさらい

ひとりごと「キングコング 髑髏島の巨神」、大いに楽しみました。
興収も初登場4位と実写ではかなり健闘してるようです。
ジョーダン・ヴォート=ロバーツ監督の、長くて黒々としたあごひげをはやしたルックスは、どうみても新興宗教の教祖サマにしか見えないのですが、その怪しげな風貌も含めて(?)、大注目の若手監督です。

それはさておき、映画史上屈指の人気を誇る怪獣(モンスター)キャラのキングコングのことを、ちょっとだけおさらいしてみたいと思います。

キングコングは、巨大な猿人類のモンスター。
住んでいる場所はスカル・アイランド(髑髏島)。
アメリカ映画で最初に登場したのは1933年の「キング・コング」。エンパイア・ステート・ビルによじ登る姿が有名ですが、フェイ・レイ演じる美女アンの絶叫がこれまた有名。この古い白黒映画によって、キングコングのイメージが定着したといっても過言ではありません。
キング・コング [DVD]
フェイ・レイ
ファーストトレーディング
2011-02-14

←特撮は稚拙だけど、独特の味わいがあって私は好きです(笑)


その後は、アニメや日本映画への出演(ライセンスを取得して作られているので、案外きちんとしています)などもあって、沢山のキングコング映画が作られています。
キングコング対ゴジラ 【60周年記念版】 [Blu-ray]
高島忠夫
東宝
2014-07-16

←冗談にしか見えない…でも、今後の展開を考えると要チェックかも。


実写版に絞っていくつか紹介すると、1976年の「キングコング」では、美女アンをオスカー女優のジェシカ・ラングが演じています。こちらでは世界貿易センター(ツインタワー)によじ登るコングの雄姿が見られます。映画の出来はいまひとつながら、美女アンが単なる絶叫ヒロインではなく、コングの優しさに気付いてコングと心を通わせるという設定は新鮮でした。
キングコング(1976) [DVD]
ジェフ・ブリッジス
ジェネオン・ユニバーサル
2012-04-13

←ツインタワーが映っているので、9.11同時多発テロのことを考えてしまいます。


その後のコングで目を引くのは、2005年のピーター・ジャクソン監督による「キング・コング」でしょう。こちらは1933年のオリジナル版を強くリスペクトする内容で、ストーリーもかなり共通しています。美女アン役はナオミ・ワッツ。ジャクソン監督得意のCGや特撮技術がふんだんに使用され、アカデミー賞では視覚効果賞をはじめ3部門を受賞しています。
キング・コング [Blu-ray]
ナオミ・ワッツ
ジェネオン・ユニバーサル
2012-04-13

←気合の入った特撮とCGは必見


ちなみに、1933年版と2005年版のタイトルは、キングとコングの間に中黒の「・」が入って「キング・コング」という表記です。

そして今回の「キングコング 髑髏島の巨神」。お祭り騒ぎ感は何といってもこれが一番ですね。全編クライマックスというキャッチもあながちはずれではないですし(笑)。しかも、この映画がこれから続くシリーズへの入り口になっているということが見逃せない部分です。エンドロールの後に、重要なシークエンスがあるので、絶対に席をたたずに最後まで見てくださいね!


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試写室だより 3月上旬

試写室だより3月は、決算(年度末)の月ということもあって、何かと多忙な人が多いんじゃないでしょうか。そんな時こそ映画鑑賞で気分転換を!オスカー関連の秀作も続々と封切られてます。ぜひ劇場でどうぞ〜♪

最近見た主な映画は以下。(少なっ!)

「レゴ バットマン」「光をくれた人」「ひるなかの流星」「ターシャ・テューダー」などなど。

実写版「東京喰種 トーキョーグール」ですが、予定通り7月29日公開と決定したようです。清水富美加さんの芸能界引退のニュースで、混乱(?)したので、ファンの方も心配だったことでしょう。まだ詳細はわからないのですが、ともあれ完成と公開を待ちましょう!



舞台『東京喰種トーキョーグール』 [DVD]
小越勇輝
TCエンタテインメント
2015-11-27



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試写室だより 2月下旬

試写室だより2月も今日でおしまい。暖かかったり、寒くなったりと安定しない気候でしたが、確実に春は近づいています (*^.^*) 

最近見た主な映画は以下。

「ライオン」「ムーンライト」「グレートウォール」「キングコング」「哭声」
「3月のライオン」「ひるね姫」「サクラダ リセット」などなど。

オスカー決定の余韻がまだ残ってますが、決定後の原稿執筆に追われてます(涙)。
昼間、速報も出しましたが、何と言っても“作品賞を間違える”という超・ウルトラ・ド級のハプニングに絶句。そういえば、オスカーノミネートでも、一瞬とはいえ、間違った情報(ノミネートされてない人の名前)を公式webサイトにUPしてしまうという失態がありましたっけ。…なんだか後味が悪いセレモニーになってしまいました。映画はどれも素晴らしかったというのに…!救いだったのは、「ラ・ラ・ランド」も「ムーンライト」も、両方の関係者が、互いをリスペクトして、大人の対応で乗り切ってくれたことです。とりあえず、主催者側には猛省を促したいです(--;)


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オスカー、決まりました 2017

ひとりごと2017年度 第89回アカデミー賞が、日本時間の2/27に決定しました。
主要部門の受賞結果は以下。

作品賞:「ムーンライト」
監督賞:デイミアン・チャゼル「ラ・ラ・ランド」

主演男優賞:ケイシー・アフレック「マンチェスター・バイ・ザ・シー」
主演女優賞:エマ・ストーン「ラ・ラ・ランド」
助演男優賞:マハーシャラ・アリ「ムーンライト」
助演女優賞:ヴィオラ・デイビス「フェンス」

外国語映画賞:「セールスマン」(イラン)
長編アニメーション賞:「ズートピア」
長編ドキュメンタリー賞:「O.J.:メイド・イン・アメリカ(原題)」←上映時間7時間!!

作品賞は、今年は8作品がノミネート。
そんな中、最優秀作品賞を受賞したのは、「ムーンライト」。

日本関係では、ジブリが製作した長編アニメーション賞に「レッド・タートル」がノミネートされましたが、残念ながら受賞はなりませんでした。受賞したのは「ズートピア」。やっぱりディズニー強し!です。

大本命の「ラ・ラ・ランド」は、美術賞、撮影賞、作曲賞、主題歌賞(City of Stars)、監督賞、主演女優賞の6部門受賞。見事な結果でした。デイミアン・チャゼル監督は32歳で、最年少受賞です!

人種問題や反トランプのスピーチなど、さまざまな懸念が予想されたオスカーでしたが、作品賞を間違えて発表してしまうという、ビックリ仰天の事態が起こりました。マジですか?!前代未聞!「ラ・ラ・ランド」関係者には、あまりにも可哀そう。…色々な意味で、何が起きるのかわからないのがアカデミー賞。あ〜、びっくりした!!

アカデミー賞は映画界最大の祭典。
作品はこれから順次日本でも公開されます。楽しみに待ちましょう!
いかがでしょうか。順当?サプライズ?ぜひ感想をどうぞ。


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映画「バース・オブ・ネイション」のこと

ひとりごと今日は新作レビューはちょっとお休みして、お蔵入りした映画の話を少しだけ。

少し前の話になりますが、アメリカ映画「バース・オブ・ネイション(The Birth of a Nation)」を見る機会を得ました。

ストーリーは、1831年にバージニア州サウサンプトン郡で奴隷反乱を起こした、実在のアフリカ系アメリカ人ナット・ターナーを描いた秀作歴史ドラマです。タイトルはD.W.グリフィス監督の無声映画「國民の創生」の原題と同じで、皮肉を込めてつけられたとのこと。

サンダンス映画祭、トロント国際映画祭をはじめ、世界中で高い評価を得て、東京国際映画祭でも上映された力作でしたが、監督・制作・脚本・主演を兼任したネット・パーカーが、過去に起こした事件(レイプ疑惑)が浮上するというスキャンダルが発覚。全米では公開されたものの、興行成績は振るわず、日本での公開も中止に。

同じく黒人奴隷を扱った「それでも夜は明ける」などはアカデミー賞でも高く評価されましたが、今回のように、映画の内容と現実(事件の内容が真実であるかどうかは今だに謎ですが…)とのギャップがこうまであると、さすがに公開は難しかったのか…(悩)。

映画は、暴力シーンやレイプシーンなど、見ていてつらい場面が多いのですが、何かと人種問題や多様性について議論されている昨今、アメリカの知られざる負の歴史を垣間見る貴重、かつタイムリーな作品でした。仮に日本版のDVDが店頭に並んだら、ちょっとだけ思い出してみてください。

Birth Of A Nation [Blu-ray]
20th Century Fox

←北米版は鑑賞可能 2017.2現在

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新聞、雑誌、インターネットで、映画評、映画コラム、DVD紹介などを執筆。他にも、映画コメンテーターとしてラジオ出演、大学での公開講座や企業主催の映画セミナーなど、映画に関する幅広い仕事をこなしながら活動中です。
◆青山学院文学部史学科卒業。西洋史が専攻で、卒業論文はベネチア史。学んだことを生きている間に有効に活かせるのだろうか…と、かなり心配。
◆エトセトラ:
古今東西の映画をこよなく愛す、自他ともに認めるシネフィル(映画狂)です。時に苦言を呈すこともあるその映画批評の基本は、映画へのあふれる愛情と自負しています。どんなダメ映画でも必ずひとつはあるイイところを発見するのが得意技。大のサッカー好きで、欧州リーグからJリーグまでTPOに合わせて楽しんでます。
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