映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評


【本音で語る新作映画レビュー】
シネマッシモでは、映画レビューはネタバレなしのヒントあり。映画を見る前と見た後と、2度読んで楽しめます。
映画評サイトもこのブログで4代目になりました。すべての映画好きを歓迎します!
(点数は100点が、★は5つが満点)
シネマッシモとは、シネマ(映画)とマッシモ(イタリア語でmax,最大)とを組み合わせた造語。
どうぞゆっくり楽しんでください \(^▽^)/

◎ 今週末の公開映画から オススメの1本! ◎
チリ他合作映画「ナチュラルウーマン」

アーノルド・シュワルツェネッガー

マギー

マギー [Blu-ray]
感染するとゾンビ化する壊死性ウイルスが爆発的に流行する近未来のアメリカ。片田舎の町で暮らす16歳のマギーも感染し、社会から隔離された特別病棟に収容される。彼女の父ウェイドは、可能な限り娘を手元に置こうと隔離命令を拒否し、家に連れ帰る。しかしマギーの苦痛に満ちた変化は徐々に進行していき、ウェイドは苦しむ娘をなす術もなく見守るしかない。決断の時は迫っていたが…。

アクションスターのアーノルド・シュワルツェネッガーが主演するゾンビ映画「マギー」。おそらくほとんどの観客は、ゾンビと戦い、世界を救うヒーローのシュワを期待するだろうが、本作はいわゆるアクション映画ではない。ゾンビも登場するにはするが、戦いの場面はほとんどない。ではシュワはいったい何をしているのか?本作ではゾンビ化していく娘を見守ることしかできず苦悩し葛藤するシリアスな父親を、静かに熱演していて、演技に徹しているのだ。これはなかなか斬新である。マギーを演じるアビゲイル・ブレスリンは、名子役から、今、大人の女優へと変化する、難しい年齢だが、本作では安定の演技を見せていて、特殊メイクでの変化もサマになっている。ゾンビ映画は、根強い人気を誇るジャンルで、近年では、ホラーだけでなく、コメディー、恋愛、友情と、バラエティーに富んだ演出で楽しませてくれる。本作は親子愛とともに、ゾンビ化していく“死”と向きあう難病ものととらえていいだろう。ウン、これは新しい。とはいえ、ファンはやっぱり戦うアクションスターのシュワを求めているんだろうなぁ…。苦悩する父親の姿に、時に目頭が熱くなるが、やっぱり地味すぎて物足りなさが残る。
【50点】
(原題「MAGGIE」)
(アメリカ/ヘンリー・ホブソン監督/アーノルド・シュワルツェネッガー、アビゲイル・ブレスリン、ジョエリー・リチャードソン、他)
(アクション度:★☆☆☆☆)
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マギー@ぴあ映画生活

ターミネーター:新起動/ジェニシス

ターミネーター:新起動/ジェニシス [Blu-ray]
人類と機械の闘いを描いた名作SFをリブートした「ターミネーター:新起動/ジェニシス」。本作のサラは可愛いすぎてちょっとイメージが違うなぁ…。

2029年、人工知能の機械軍と人類抵抗軍が壮絶な戦いを繰り広げている世界。人類抵抗軍のリーダー、ジョン・コナーは、敵が母サラ・コナーを抹殺するために殺人マシーン“ターミネーター”を過去へと送り込んだことを知る。ジョンは母を守るため信頼する同志カイル・リースを1984年の過去へと送り込むが、そこでは、か弱いはずのサラはたくましい女戦士に、サラを抹殺するターミネーターT-800は、彼女を守る守護神として存在していた。過去と未来が書き換えらたことを知って驚くカイルだったが…。

SFアクション映画の金字塔である名作をリブートした本作は、J.キャメロンが監督した元祖「ターミネーター」に敬意を払いつつ、このシリーズのファンをのけぞらせるような爆弾を仕込んでいる。人類のリーダーを生む女性サラを抹殺するため過去にターミネーターを送り込むという設定が同じで思わず懐かしくなるが、サラの少女時代の出来事がきっかけで時間がリセットされ、過去も未来も書き換えられたという展開は、タイムスリップものならではの荒業だ。実際、こういう設定ならば話はどうにでもなるというもの。サラとカイル、T-800は、人工知能が再起動するのを防ぐべく再び未来へと向かうが、そこにはT-3000という最強の新型マシーンがいて、これに驚きの秘密が。ネタバレは避けるが、ファンの「えーっ、それってアリ?!」という叫びが聞こえそうだ。この設定を受け入れられれば、楽しめるだろうが、逆にガッカリさせるかも…という諸刃の刃である。それにしても本作は、真面目にやればやるほどおかし味がこみあげる妙な笑いがいっぱいだ。新旧のシュワ対決しかり、サラの守護神となったT-800が時間経過と共に老けるという設定しかり。きわめつけは、有名な決め台詞「アイル・ビー・バック」と言ってみても「はぁ?!」と返されてしまうこと。サラとT-800との擬似父娘関係は、感動というより、かけあい漫才に近い。個人的には、どこまでもクールだったターミネーターが好みなので、少々期待外れだったが、アクションの迫力は文句なしだし、何とかしてオリジナルを超えようとする心意気は評価したい。エンドロールの後に、ワンシーンがあるので、最後まで席をたたずに見ていこう。
【60点】
(原題「TERMINATOR:GENISYS」)
(アメリカ,/アラン・テイラー監督/アーノルド・シュワルツェネッガー、エミリア・クラーク、ジェイソン・クラーク、他)
(コミカル度:★★★☆☆)
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ターミネーター:新起動/ジェニシス@ぴあ映画生活

サボタージュ

サボタージュ [Blu-ray]
最強の麻薬取締局特殊部隊のメンバーが次々に消されていく謎を描くサスペンス・アクション「サボタージュ」。トラウマ持ちのシュワが新鮮だが、話に深みがない。

麻薬取締局の特殊部隊のリーダーで破壊屋の異名をとるジョンは、部下と共に麻薬カルテルのアジトへの奇襲を実行し、見事な作戦で制圧する。だが一味が隠していた1000万ドルが現場から忽然と消えてしまう。さらにそれ以降、部隊のメンバーがひとりまたひとりと惨殺されていく不可解な事件が発生。ジョンは地元の女性刑事と共に捜査に当たるが、犯人像もその目的も不明のままだった。ジョンが過去にかかわった犯罪の関係者が疑われるが、事件は思いもよらない展開を見せ始める…。

アーノルド・シュワルツェネッガーといえば、ハリウッドを代表するアクション俳優で、演じるのは問答無用のヒーローだった。だが本作で演じるキャラは、かなりダークである。最強の捜査官たちが犯罪組織の隠し金の一部を横領したりする悪徳もさることながら、過去に妻子が惨殺された事件が強烈なトラウマになっていて、今も主人公を苦しめているという設定は、シュワとしては珍しい役でちょっと新鮮だ。だが何しろ話にまとまりがない。消えた大金の行方、復讐、惨殺、チームの内部崩壊と疑心暗鬼。どれもが中途半場ではっきりしない。物語は、終盤に意外な展開を見せるが、なんでそういう行動に?!と首をかしげたくなる。しかも、そのタイミングで「金を取ったのは俺」って言われても。冒頭に主人公が見る拷問シーンや、敵とのバトルは、強烈なバイオレンス描写で、グロテスクと言ってもいいほど。サム・ワーシントンやテレンス・ハワードなど、キャストは悪くないのに、この残念な出来は何なんだ?!何ともB級臭い映画に仕上がってしまって、シュワの落日を思わせる哀愁が漂っていた。
【45点】
(原題「SABOTAGE」)
(アメリカ/デヴィッド・エアー監督/アーノルド・シュワルツェネッガー、サム・ワーシントン、テレンス・ハワード、他)
(B級映画度:★★★★☆)
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サボタージュ@ぴあ映画生活

大脱出

大脱出 [Blu-ray]
タンカー型監獄からの決死の脱獄とその裏に潜む意外な真相を描く「大脱出」。スタローンとシュワが初の本格共演で男臭さはマックス。

絶海に浮かぶタンカー型監獄は“墓場”の異名を取り、世界中の重犯罪者たちから恐れられていた。世界トップレベルのセキュリティーコンサルタントで脱獄のプロであるブレスリンは、何者かの手によって拉致された上、身に覚えのない罪でこの監獄に投獄される。ブレスリンは、自らが設計に携わったこの監獄から脱出することを決意するが、囚人たちのボスで謎めいた男ロットマイヤーが立ちはだかる…。

監獄もの、脱獄もの、囚人もの。少しずつテイストは違えども、このテの映画は映画草創期から作られ続ける人気ジャンルだ。閉ざされた空間を舞台にすることで濃いドラマが生まれ、クセ者揃いのキャラクターを配置してメリハリをつける。そして概ね無実の主人公がさまざまな困難の末に脱獄を成し遂げ自由を手にするカタルシスがたまらなく爽快。そんな脱獄映画にシルヴェスター・スタローンとアーノルド・シュワルツェネッガーという、還暦を過ぎた、かつての、いや現役のアクション・スターが挑戦し、無駄に熱い迫力を撒き散らせて熱演するのが本作なのだ。主人公ブレスリンが不信感を抱きながらも手を組むロットマイヤーとの駆け引きや共闘が見所となる。監獄映画のセオリー通り、冷酷な所長が登場するが、スタローンとシュワの前では何とも影が薄いのは、ご愛嬌だろうか。ガラス張りでシースルーの監房や、灼熱の懲罰隔離房、ケンカしたり密談したりとまるでステージのような広場など、タンカー型監獄の内部はなかなか凝っていて面白い。もっとも、自分が設計した監獄なのだから、もっとお手軽に脱獄ルートを知っているはずなのに…とツッコミを入れたくなるが、それはさておき。腕力自慢の二人が、顔が見えない看守たちのクセを覚えて計画を立てるなど、珍しく頭脳を駆使しているのがポイントだ。監獄はハイテクだが、それを運営するのはあくまでも人間ということ。根っこの部分がアナログなところがこの二人にフィットしている。「エクスペンタブルズ」では軽い共演だった二人が堂々のW主演ということからも分かるように、両方に華を持たせた、ガチンコ勝負は、老いてますます元気なスターたちの心意気を見るようだった。
【60点】
(原題「ESCAPE PLAN」)
(アメリカ/ミカエル・ハフストローム監督/シルヴェスター・スタローン、アーノルド・シュワルツェネッガー、ジム・カヴィーゼル、他)
(男臭さ度:★★★★☆)
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大脱出@ぴあ映画生活

ラストスタンド

ラストスタンド [Blu-ray]
アーノルド・シュワルツェネッガーの復帰作「ラストスタンド」は往年の西部劇を彷彿とさせるアクション活劇。内容が単純明快だからこそ大スター、シュワちゃんの魅力がより際立つ。

麻薬王コルテスが軍隊並みの装備を備えた仲間の助けを借りて脱獄し、メキシコを目指して逃走する。元ロス市警の敏腕刑事で、今は国境の小さな町の保安官をしているオーウェンズは、FBIからの電話で「凶悪犯罪者集団が町を通過する。手を出すな」と指示される。だが、オーウェンズは眠っていた闘志を呼び起こし、戦闘経験はないものの、オーウェンズを慕う4人とチームを結成。町の武器オタクから武器を調達し、「俺たちが“最後の砦(ラストスタンド)”だ!」と結束する。辺境の町を舞台に、最凶の麻薬王一味との前代未聞の大決戦が始まろうとしていた…。

シュワちゃんことアーノルド・シュワルツェネッガーが本格的に主演する作品は、「ターミネーター3」以来10年ぶりだ。その記念すべき復帰作は、西部劇を彷彿とさせるアクション映画。頼りにならないFBIやSWATを尻目に、田舎町の即席チームが見事な活躍を見せる娯楽作で、単純にスカッとする。もちろんシュワ演じる主人公は、一見のんびりとした初老の保安官だが実は凄腕という頼れるヒーロー。うじうじ悩んだり、やっつけられたりはせず、保安官としてのプライドと元敏腕刑事の経験や技で難敵を迎え撃つ。ハイテク武器を装備した凶悪集団に対し、骨董品の武器で戦う姿は、老いたりといえども「まだまだオレは負けないゾ!」との気合が聞こえるよう。「歳かな」という自虐的なセリフもユーモラスで、民間人も交えた仲間たちとの絆やチームワークも、ほのぼのとしていい感じだ。クライマックスには、ハリウッド・アクションお得意の無駄な殴り合いという“サービス”もあって、テッパンの作り。資金力も軍備力もある麻薬王が、いくら高速とはいえ、わざわざ車で国境を越えようとするという物語の矛盾に、ツッコミは不要だ。過去の主演作品では単独で戦う不死身のヒーロー役が多かったシュワちゃん。復帰作では、頼りないけど気のいい仲間を大切にする人間味あふれる主人公を好演している。銃を構えた決めポーズと有無を言わせぬ正義の鉄拳。シュワルツェネッガーのオーラは健在だ。
【65点】
(原題「THE LAST STAND」)
(アメリカ/キム・ジウン監督/アーノルド・シュワルツェネッガー、フォレスト・ウィッテカー、ジョニー・ノックスヴィル、他)
(完全復活度:★★★★☆)
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◆ペンネーム:渡まち子
◆映画ライター、映画評論家
◆こんなお仕事やってます:
新聞、雑誌、インターネットで、映画評、映画コラム、DVD紹介などを執筆。他にも、映画コメンテーターとしてラジオ出演、大学での公開講座や企業主催の映画セミナーなど、映画に関する幅広い仕事をこなしながら活動中です。
◆青山学院文学部史学科卒業。西洋史が専攻で、卒業論文はベネチア史。学んだことを生きている間に有効に活かせるのだろうか…と、かなり心配。
◆エトセトラ:
古今東西の映画をこよなく愛す、自他ともに認めるシネフィル(映画狂)です。時に苦言を呈すこともあるその映画批評の基本は、映画へのあふれる愛情と自負しています。どんなダメ映画でも必ずひとつはあるイイところを発見するのが得意技。大のサッカー好きで、欧州リーグからJリーグまでTPOに合わせて楽しんでます。
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