ヴァレリアン 千の惑星の救世主 《2枚組》【帯&解説付輸入盤国内仕様】
西暦2740年。連邦捜査官のヴァレリアンとローレリーヌは、宇宙の平和を守るため、銀河をパトロールしている。任務のひとつを終えた彼らは、あらゆる種族が共存するアルファ宇宙ステーションに戻るが、アルファで広がる放射線汚染を対処していた宇宙連邦司令官フィリットが突然謎の集団に連れ去られてしまう事件が発生。フィリットを護衛していた二人は後を追うが、やがて、この騒動の裏にある邪悪な陰謀を知ることになる…。

宇宙の平和を守るエージェントたちが、巨大な陰謀に立ち向かうSFアドベンチャー「ヴァレリアン 千の惑星の救世主」。原作は、フランスの人気漫画、いわゆるバンド・デシネだ。日本のマンガやアメリカのコミックにも影響を与えたバンド・デシネには熱狂的なファンが多い。本作の原作「ヴァレリアン」は、かの「スター・ウォーズ」にも影響を与えたというから、その人気、奥深さがうかがえる。ただし映画は、ライト感覚でポップなスペースオペラだから、気楽に楽しめる作りだ。

ヴァレリアンは、一流のエージェントだが、チャラいプレイボーイで、四六時中相棒の美女ローレリーヌをくどいている。一方のローレリーヌは、ヴァレリアンを相手にせず着実に任務をこなすクールビューティー。この美男美女コンビが痛快だ。多種多彩な種族が共存する惑星が舞台のため、ユニークなクリチャーたちの造形や、愉快なガジェット、謎めいた種族パール人の神秘的なヴィジュアルと美しい暮らしぶりなど、美的センスもいい。脇役まで何気に豪華キャストなのも驚きだ。このSF、製作費が膨れ上がり、結果、興行的には失敗したらしいが、お気楽なSFエンタテインメントと割り切れば、見所満載で飽きさせない。そもそもリュック・ベッソン監督という人は、肩ひじ張らない娯楽で人を楽しませる名人。そのベッソンの夢がつまった本作は、まるでおもちゃ箱のような楽しさに満ちている。ひとつだけツッコミを入れるなら、副題にある“ 千の惑星の救世主”はちょっとピントがズレているのでは? そんなトボけた味も含めて、何ともおちゃめな作品だ。
【60点】
(原題「VALERIAN AND THE CITY OF A THOUSAND PLANETS」)
(フランス/リュック・ベッソン監督/デイン・デハーン、カーラ・デルヴィーニュ、クライヴ・オーウェン、他)
(エンタメ度:★★★★★)


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