私だけのハッピー・エンディング [Blu-ray]
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ガンを宣告された30歳の女性が人生最後の恋をする「私だけのハッピー・エンディング」。難病ものにありがちな湿っぽさがないところがいい。
広告代理店に勤務する30歳のキャリアウーマンのマーリーは、自由きままな独身女性。陽気な性格で友人もたくさんいるが、本気の恋はお断りだ。すべてが順調だったある日、検診で、医師から突然“ガン”の宣告を受ける。ショックを受けながらも、いつもと変わらぬ態度で過ごそうとするマーリーだったが、ハレモノにさわるように接する友人の態度や、不仲な両親の存在にイライラがつのる。余命半年で死の恐怖におびえる中、マーリーは自暴自棄になるが、そんな自分を静かに受け止めてくれる主治医のジュリアンの存在が、いつしか彼女の心の支えになっていく…。
ひまわりのような笑顔のケイト・ハドソンが演じるヒロインのマーリーは、陽気で明るく、物事が深刻になってもユーモアでするりとかわす、そんなプラス思考の女性だ。だが、自信満々でポジティブな分、本当にシリアスな事態になった時は脆い。いつも明るいが、根っこの部分では、悲しい出来事に弱く、怖がりだ。マーリーは余命半年と言われて初めて、周囲をじっくり見ることになる。このあたりは実話をもとにした「50/50」とも共通していて、人は非常事態になって初めて、真の友人や、本当に大切なことが分かると教えてくれる。マーリーと恋に落ちる、主治医のジュリアンは、あまりにもいい人で都合がよすぎる気がしないでもないが、彼の誠実さがマーリーを素直にし、生きる意味を教えてくれるのだ。それに、この物語は一種のファンタジーでもある。その証拠に、マーリーにはある時期から“神”が見える。この神を演じているのがウーピー・ゴールドバーグ。本人が好きな姿として見えるのが神という設定が、なかなかしゃれている。マーリーは死ぬ前に3つの願いをかなえてもらうが、最後までとっておいた3つめはもちろん本物の愛。陽気なラストは、ケイトとウーピーのツーショットのおかげで、さわやかな余韻を残してくれた。
【50点】
(原題「A LITTLE BIT OF HEAVEN」)
(アメリカ/ニコール・カッセル監督/ケイト・ハドソン、ガエル・ガルシア・ベルナル、キャシー・ベイツ、他)
(ファンタジー度:★★★☆☆)
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