映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評


【本音で語る新作映画レビュー】
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◎ 今週末の公開映画から オススメの1本! ◎
英・仏合作映画「パディントン2」

キック・アス

キック・アス ジャスティス・フォーエバー

キック・アス ジャスティス・フォーエバー [Blu-ray]
コスプレ姿で戦う高校生と美少女暗殺者がコンビを組んで巨悪と戦うアクション映画の続編「キック・アス ジャスティス・フォーエバー」。あまりに血生臭くてドン引き。

キック・アスことデイヴとヒット・バールことミンディは、ヒーローの姿を捨て、ごくごく平凡な学園生活を送っていた。しかし卒業を間近に控え将来に悩むデイヴは、元ギャングで運動家のスターズ・アンド・ストライプ大佐の呼びかけで、世界初のヒーロー軍団“ジャスティス・フォーエバー”を結成し、街の平和を守ることを決意する。一方、普通の女の子として生きようとするミンディは、ヒット・ガールを封印していた。そこに、キック・アスに復讐を誓うレッド・ミストがマザー・ファッカーと名前を変え、悪党軍団を引き連れて姿を現す…。

通販で買ったコスチュームに身を包んだへっぽこヒーローと、父親から戦闘技術を叩き込まれた少女が、覆面を付けて、巨悪と戦うという異色アクション「キック・アス」は、大ヒットを記録した。何の特殊能力もない等身大ヒーローが街の人気ものになる展開もさることながら、まだ幼い少女ヒット・ガールが、その可愛らしいルックスとは真逆の悪態とバイオレンスアクションで悪をなぎ倒すギャップが大反響を呼んだ。「キック・アス」は今や売れっ子のクロエ・グレース・モレッツの出世作なのである。というわけで続編が作られ、パワーアップして登場したのだが、これがなんともノレない作りだ。序盤に登場するチンピラ退治や、因縁深いマザー・ファッカーとのバトルでは、流血と残酷シーンで思わず目を覆いたくなるし、キック・アスの恋愛も中途半端だ。ヒーロー軍団、悪党軍団ともにおかしなキャラのオンパレードだが、シリアスなのかコミカルなのかはっきりせず、モヤモヤ感だけが残ってしまう。せっかく出てきたジム・ジャリーもパッとしない有様だ。前作の突き抜け感がまったく感じられず、不満だらけの続編だが、見所がないわけではない。少し大人っぽくなったモレッツと平行して、ヒット・ガールもまたちょっぴり大人に。ティーン・エイジャーならではの悩みや不安を描いて、女子力がUPしている。もっとも、いじわるな美女グループに強烈なしっぺ返しをする場面は、まぎれもなくヒット・ガール。やっぱりファンはヒット・ガールの鮮やかな活躍を見たいのだ。
【50点】
(原題「KICK-ASS 2」)
(イギリス/ジェフ・ワドロウ監督/アーロン・テイラー=ジョンソン、クリストファー・ミンツ=プラッセ、クロエ・グレース・モレッツ、他)
(突き抜け度:★☆☆☆☆)
チケットぴあ

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キック・アス/ジャスティス・フォーエバー@ぴあ映画生活

キック・アス

キック・アス DVDキック・アス DVD
アメコミ愛全開のユニークな作品で、一見脱力系に見えるが、なかなかよく出来ている。ヒーローを生むということは、すなわち悪を生み出すことでもあるのだ。コミックオタクでヒーローに憧れる冴えない高校生デイヴは、ある日ネット通販で買ったコスチュームを着て、勝手にヒーロー気取りでパトロールする。偶然が重なり、りりしく戦っている姿がYouTubeにアップされ、謎のヒーロー“キック・アス”として大人気に。一方、マフィアのボスのダミーコは、子分を皆殺しにされたのをキック・アスの仕業と勘違いし報復を決意。しかし実は、父娘のヒーローである“ビッグ・ダディ”と“ヒット・ガール”という別の本物のヒーローが存在しており、過去の因縁からダミーコへの復讐のチャンスを狙っていたのだった…。

ダサすぎる緑の衣装に身を包んだへっぴりごしのヒーロー“キック・アス”ことデイヴには、特殊能力などないので、最初はあっさりとやられてしまう。だが瀕死の重傷が幸い(?)し、骨を金属化するというウルバリン状態になったおかげで、ボコボコにやられても痛みはまったくない身体に。かっこ悪いのは同じだが、やられてもやられても立ち上がるという設定はまさに不屈のヒーローだ。まぁ、中身は相変わらずのへたれ君のままなので、強いんだか弱いんだかビミョーではある。だが実はこのキック・アスは、ただの狂言回しに過ぎないのだ。この物語の本筋は、ビッグ・ダディとヒット・ガールの父娘が仕掛ける復讐劇にある。アメコミの大ファンを自認するニコラス・ケイジがビッグ・ダディを演じていて、復讐のために、まだ幼い娘を殺人マシーンに作り変えるというトンデモない父親を怪演。バットマン風のコスプレでハジケる様はハマりすぎて怖いくらいだ。同時に、ヒット・ガールを演じるクロエ・グレース・モレッツの凶暴な可愛さには、心底シビレた。これ、そうとうヤバくないか?と思っていたら、案の定、血で血を洗う戦いが始まった。オタク高校生のヒーローごっこが実は命懸けの復讐に利用されていくプロセスは、ハチャメチャながら、妙な説得力があり、凡百のヒーローものとは一線を画す面白さがある。マフィアの息子が金に物を言わせて作り出した偽りのヒーロー“レッド・ミスト”とキック・アスのツーショットは、行動を起こすことによってしかヒーローは生まれないと同時に、起こした行動が悪をも生み出すということを教えてくれる。大いなる力には大いなる責任が伴うとは、どこかで聞いたセリフだが、殺戮そのものを楽しむモンスターとも言えるヒット・ガールの存在が、ヒーローであることの複雑さを証明している。この映画、おバカなふりをしているが実は案外テーマは深いのだ。とはいえ、難しいことは考えず単純に“面白がる”ことも可能。なかなか上手い脚本で、スミにおけない映画である。
【75点】
(原題「Kick-Ass」)
(米・英/マシュー・ヴォーン監督/アーロン・ジョンソン、クロエ・グレース・モレッツ、ニコラス・ケイジ、他)
(個性派ヒーロー度:★★★★★)

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◆ペンネーム:渡まち子
◆映画ライター、映画評論家
◆こんなお仕事やってます:
新聞、雑誌、インターネットで、映画評、映画コラム、DVD紹介などを執筆。他にも、映画コメンテーターとしてラジオ出演、大学での公開講座や企業主催の映画セミナーなど、映画に関する幅広い仕事をこなしながら活動中です。
◆青山学院文学部史学科卒業。西洋史が専攻で、卒業論文はベネチア史。学んだことを生きている間に有効に活かせるのだろうか…と、かなり心配。
◆エトセトラ:
古今東西の映画をこよなく愛す、自他ともに認めるシネフィル(映画狂)です。時に苦言を呈すこともあるその映画批評の基本は、映画へのあふれる愛情と自負しています。どんなダメ映画でも必ずひとつはあるイイところを発見するのが得意技。大のサッカー好きで、欧州リーグからJリーグまでTPOに合わせて楽しんでます。
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