【初回限定生産】キッズ・オールライト オリジナルバージョン [DVD]【初回限定生産】キッズ・オールライト オリジナルバージョン [DVD]
少し風変わりな家族の間に起こる騒動をライト・タッチで描く佳作。小さな作品だが実力ある俳優を起用して、現代の新しい家族の形を説得力のあるものにしている。

LA郊外に暮らす18歳のジョニと15歳のレイザーは、レズビアンカップルの2人のママと仲良く暮らしている。ある日、ジョニは大学進学を機に、弟と共に自分たち姉弟の遺伝子上の父親ポールを訪ね、彼と親しくなる。そのことがそれぞれの母親ニックとジュールズにバレてしまったことから、家族間に異変が起き始める…。

一家を経済的に支える医師のニックは厳格すぎるし、不安定なガーデニング業を始めたジュールズはお気楽な独身男のポールと突発的に浮気する。この物語の大人たちは親というには欠点だらけなのだが、それでも確かな愛情で結ばれている。平凡な家族が“小さな波風”を経て、本当の愛情を確認しあい家族の絆を深めるストーリーは、同性愛カップルということを除けば、よくある話だ。だがこの小品の好感度は、作品全体を包むオプティミズムにある。精子提供者であるポールの登場は、ニックとジュールズに、心の底にたまっていた小さな不満や不安を吐露させることに。過ちや失敗は認めながらも自分をしっかりと主張することが、わだかまりを解消していく力になるのだろう。子育てを終えて本当のパートナーにもう一度なろうとするカップルが、これから未来を歩んでいく子供たちに対して喜びと寂しさが入り混じる感情を見せるラストが感動的だ。アネット・ベニングとジュリアン・ムーアという、上手いのに軽味も出せる名女優の組合せの妙が光った。原題を直訳すると「子供たちは大丈夫」ということになるが、この楽天主義がカリフォルニアの明るい太陽とフィットして、さわやかな後味を残してくれる。
【70点】
(原題「THE KIDS ARE ALL RIGHT」)
(アメリカ/リサ・チョロデンコ監督/アネット・ベニング 、ジュリアン・ムーア、マーク・ラファロ、他)
(家族愛度:★★★★☆)
チケットぴあ


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