映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評


【本音で語る新作映画レビュー】
シネマッシモでは、映画レビューはネタバレなしのヒントあり。映画を見る前と見た後と、2度読んで楽しめます。
映画評サイトもこのブログで4代目になりました。すべての映画好きを歓迎します!
(点数は100点が、★は5つが満点)
シネマッシモとは、シネマ(映画)とマッシモ(イタリア語でmax,最大)とを組み合わせた造語。
どうぞゆっくり楽しんでください \(^▽^)/

◎ 今週末の公開映画から オススメの1本! ◎
チリ他合作映画「ナチュラルウーマン」

クリステン・ウィグ

怪盗グルーのミニオン大脱走

怪盗グルーのミニオン大脱走 ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]
悪党を廃業し正義のために働くグルーは、怪盗バルタザールを逃したことで、妻のルーシーともども反悪党同盟をクビになってしまう。ミニオンたちから再び悪党になるように説得されるグルーだったが、それをきっぱりと断ったためミニオンたちは家を出て行ってしまう。そんなある日、見知らぬ男が現れ、グルーに双子の兄ドルーがいることを告げる。ドルーは大金持ちでフサフサの金髪だが、ワルの才能がないため、大悪党だった父親の意志を継ぎたいとグルーに悪の教えを懇願する。その頃、新しいボスを求めて街をさ迷っていたミニオンたちは、ひょんなことから刑務所送りに。グルーはバルタザールが盗んだダイヤを取り戻すため、ドルーにワルのレクチャーをしてダイヤを取り戻し、反悪党同盟に復帰する計画を思いつくが…。

怪盗グルーと謎の生命体ミニオンの活躍を描く人気アニメーション・シリーズの第3弾「怪盗グルーのミニオン大脱走」。今や正義の味方となったグルー、家族となった幼い3姉妹と妻という新しい家族に加えて、生き別れとなった双子の兄弟との再会、ワルを廃業したグルーに失望し家出したミニオンたち、そして80年代の栄光を生きる怪盗バルタザールという新しい悪党の登場。こう書くと、見所てんこもりで、にぎやかな内容に思えるが、ストーリーは意外性がなく、何とも物足りない。

そもそもワルだからこそ魅力があったグルーが正義の味方になってしまうという展開に、限界を感じるのだ。むしろ、いつの時代にも最強最悪のボスに仕えてきた、ミニオンたちの方が主人公にふさわしいシリーズになってしまっている。バナナに似たルックスに不思議な擬音の声で会話するミニオンは、今回は歌のオーディションに乱入して熱唱したあげく、不法侵入で逮捕されるという大ピンチ。それでもグルーとの絆が深い彼らは意外な活躍を披露し…と、ミニオンのファンとしては嬉しい活躍ぶりだ。80年代の人気子役バルタザールが自分を忘れた世間に復讐するというストーリーは、なかなかアイロニカルで、彼の80年代ファッションやダンス、音楽などが微苦笑を誘う。ただ色彩豊かな映像とスピード感あふれるアクションは健在。とりあえずミニオンファンにはおすすめだ。
【50点】
(原題「DESPICABLE ME 3」)
(アメリカ/カイル・バルダ、ピエール・コフィン監督/(声)スティーヴ・カレル、クリステン・ウィグ、トレイ・パーカー、他)
(カラフル度:★★★★☆)
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ゴーストバスターズ

ゴーストバスターズ(初回生産限定) [Blu-ray]
コロンビア大学の素粒子物理学博士のエリンは、過去に発表した幽霊研究本のせいで大学をクビになる。本の共同執筆者で科学者の旧友アビーを訪ねると、なぜか一緒に幽霊退治をするハメに。やがて二人は、武器の専門家で工学者のジリアン、NYの街を知り尽くすパティとともに、幽霊退治を行う会社・ゴーストバスターズを起業し、NYに現れたゴーストの退治を始める。だが、何者かの陰謀によってNYの地下に潜んでいたゴーストたちが大量に現れ、NYのみならず世界は絶体絶命の危機にさらされる…。

80年代に一世を風靡した大人気コメディーのリブート版「ゴーストバスターズ」。幽霊退治を行うゴーストバスターズの活躍という大筋は同じだが、メンバーを女性に変更したのが最大の見所だ。実はこの映画、主人公たちを女性にしたという理由で、オリジナルの熱狂的ファンから大ブーイングを受けていたのだが、蓋を開けてみると、フツーに、正しく、面白い。そもそも女性にしたというだけで文句を言う方が的外れというものだ。演じている役者も実力あるコメディー俳優で、オリジナルへのリスペクトもちゃんとある。さらには仲たがいしていた親友同士が友情を取り戻すというテッパンのストーリーで構成された、危なげない作りの作品なのだ。21世紀のリブートだからといって、過剰にハイテクには走っておらず、あのマーク、あの音楽、あのファッションで、りりしく幽霊退治を行うのが痛快。これならば旧作ファンも、今回初めてゴーストバスターズに触れるファンも一緒に楽しめるだろう。意外な掘り出し物は、オタク系の武器発明家ジリアンを演じるケイト・マッキノンのぶっ飛んだ演技だ。さらにはイケメンだが頭がヨワイ観賞用男子に扮したクリス・ヘムズワースのおバカっぷりもいい。リケジョ(理系女子)の痛快な活躍と、ワクワクするガジェット、あくまでもライト感覚のストーリーと、夏にぴったりの娯楽作に仕上がっている。エンドロールの映像、その後のワンシーンも楽しいので、最後まで席を立たずに見てほしい。
【70点】
(原題「GHOSTBUSTERS」)
(アメリカ/ポール・フェイグ監督/クリステン・ウィグ、メリッサ・マッカーシー、ケイト・マッキノン、他)
(女子力度:★★★★★)
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ゴーストバスターズ|映画情報のぴあ映画生活

LIFE!

LIFE!/ライフ 2枚組ブルーレイ&DVD (初回生産限定) [Blu-ray]
空想癖のある平凡な男が思いがけず冒険の旅に出るヒューマン・ドラマ「LIFE!」。一番の冒険は自分の可能性を知ることかもしれない。

雑誌「LIFE」の写真管理部で働くウォルターは、地味な仕事をコツコツとこなす真面目だが不器用な男。奥手の彼は同僚の女性シェリルに思いを伝えることもできない。そんな彼の唯一の特技は現実逃避のため空想をすることだった。ある日、廃刊が決まった「LIFE」の最終号の表紙に使う写真のネガがないことに気付いたウォルターは、ネガを持っているであろう著名な冒険家でカメラマンのショーンを探す旅に出る。NYで代わり映えのしない毎日を送っていたウォルターは、グリーンランド、アイスランド、ヒマラヤと、奇想天外な旅で、人生を変える体験を続けていく…。

原作はジェームズ・サーバーによる名短編小説で、かつてダニー・ケイ主演で「虹を掴む男」として映画化された。本作はそのリメイクだがかなり現代的になっている。地味で臆病な主人公が、冒険によって成長し、意中の女性をゲットする。ストーリーの骨格は、手垢がついたものなのだが、それでもこの映画は、何とも憎めない。暗くて狭いオフィスと北極圏のワイルドな風景との対比や、携帯さえ持たない伝説のカメラマンの手掛かりを探すミステリアスな展開、さらには空想の世界へとスイッチが入った時の主人公のヒーローぶりなど、演出には、細かな工夫とユーモアが仕込まれている。離陸するヘリコプターに飛び乗ったその瞬間こそ冒険のスタートだが、主人公は、荒れ狂う海に飛びこんだり、噴火する火山から逃げたりと、命懸けの体験を積み重ねて、自分自身を解放し、自らの可能性に気付く。ちょっと都合が良すぎる展開はあるものの、あきらめかけていた人生を見つめ直し、主人公の内面がポジティブに変化するプロセスは見ていて心地良い。ストーリーの端々に出てくる出会い系サイトの担当者とのやりとりが笑いを誘うが、彼とのからみにも上手いオチをつけている。旅や冒険は人を変える。だがこの物語の核心は、どんなに平凡でつまらないと思える人間にも、ちゃんと役割があって必要としてくれる誰かがいるという、日常に軸足を置いた真実なのだ。名優ショーン・ペンがついに登場する場面には心踊るが、ペン演じるカメラマンが表紙にと用意した写真の中身には静かな感動が用意されている。伝統ある雑誌がなくなりネット配信になる設定はインターネットでグローバル化した世界を象徴するが、パソコンの世界ではなく、自らの足で世界を見てほしいとのメッセージもまた、見逃せない。
【65点】
(原題「THE SECRET LIFE OF WALTER MITTY」)
(アメリカ/ベン・スティラー監督/ベン・スティラー、ショーン・ペン、クリステン・ウィグ、他)
(冒険度:★★★★☆)
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LIFE!@ぴあ映画生活

ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン

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花嫁介添人ってこんなに大変なのか!と驚く異色のおバカコメディ「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」。下品な笑いの向こう側に真実が垣間見える。

30代独身のアニーは、念願のケーキ屋を開くが、経営に失敗して借金を背負い、恋人には逃げられ、今はセックスフレンドがいるだけという、崖っぷち状態だ。心の拠り所は幼馴染の親友リリアンの存在だけだが、その彼女がついに結婚することに。ブライズメイド(花嫁介添人)たちのまとめ役“メイド・オブ・オナー”をまかされ、喜びと寂しさが入り混じる気持ちで頑張るアニーだった。だが、超豪華プランを提案するセレブの美女ヘレンをはじめ、クセありすぎのブライズメイドたちに囲まれ、アニーのプランはハプニングが続出。アニー自身も失態を演じ、ついにはリリアンとの友情までもが危機に瀕する。果たして、結婚式の、アニーの、ブライズメイドたちの運命は…。

おバカで下世話な笑いの中に熱い友情を描くコメディ映画は、男性版なら見慣れているが、女性バージョンは珍しい。しかもここまでやってくれるとは!下ネタや排泄ネタ、暴走や妄想混じりのイタいギャグと、まるで女性版「ハングオーバー」だ。そんな作品がアカデミー賞を賑わせたのは、全米で大ヒットしたこの映画が、アメリカン・おバカコメディの伝統を踏襲しながら、女性が手掛けた脚本ならではの本音と建前、女たちのライバル心や緊張感、さらに女同士にだって立派に成立する友情をしっかりと描いているから。笑わせ、そして泣かせてくれる、なかなかスミに置けないお話だ。ブライズメイド(花嫁介添人)とは、結婚式での花嫁介添だけでなく、式までの様々なパーティー、企画、準備をまかされる大役。特にアニーが仰せつかったまとめ役が、いかに大変な責務かは映画を見れば実感できる。人生にどん詰まり、現実にお疲れ気味のアニーは、時に自暴自棄になることはあっても、本当は心根の優しい女性だ。そんなアニーを愛するローズ巡査とのずっこけ混じりのロマンスには爆笑するが、ついつい応援してしまうのは、アニーになんとしても幸せになってほしいと切望してしまうからなのだ。主演のクリステン・ウィグは、日本での知名度は低いが、本国アメリカでは有名なコメディエンヌで、本作では自身の体験も踏まえて脚本も手掛けた才媛だ。劇中には多くのアドリブが生かされていて、そのためだろうか、会話が実にリアルである。嫉妬や自虐など、いろいろなやっかいな感情を抱えながらも、全力で幸せを目指す女性たちのパワーに拍手だ。
【65点】
(原題「Bridesmaids」)
(アメリカ/ポール・フェイグ監督/クリステン・ウィグ、マーヤ・ルドルフ、メリッサ・マッカーシー、他)
(お下劣度:★★★★☆)
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プロフィール
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◆ペンネーム:渡まち子
◆映画ライター、映画評論家
◆こんなお仕事やってます:
新聞、雑誌、インターネットで、映画評、映画コラム、DVD紹介などを執筆。他にも、映画コメンテーターとしてラジオ出演、大学での公開講座や企業主催の映画セミナーなど、映画に関する幅広い仕事をこなしながら活動中です。
◆青山学院文学部史学科卒業。西洋史が専攻で、卒業論文はベネチア史。学んだことを生きている間に有効に活かせるのだろうか…と、かなり心配。
◆エトセトラ:
古今東西の映画をこよなく愛す、自他ともに認めるシネフィル(映画狂)です。時に苦言を呈すこともあるその映画批評の基本は、映画へのあふれる愛情と自負しています。どんなダメ映画でも必ずひとつはあるイイところを発見するのが得意技。大のサッカー好きで、欧州リーグからJリーグまでTPOに合わせて楽しんでます。
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