映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評


【本音で語る新作映画レビュー】
シネマッシモでは、映画レビューはネタバレなしのヒントあり。映画を見る前と見た後と、2度読んで楽しめます。
映画評サイトもこのブログで4代目になりました。すべての映画好きを歓迎します!
(点数は100点が、★は5つが満点)
シネマッシモとは、シネマ(映画)とマッシモ(イタリア語でmax,最大)とを組み合わせた造語。
どうぞゆっくり楽しんでください \(^▽^)/

◎ 今週の気になる映画 ◎
「美しい星」「光をくれた人」「家族はつらいよ2」「光」etc.

クリス・プラット

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス オーサム・ミックス・VOL.2(オリジナル・サウンドトラック)
スター・ロードことピーターをリーダーとする落ちこぼれヒーロー軍団“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”は、宇宙の平和を守るために、今日もノリで奮闘中。小遣い稼ぎに引き受けた仕事でトラブルを起こした彼らは、黄金の惑星の無敵艦隊から総攻撃を受け、宇宙船ミラノ号は壊滅寸前になってしまう。間一髪のところで、ピーターの父親を名乗る謎の男エゴに助けられる。仲間からの忠告にも関わらず、ピーターは次第にエゴに魅了されていくが、その姿を目にしたチームの間には、亀裂が生じてしまうのだった。そこへピーターの育ての親ヨンドゥ率いる宇宙海賊の襲撃が始まる。さらに、銀河全体を脅かす恐るべき陰謀が交錯し、ピーターの出生の秘密と共に、チームの絆が試されることになるが…。

懐かしい70年代のヒット曲に乗って異色の落ちこぼれヒーローたちが大活躍するSF活劇の続編「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」。チームのメンバーは、リーダーのピーター、銀河一凶暴な毒舌アライグマのロケット、マッチョな巨漢ドラックス、セクシーなツンデレ暗殺者ガモーラなど、刑務所で偶然出会った宇宙のはみ出し者たちだ。彼らの絆はすでに前作で出来上がっているが、今回は、ピーターの父の登場で、SFではテッパンの父と息子のドラマが展開する。父親エゴ役で、神がかるカート・ラッセルもすごいが、育ての親ヨンドゥを演じる、ジェームズ・ガン作品常連のマイケル・ルーカーこそが、本作の影の主役だ。ヨンドゥの男気に思わず涙する人もいるだろう。永遠の思春期を生きるピーターは、生みの親と育ての親の間で苦悩し、葛藤するが、ノリはあくまでも軽い。そしてチームの秘密兵“木”のベビー・グルートが、超絶的にキュートで最高だ。本作は、おバカ映画のふりをしながら、ヒーローの資質を問い、欠点だらけの人間(動物も含む)の存在を全力で肯定するなど、なかなかスミに置けないメッセージを隠し持っている。もっとも、コ難しい理屈抜きにして単純に楽しめる点が何よりも魅力的だ。エンドロールまで、たっぷりと楽しんでほしい。
【70点】
(原題「GUARDIANS OF THE GALAXY VOL. 2」)
(アメリカ/ジェームズ・ガン監督/クリス・プラット、ゾーイ・サルダナ、ヴィン・ディーゼル、他)
(父子愛度:★★★★☆)
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パッセンジャー

Passengers (2016) - Blu-ray/UltraViolet
近未来。新たな居住地を目指す“人類移住プロジェクト”として、5000人の乗客(パッセンジャー)を乗せた豪華宇宙船アヴァロン号が地球を出発する。到着までの120年間を冬眠装置で眠るはずが、エンジニアのジムと作家のオーロラだけが予定よりも90年も早く目覚めてしまう。絶望と孤独の中、何とか生き延びようとする二人は、次第に惹かれあっていくが、予期せぬ困難が彼らの前に立ちはだかる…。

宇宙空間を舞台に目的地到着より前に目覚めてしまった男女の運命を描くSFアドベンチャー「パッセンジャー」。宇宙空間での孤独とサバイバルを描いた作品には「オデッセイ」や「月に囚われた男」などがあって、なかなかの秀作が多い。前2作がひとりぼっちだったのに対し、本作はふたりぼっち、しかも男女。当然生まれるのはロマンスということになる。物語は、最初に目覚めたジムの、ある行為と秘密が重大なキーポイントになっていて、命がけのサバイバルや壮絶な心理戦になってもおかしくない設定なのだが、見終わってみれば単なるラブ・ストーリーに仕上がっていて、ちょっと力が抜けた。だが、そんな内容でもほぼ強引に楽しませるのは、これが第一級のスター映画だからである。オスカー女優で売れっ子の美女ジェニファー・ローレンスと、どこか間が抜けたルックスながらナイスガイのクリス・プラットという旬の二人の共演は、華やかでスクリーン映えする。膨大な製作費のほとんどがこの二人のギャラだというのもあながち嘘ではなさそうだ。ツッコミどころの多いストーリーはあくまでも薄味だが、宇宙船内のクールで壮麗なデザイン、無重力プールやバーテンダー・ロボの役割など、そう遠くない未来の姿を思わせる設定が楽しかった。
【50点】
(原題「PASSENGERS」)
(アメリカ/モルテン・ティルドゥム監督/ジェニファー・ローレンス、クリス・プラット、マイケル・シーン、他)
(ラブストーリー度:★★★★★)
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マグニフィセント・セブン

マグニフィセント・セブン(初回生産限定)(2枚組) [Blu-ray]
ローズ・クリークの町の人々は、冷酷非道な実業家ボーグに支配され、絶望的な日々を送っていた。ボーグに夫を殺されたエマは、なけなしの金で賞金稼ぎのサムを雇う。サムは、ギャンブラーのジョシュをはじめ、スナイパー、暗殺者、流れ者など、腕に覚えのあるものを集める。集まった7人は最初は金で雇われた寄せ集め集団だったが、やがて町を守るための正義の戦いに身を投じるうちに、目的は金だけではなくなっていく…。

黒澤明監督の傑作「七人の侍」と、それをリメイクした秀作「荒野の七人」を原案とした西部劇「マグニフィセント・セブン」。腕の立つ7人の強者たちが町を守るという大筋は同じだが、オリジナルに敬意を払いつつも、随所に現代的な設定が施されている。7人を雇うのは勝気な未亡人で、彼女は「望むのは正義。復讐はその手段」ときっぱりと言い切る気丈な女性だ。リーダー的存在のサムは黒人で、集められるメンバーの人種も多様である。何といってもアクションがド派手だ。圧倒的な人数の敵に対し、拳銃、ナイフ、弓矢はもちろん、創意工夫を施した武器と戦法で応戦。ハリウッド映画名物の大爆発もちゃんと用意されている。だが、アクションの比重が増えた分、人間ドラマはやや薄味になった。村人(本作では町だが…)との交流や恋愛要素はあっさりとカットされているので、一人一人の背景が見えないのは少々残念。それでもアントワーン・フークア監督は、最後に変化球を用意している。凄腕の賞金稼ぎのサムには意外な思惑が。ここで、映画は「七人の侍」からセルジオ・レオーネ監督の「ウエスタン」へと一気に傾く。黒澤映画「用心棒」との因縁があるレオーネ。「ウエスタン」と「荒野の七人」の両方に出演したC.ブロンソン。無名時代、ブロンソン主演の「狼よさらば」にチョイ役で出ていたデンゼル・ワシントン。そして、デンゼル演じるサムが仕事を引き受けボーグを狙う本当の理由。すべてがつながっていて、映画の不思議な連鎖を感じてしまった。マグニフィセント(気高い、崇高な)とは少し違う色合いを帯びるので、複雑な余韻が残るのだが、ラストに鳴り響く「荒野の七人」のテーマソングを聞けば、そんなモヤモヤは一気に吹っ飛んでしまうはず。デンゼル・ワシントンとイーサン・ホークの「トレーニング・デイ」コンビや、いい意味での軽さがあるクリス・プラットは好演だし、イ・ビョンホンも存在感をきちんと示している。西部劇初心者にもおすすめのスター映画に仕上がった。
【65点】
(原題「THE MAGNIFICENT SEVEN」)
(アメリカ/アントワーン・フークア監督/デンゼル・ワシントン、クリス・プラット、イーサン・ホーク、他)
(リスペクト度:★★★★☆)
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ジュラシック・ワールド

ジュラシック・ワールド ブルーレイ&DVDセット [Blu-ray]
人気テーマパークで恐竜たちに襲われる恐怖を描くアクション・アドベンチャー「ジュラシック・ワールド」。シリーズ最新作だが、人間たちは何十年経っても愚かしい。

中米・コスタリカの島にある大人気の恐竜のテーマパーク、ジュラシック・ワールド。責任者として働くクレアは、パークの入場者数を増やすため、遺伝子操作によって新種の恐竜インドミナス・レックスを誕生させる。恐竜の飼育員で、恐竜行動学の専門家にして元軍人のオーウェンは危険だと警告するが、知能が高く凶暴なインドミナス・レックスは脱走し、人々を恐怖に陥れる…。

14年ぶりのシリーズ第4作の最新作は続編ではなくリブート作品。格段に進歩したVFXを駆使して描く血に飢えた肉食恐竜は、パークの永続的な入場者増加を目指して遺伝子操作で誕生した、商業主義の落とし子だ。過去作を知るファンは故ハモンド氏の銅像を見てノスタルジーを感じ、再び足を踏み入れるパークに不安を感じながらもワクワクしてしまうはず。過去のシリーズを未見のファンも、まったく問題ない作りなのでご安心を。何しろ、儲けたい経営者と自らの才能を誇示したい科学者のダブル愚行はすぐさまハイブリット恐竜の脱走という分かりやすい形でパニックを引き起こし、それから先は怒涛のサバイバル劇が繰り広げられる。人間描写は浅いし、展開はご都合主義なのだが、最新VFXで描かれる恐竜のビジュアルとバトルがすさまじく圧倒される。何と言ってもフツーに遊びに来ている一般観光客まで襲われてしまう展開は過去作にはないものだ。クリス・プラットとブライス・ダラス・ハワードの凸凹コンビによる掛け合いもまた楽しい。ほとんど新人に近いコリン・トレヴォロウにこの大作の監督が務まるのか?!と心配したが、意外なほど楽しめるアトラクション・ムービーに仕上がっている。
【70点】
(原題「JURASSIC WORLD」)
(アメリカ/コリン・トレヴォロウ監督/クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード、タイ・シンプキンス、他)
(パニック度:★★★★★)
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]
個性豊かなアウトサイダーたちが宇宙の危機を救う異色SFアクション「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」。こんなヒーロー映画を待っていた!

幼い時に何者かによって地球から誘拐されたピーター・クイルは、成長して、トレジャー・ハンターになっていた。ある時、パワーストーン“オーブ”を盗み出すが、無限の力を持つその石を狙う闇の存在から命を狙われたあげく、警察に逮捕される。銀河一危険な刑務所で出会ったのは、セクシーな暗殺者ガモーラ、復讐に生きる破壊王ドラックス、凶暴な賞金稼ぎのアライグマのロケットと、その相棒で樹木型ヒューマノイドのグルード。彼らは成り行きから、宇宙を守る“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(銀河の守護者たち)”を結成し、強大な闇の存在と戦うことになるのだが…。

異色のスペース・オペラである本作は、とかく暗い昨今のヒーロー映画とは真逆。「スター・ウォーズ」にも通じるユーモアと、抜群に立ったキャラ、さらには70年代のノスタルジーまで味わうことができる、稀有な痛快作だ。物語は、およそヒーローとは程遠いものたちが、正義や大義のためではなく、それぞれの事情から戦うハメになる過程で、自由を愛する共通の思いから強い絆で結ばれていくというもの。最新型のハイテク武器を駆使する主人公ピーターは、亡き母親の思い出がつまったカセットと旧式のウォークマンを愛用していて、70年代のヒット曲を愛聴しているところがポイントだ。登場人物はピーター以外は、アライグマや樹木などという異形のものばかりだし、基本的に地球とは無関係のこの冒険に、いつしか共感してしまうのは、カセットから流れる懐かしのBGMのおかげである。ならず者たちは、目的も価値観もバラバラなのだが、友情や正義や家族愛というストレートな感情は、ダメ人間(人間以外が大半だが)をいつのまにかヒーローにしてしまうのだ。ロケットとグルードの熱い友情に涙しつつ、ピーターとガモーラの淡いラブに期待しながら、誰もが望むハッピーエンドまで、アクションとドラマを存分に満喫できるのが嬉しい。マニア好みの小粒な小品のイメージのジェームズ・ガン監督がこれほどうまく大作をまとめるとは!どこか印象が薄いクリス・プラットがこれほどヒーローものの主役にハマるとは!いい意味で期待を裏切られた。どうやら続編も決定しているようだし、はみ出し者たちの冒険はまだまだ続きそうである。
【85点】
(原題「THE GUARDIANS OF THE GALAXY」)
(アメリカ/ジェームズ・ガン監督/クリス・プラット、ゾーイ・サルダナ、ブラッドリー・クーパー(声)、他)
(チームワーク度:★★★★☆)
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◆映画ライター、映画評論家
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新聞、雑誌、インターネットで、映画評、映画コラム、DVD紹介などを執筆。他にも、映画コメンテーターとしてラジオ出演、大学での公開講座や企業主催の映画セミナーなど、映画に関する幅広い仕事をこなしながら活動中です。
◆青山学院文学部史学科卒業。西洋史が専攻で、卒業論文はベネチア史。学んだことを生きている間に有効に活かせるのだろうか…と、かなり心配。
◆エトセトラ:
古今東西の映画をこよなく愛す、自他ともに認めるシネフィル(映画狂)です。時に苦言を呈すこともあるその映画批評の基本は、映画へのあふれる愛情と自負しています。どんなダメ映画でも必ずひとつはあるイイところを発見するのが得意技。大のサッカー好きで、欧州リーグからJリーグまでTPOに合わせて楽しんでます。
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