ヘラクレス 怪力ロング・バージョン ブルーレイ+DVDセット (2枚組) [Blu-ray]
ギリシャ神話の英雄を現代的に再構築したアクション・アドベンチャー「ヘラクレス」。ロック様の筋肉大会と化したコテコテB級活劇映画が意外と楽しい。

全能の神ゼウスと人間の間に生まれたヘラクレスは、数々の偉業を成し、伝説的な英雄になる。だが彼は、自分の子の命を奪った罪の意識に悩みながら、傭兵軍団を率いて仲間と共にギリシャ全土を彷徨っていた。そんな彼にトラキア王と彼の娘が、冷酷な敵から国を守ってほしいと懇願する。最初は高額な報酬が目当てだったが、次第にヘラクレスの中で正義が目覚める…。

本作公開直前に「ザ・ヘラクレス」というそっくりさんの映画が公開されてカブりまくりなのだが、それはさておき。半神半人の英雄ヘラクレスは12の偉業で有名だが、本作ではその偉業は前フリ的にさらりと語られるのみ。ハーフ・アンド・ハーフ(?)の存在だけに、ヘラクレスというのは何かとブレる英雄だ。彼の生涯の詳細はギリシャ神話を参照してもらうとして、わが子を殺したかもしれない罪で常に悩み、金目当ての仕事から正義感に目覚めるなどふれ幅も大きい。邪悪な敵に狙われるトラキア王コテュスやその娘にも実は秘密が。だが、そんなヒネリはこの際、どうでもよろしい。これはロック様ことドウェイン・ジョンソンの神々しいまでの筋肉バカ映画なのだから、それを存分に楽しむのが正しいお作法だ。ライオンのかぶりもので雄叫びをあげるヘラクレスの暑苦しいビジュアルや、昨今流行のスローモーションやCGをあえて控えめにして、ひたすらリアルな肉弾戦にフォーカスするのもロック様あってのこと。どこか80年代の「コナン・ザ・グレート」を思わせるノスタルジーや、確信犯的に大味なストーリーで押すところがブレッド・ラトナー監督らしい。プレス資料にある“本物のアクションは俺様一人で十分だ”があまりにストレートで思わず吹き出して笑った。
【50点】
(原題「HERCULES」)
(アメリカ/ブレット・ラトナー監督/ドウェイン・ジョンソン、イアン・マクシェーン、ルーファス・シーウェル、他)
(筋肉映画度:★★★★☆)
チケットぴあ

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ←ランキング参加中です!

人気ブログランキング←この記事が気に入ったらポチッとクリックお願いします(^o^)
ヘラクレス@ぴあ映画生活