映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評


【本音で語る新作映画レビュー】
シネマッシモでは、映画レビューはネタバレなしのヒントあり。映画を見る前と見た後と、2度読んで楽しめます。
映画評サイトもこのブログで4代目になりました。すべての映画好きを歓迎します!
(点数は100点が、★は5つが満点)
シネマッシモとは、シネマ(映画)とマッシモ(イタリア語でmax,最大)とを組み合わせた造語。
どうぞゆっくり楽しんでください \(^▽^)/

◎ 今週の気になる映画 ◎
「ジャスティス・リーグ」「火花」「ギフテッド」「光」etc.

ジェイソン・サダイキス

シンクロナイズドモンスター

Colossal - O.S.T.
憧れのNYで働いていた作家志望のグロリアは、失業して以来、酒浸りの怠惰な日々を送っていた。ついには同棲中の恋人ティムに愛想を尽かされて家を追い出され、生まれ故郷の田舎町に逃げ帰る。そこで再会した幼馴染のオスカーが経営するバーで働くことに。時を同じくして韓国のソウルに、突如、巨大怪獣が出現。そのニュース映像に世界が騒然とする中、グロリアは、怪獣が自分とまったく同じ動きをすることに気付く。舞い上がったグロリアは、怪獣を操り、世界をさらなる混乱に陥れる。だがそこに“新たなる存在”が立ちはだかることになる…。

ダメウーマンがなぜか遠いアジアに出現した巨大怪獣とシンクロしたことから巻き起こる騒動を描く異色コメディー「シンクロナイズドモンスター」。職なし、家なし、彼氏なし。おまけに酒浸りでぐうたら。そんなダメウーマンを演じるのはオスカー女優の美女アン・ハサウェイというところがまず笑える。米国の田舎町に住むヒロインとソウルの怪獣がどういうわけがシンクロするという設定はなるほど奇想天外なものだが、そこには自分という存在が図らずも他者を傷つけてしまった時、それを反省し正義に目覚めるか、あるいは鬱積したストレスを発散するかのように暴走してしまうのか、というなかなかシリアスな問題が横たわっているのだ。もちろん見て見ぬふりという日和見も選択肢なのだが、主人公グロリアは、この不条理に向き合うことで、自分自身を見つめることになる。一見、おバカ映画路線に見えるが、ベースは見慣れた成長物語なのだ。

スぺイン出身の監督ナチョ・ビガロンドは、怪獣映画が大好きだそうで、このヘンテコなファンタジーを実に楽しんで演出している。誰もがモンスターとシンクロできるわけではないが、正義に目覚めたダメウーマンのパワーをあなどってはいけない。オスカー女優が楽しげに演じる負け犬ヒロインは、あなたの中にもモンスターがひそんでいるかも?と問いかけている。珍作だが何とも憎めない1本だ。
【55点】
(原題「COLOSSAL」)
(アメリカ/ナチョ・ビガロンド監督/アン・ハサウェイ、ジェイソン・サダイキス、ダン・スティーヴンス 、他)
(ダメっぷり度:★★★★☆)
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なんちゃって家族

なんちゃって家族 ブルーレイ&DVDセット(初回限定生産)2枚組 [Blu-ray]
偽装家族が麻薬密輸を企てる爆笑コメディ「なんちゃって家族」。品位には欠けるが、思いがけず楽しめる。

デヴィッドはしがない麻薬密売人。だが商売道具のマリファナと金を奪われ、その穴埋めにメキシコから大量のブツを運ぶハメに。捕まらずに麻薬を運ぶ策として、家族旅行を装って密輸することを思いつく。元ストリッパーで同じアパートに住むローズ、童貞の青年ケニー、万引き常習犯でホームレスの娘ケイシーと、即席家族を形成し、大型のキャンピングカーでメキシコを目指すが…。

アメリカでは批評家からは酷評、でも全米大ヒット。このパターンは概ね面白い。なぜなら映画は大衆のためにあるのだから。偽家族のミラー一家は、麻薬を満載した特大のキャンピング・カーで家族旅行を装うが、もちろんその道中には数多くのトラブルが待ち構えている。麻薬密輸という不届きなストーリーに加えて、膨大な下ネタ、品位と倫理観に欠けるキャラクターたちと、とても褒められたもんじゃないのだが、孤独なものたちが集まったこの偽家族それぞれが、意外にも高感度が高いのだ。女性キャラは世慣れていて家族のピンチを絶妙に救うし、男性キャラはドジばかりだが純愛路線。基本的に皆、善人で、やがて本物の家族のようになっていく展開もお約束通りで楽しい。途中で話にからんでくる、健全なアメリカ人一家とのやりとりとその後の展開も、上手くストーリーに活かして、ラストは爽快なオチもある。ハズレが少ないとされるロード・ムービー仕立てにしたことも勝因だろう。おまけとして、40歳を超えてもなお美しいジェニファー・アニストンのパーフェクト・ボディが拝めるのも、ファンには嬉しいプレゼントだ。エンドロールまでしっかり楽しめるので、ぜひ最後まで席を立たずに見てほしい。それにしてもこの邦題はいただけないなぁ…。
【65点】
(原題「We're the Millers」)
(アメリカ/ローソン・マーシャル・サーバー監督/ジェニファー・アニストン、ジェイソン・サダイキス、エマ・ロバーツ、他)
(下ネタ度:★★★★☆)
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なんちゃって家族@ぴあ映画生活
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◆ペンネーム:渡まち子
◆映画ライター、映画評論家
◆こんなお仕事やってます:
新聞、雑誌、インターネットで、映画評、映画コラム、DVD紹介などを執筆。他にも、映画コメンテーターとしてラジオ出演、大学での公開講座や企業主催の映画セミナーなど、映画に関する幅広い仕事をこなしながら活動中です。
◆青山学院文学部史学科卒業。西洋史が専攻で、卒業論文はベネチア史。学んだことを生きている間に有効に活かせるのだろうか…と、かなり心配。
◆エトセトラ:
古今東西の映画をこよなく愛す、自他ともに認めるシネフィル(映画狂)です。時に苦言を呈すこともあるその映画批評の基本は、映画へのあふれる愛情と自負しています。どんなダメ映画でも必ずひとつはあるイイところを発見するのが得意技。大のサッカー好きで、欧州リーグからJリーグまでTPOに合わせて楽しんでます。
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