映画通信シネマッシモ


映画通信シネマッシモは、2018年4月をもって、終了しました。

ブログ終了にあたり、たくさんのあたたかいコメントをお寄せいただき、本当にありがとうございました。
皆さまの映画ライフに少しでもお役に立てたならこれほど嬉しいことはありません。
長い間のご愛顧に心より感謝いたします。

ジョシュ・ハッチャーソン

エスコバル 楽園の掟

エスコバル 楽園の掟 [Blu-ray]
南米コロンビアを訪れたカナダ人サーファーの青年ニックは、そこで美しい女性マリアと運命的に出会い、激しい恋に落ちる。やがてニックはマリアが敬愛する大切な叔父に紹介されるが、その叔父の名は、パブロ・エスコバル。彼は国会議員を務め民衆からの支持も厚い一方で、コロンビア最大の麻薬カルテルのボスでもあった。愛する姪マリアが連れてきた恋人ニックを、エスコバルは優しくファミリーに迎え入れるが、楽園のような彼の王国の恐ろしさに、ニック徐々に気付いていく…。

実在したコロンビアの麻薬王パブロ・エスコバルの光と影を描く犯罪ドラマ「エスコバル 楽園の掟」。国会議員を務め、慈善事業を行い、民衆からの支持も厚い富豪のエスコバルは、犯罪組織メデジン・カルテルの創始者であるコロンビアの麻薬王だ。本作では、架空の外国人青年の目を通して、エスコバルの矛盾や狂気を描いているのが上手い。何しろこの麻薬王、やることなすことビックリ行天で、刑務所を豪華ホテル並みに改装したり(その刑務所にやがて自分が意図的に収監され贅沢三昧)、アメリカの特殊部隊デルタ・フォースと本気で戦ったり(個人でアメリカ軍と闘うところがスゴイ)。そんな尋常ではない世界に放り込まれた、何も知らないお気楽な青年がどう変化するか、がポイントとなっている。それにしても80年代の話とはいえ、ニック青年は、コロンビアという国や、エスコバルのことをあまりに知らなすぎだ。勢いで結婚したとはいえ、相手のことはもう少し調べてからにすべきだろう…と思わずツッコミを入れてしまう。南米のゴッドファーザーともいえる人物エスコバルを演じるベニチオ・デル・トロの怪演…いや、狂演がすさまじい。俳優として「夜になるまえに」などに出演したアンドレア・ディ・ステファノの監督第1作目だが、監督としてもなかなかの力技を見せてくれた。
【55点】
(原題「Escobar:Paradise Lost」)
(フランス、スペイン、ベルギー、パナマ/アンドレア・ディ・ステファノ監督/ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ハッチャーソン、クラウディア・トレイザック、他)
(二面性度:★★★★☆)
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ハンガー・ゲーム2

ハンガー・ゲーム2 プレミアム・エディション(Blu-ray3枚、DVD2枚の5枚組)(初回限定生産)
大人気サバイバル・アクションシリーズ第2弾「ハンガー・ゲーム2」。歴代優勝者による生き残りゲームはより高度に進化している。

近未来。独裁国家パネムが毎年開催する少年少女たちが互いに殺しあう“ハンガー・ゲーム”で生き残った少女カットニスは、見せ掛けの恋人ピータと共に英雄として帰還する。彼女の奮闘は、虐げられた人々の希望となっていたが、それを懸念したスノー大統領は、歴代勝者結集の記念大会のハンガー・ゲームを開催することを決め、カットニス抹殺を計画する。再び死のサバイバル・ゲームに参加せざるを得なくなったカットニスだったが…。

スーザン・コリンズの人気小説を原作とする物語はアメリカ版「バトル・ロワイヤル」ともいうべき過激なサバイバルだが、映画はどうやら3部作(3作目は2部構成)になるようで、本作はその2作目に当たる。3部作の真ん中は通常テンションが下がるが、本作に関してはその傾向は見られない。むしろ、ヒロインのカットニスの救世主としての自覚や、さらに洗練されたサバイバルなど、そつのない作りで、シリーズ2作目をきっちりと盛り上げている。何しろ、今回の脚本は「フル・モンティ」や「スラムドッグ$ミリオネア」のサイモン・ビューフォイと、「リトル・ミス・サンシャイン」のマイケル・アーントという才人2人なのだから、内容が充実しているのも頷ける。前作で勝利した“炎の少女”ことカットニスは、決して望んで戦っているわけではないが、持てる技術をすべて出し切って戦う彼女の姿に、希望を失くして生きる人々は勇気付けられ、それはやがて国家に対する革命への動きとなる。歴代優勝者が集うチャンピオン大会では、誰と同盟を結び誰を倒すかの判断や、観察力、駆け引き、殺戮の創意工夫などすべてがハイレベルである。今回登場する謎の悪役フィリップ・シーモア・ホフマンの役割がラストに明かされ、本作がやがてくる革命の火蓋を切る役割を担っているのが分かるのだから、次回作への期待度もグンと上がるという仕掛けだ。今やオスカー女優で超売れっ子のジェニファー・ローレンスは、相変わらず達者な演技で、悩みながら戦うヒロインを熱演。この人はまだ若いがハリウッド大作からインディーズ作品まで縦横無尽に活躍し、作品ごとにまったく違うキャラになりきるからさすがだ。今、最も旬の若手女優がシリーズを力強く牽引しているのは間違いない。
【65点】
(原題「THE HUNGER GAMES: CATCHING FIRE」)
(アメリカ/フランシス・ローレンス監督/ジェニファー・ローレンス、ジョシュ・ハッチャーソン、リアム・ヘムズワース、他)
(サバイバル度:★★★★☆)
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ハンガー・ゲーム

ハンガー・ゲーム (2枚組)初回限定仕様: スペシャル・アウターケース付き [Blu-ray]ハンガー・ゲーム (2枚組)初回限定仕様: スペシャル・アウターケース付き [Blu-ray]
極限状態のゲームで生き抜く若者たちのサバイバルを描く「ハンガー・ゲーム」。無愛想だがりりしいヒロインがいい。

文明崩壊後のアメリカ。そこはパネムという名の独裁国家となり、首都キャピトルに住む一握りの富裕層が、首都の周りの12区に分かれて住む民衆を支配している。冷酷な政府は、毎年、各地区から12才から18才までの男女を選出し、森の中で互いを殺しあう“ハンガー・ゲーム”を開催していた。最後まで生き残った一人には、莫大な富が与えられる。プレイヤー選出の日、12区に住む少女カットニスは選ばれた幼い妹の身代わりを申し出る。壮絶なゲームの中、得意の弓矢と鋭い勘で、強豪プレイヤーを打ち倒していくカットニスだったが…。

原作はスーザン・コリンズの大ベストセラー小説。「バトル・ロワイヤル」にも似て、若者たちが互いを殺しあうサバイバル・ゲームは、次世代の若手スターを集め、細部まで作りこんだ世界観で、独特のエンタテインメント作品になっている。独裁者がハンガー・ゲームを催すのは、人々を抑圧するため。少年少女が殺しあうゲームの一部始終は娯楽として生中継され、ポイントが加算されればスポンサーが付き、戦いに有利な武器や知識が与えられるという設定は、ゲーム世代の若者たちにはなじみが深いものだ。ゲームに参加するまでのトレーニング期間が長く、導入部が少々モタつくのが惜しいが、ここで、コスプレやパフォーマンスなど、華やかな催しがあり、ビジュアルとしては面白い。ヒロインのカットニスは、無愛想で勝ち気だが、本当は家族思いの優しい少女だ。彼女がドレスアップすればその美しさにハッとするが、映画のほとんどは森の中での泥だらけのサバイバル。ここで、弓矢が得意で狩猟で家族を養ってきた彼女の知識と知恵が生きてくる。彼女の多彩な生き残り術と、ラストに待つ思いがけないルールとその顛末が見ものだ。故郷に残した恋人への思いを抱えながら、視聴者の人気を得るために、同じ区から選ばれた少年ピータと“悲劇的な恋人同士を演じる”苦悩があったりと、恋愛も一筋縄ではいかない。この映画が、アメリカで熱狂的に支持されたのは、ヒロインの反骨精神に深く共感するためだろう。若手演技派のジェニファー・ローレンスが、戦うヒロインを好演。弓を使ったアクションもさることながら、絶望的な状況から驚くべき生存本能を発揮する主人公の成長を、繊細な表情で表現して、女性の持つ強さを感じさせる。
【65点】
(原題「THE HUNGER GAMES」)
(アメリカ/ゲイリー・ロス監督/ジェニファー・ローレンス、ジョシュ・ハッチャーソン、リーアム・ヘムズワース、他)
(サバイバル度:★★★★★)
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センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島

【初回限定生産】センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島 Blu-ray & DVD(2枚組)【初回限定生産】センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島 Blu-ray & DVD(2枚組)
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大ヒットした前作よりさらにパワーアップした「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」。あのロック様の歌声が聴けるとは!

17歳になったショーンは、地図にない謎の島からの避難信号をキャッチする。その信号を、冒険家で行方不明のおじいちゃん・アレキサンダーからのものだと確信したショーンは、島をみつけるために南太平洋へと旅立つことに。やむなくショーンに付き合うことになった義父のハンク、唯一ガイドを引き受けてくれたヘリコプター操縦士ガバチョ、彼の娘のカイラニと共に“嵐の目”を通って、不思議な島へとたどり着く。その島こそ、かつてジュール・ヴェルヌが書いた“神秘の島”だった。だが、その島は水没する運命にあった。果たして彼らは島が海中に沈む前に脱出できるのか?!

巨大な昆虫や小さなゾウなど大小が逆転した生物、壮大なアトランティスの遺跡、黄金が流れる火山、強力な電気を発するサンダーうなぎ。ワクワクするような光景の中、冒険を繰り広げるこの作品は、まさにアトラクション・ムービーだ。大ヒットした前作は、ジュール・ヴェルヌの「地底旅行」をベースにしていたが、続編の本作は同じくヴェルヌの「神秘の島」がモチーフ。3Dで描く大冒険は、前作の数倍のスケールになっている。ショーン役のジョシュ・ハッチャーソンは続投だが、“ザ・ロック”ことドウェイン・ジョンソンや、ルイス・ガスマン、オスカー俳優のマイケル・ケインと、脇を固める俳優人はぐっと豪華になった。冒険を通して、主人公が成長し、反発していた義父との間に絆が生まれる展開も鉄板で、安心できる。ティーンエイジャーらしくちょっぴりロマンスも。だがやっぱり本作のメインは大冒険のワクワク感だ。メガみつばちに乗って一気に空を飛ぶシーンは、3Dの楽しさに満ちている。地図にない島にたどり着くのも奇跡なら、水没直前の島から、数百年前の潜水艦に乗って脱出するのもまた奇跡。94分という短さの中、お楽しみがてんこもりだ。しかも、ロック様がウクレレ片手に美声を披露する。歌うはルイ・アームストロングで有名な「この素晴らしき世界」の替え歌バージョン。これだけでも必見…、いや、必聴である。
【65点】
(原題「JOURNEY2:THE MYSTERIOUS ISLAND」)
(アメリカ/ブラッド・ペイトン監督/ジョシュ・ハッチャーソン、ドウェイン・ジョンソン、ルイス・ガスマン、他)
(ワクワク度:★★★★☆)
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センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島@ぴあ映画生活

センター・オブ・ジ・アース

センター・オブ・ジ・アース [DVD]センター・オブ・ジ・アース [DVD]
映画館にいながらテーマパークのアトラクションの迫力が味わえる冒険ファンタジー。地質学者のトレバーと甥のショーン、山岳ガイドのハンナの3人はアイスランドの洞窟から地底世界へ転落。そこは地球の中心部で、恐竜や食人植物などが生息する、恐ろしくも美しい世界だった。心を揺さぶる感動物語は望めないが、原作者ヴェルヌの創作世界を最先端デジタル技術で体感する喜びは大きい。3Dは、海中から怪魚が飛び出す場面で思わず身体を避けたほどリアル。加えて今回の3Dメガネは眼精疲労はほとんどない。後は観客への平等性の意味で、3D対応の劇場の増加が課題だ。
【65点】
(原題「JOURNEY TO THE CENTER OF THE EARTH 3D」)
(アメリカ/エリック・ブレヴィグ監督/ブレンダン・フレイザー、ジョシュ・ハッチャーソン、アニタ・ブリエム、他)
(楽しさ度:★★★★★)

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