映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評


【本音で語る新作映画レビュー】
シネマッシモでは、映画レビューはネタバレなしのヒントあり。映画を見る前と見た後と、2度読んで楽しめます。
映画評サイトもこのブログで4代目になりました。すべての映画好きを歓迎します!
(点数は100点が、★は5つが満点)
シネマッシモとは、シネマ(映画)とマッシモ(イタリア語でmax,最大)とを組み合わせた造語。
どうぞゆっくり楽しんでください \(^▽^)/

◎ 今週の気になる映画 ◎
「ジャスティス・リーグ」「火花」「ギフテッド」「光」etc.

スティーヴン・キング

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。

Ost: It
児童失踪事件が相次ぐ静かな田舎町。内気な少年ビルの弟も、大雨の日、道路に血痕を残して姿を消した。責任を感じて自分を責めるビルの前に、突然姿を現した“それ”を目撃して以来、ビルは恐怖に取りつかれてしまう。しかし“それ”を目撃したのは彼だけではなかった。ビルと秘密を共有することになった仲間たちは、力を合わせて“それ”に立ち向かうことを決意するが…。

子どもたちを狙う“それ”の恐怖を描くホラー映画「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」。原作はホラーの大家スティーブン・キングの小説で、田舎町に住む子どもたちの友情と冒険を描くことからホラー版「スタンド・バイ・ミー」の趣がある。実際、本作の恐怖“それ”は、子どもにしか見えず、心の闇が具現化したピエロ(の姿をした悪霊ペニーワイズ)は子どもしか狙わない。いじめの標的にされていたり、親から虐待を受けていたり、肉親を失っていたりと、何らかの心の傷から恐怖心を抱えた子どもだけが“それ”を見る。不気味なピエロは、大人にとっては何でもないものも恐怖の対象になる子ども時代特有の心理や弱みにつけ込み、子どもたちを捕食していくのだ。自分自身の深層心理とリンクした恐怖。これはかなり怖い。

一見のどかで平和な田舎町に潜む悪意や残虐性は、ホラー映画の定番だが、本作は、子どもが主人公だというのに、堂々のR15指定。排水溝から顔を出すトラウマ必至のペニーワイズの登場シーンのインパクトもさることながら、いじめや残酷シーンもかなりハードなもので、作り手の気合が伝わってくる。特に父から虐待を受けている少女ベバリーのシークエンスで登場する、血まみれの浴室のビジュアルは壮絶で息をのんだ。本作では、27年周期で現れる“それ”と闘う少年時代を描くが、壮年時代の闘いもまた映画化されるとのこと。力を合わせて恐怖に挑んだ負け犬のいじめられっ子、ルーザーズ・クラブのメンバーが、大人になってどう変化するのか、楽しみである。
【70点】
(原題「IT」)
(アメリカ/アンディ・ムスキエティ監督/ジェイデン・リーバハー、ビル・スカルスガルド、フィン・ウォルフハード、他)
(心の闇度:★★★★★)
チケットぴあ

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ←ランキング参加中です!

人気ブログランキング←この記事が気に入ったらポチッとクリックお願いします(^o^)

1408号室

1408号室 [DVD]1408号室 [DVD]
妄想系スリラーだが、自分の心の深淵を見る場所というテーマがスティーヴン・キングらしい。娘の死から立ち直れないオカルト作家のマイクは、NYのホテルを取材。客が次々に自殺を遂げることで有名な謎の1408号室に、支配人の警告を振り切って宿泊する。幽霊を信じないマイクだが、呪われた部屋は恐怖の超常現象で彼を襲う。忌まわしい場所になった理由が不明なことと、支配人の扱いが中途半端なのが気になるところ。だが、残酷描写を多用しない演出が洗練されている。特に、絵画が動き、そこから水が溢れる場面は、創意工夫に満ちたビジュアルで洒落ていた。
【65点】
(原題「1408」)
(アメリカ/ミカエル・ハフストローム監督/ジョン・キューザック、サミュエル・L、ジャクソン、他)
(流血度:★☆☆☆☆)

人気ブログランキング用バナー

←この記事が気に入ったら、ポチッとクリックしてもらえると嬉しいです\(^o^)/

ミスト

ミスト [DVD]ミスト [DVD]
通常、恐怖は黒で表すが、白い霧のビジュアルは新鮮だ。田舎町で不気味な霧が発生、その中に潜む謎の生物により人々が追いつめられていく。怖いのは霧の中の“何か”より、恐怖で常軌を逸する人間の方という設定は秀逸。だが狂気が主題なら怪物は不要だし、モンスター・パニックにしては印象が弱い。むろんホラーではない。原作者も絶賛の衝撃の結末が話題だが、はたしてそうだろうか?ダラボンらしくない後味の悪さが好きになれない。
【65点】
(原題「The Mist」)
(アメリカ/フランク・ダラボン監督/トーマス・ジェーン、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ローリー・ホールデン、他)
(サバイバル度:★★★★☆)

人気ブログランキング用バナー

←この記事が気に入ったら、ポチッとクリックしてもらえると嬉しいです\(^o^)/

シネマッシモにようこそ
◇ シネマッシモについて ◇

このブログが気に入ったら、ポチッとクリックお願いします♪
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ

映画レビュー用BRバナー
インフォメーション


映画ライター渡まち子が運営するセカンド・ブログ「映画の中に猫がいる」もよろしく!【猫目線】で語る映画評で、のんびり、まったり運営中です(笑)。 猫好きの方、映画好きの方、ぜひ遊びにきてください。相互リンクも募集中!
こちらからどうぞ!
おすすめ情報
作品検索はこちら
Google
WWW を検索
このブログ内を検索
コメント(承認済)
映画レビュー(長文)索引

    
    
    
    
    
    
    
  
    

A−Z
0−9
カテゴリ
お仕事受注
映画評やコラムの執筆、講演など、映画に関する仕事を承ります。連絡はメールでお気軽にどうぞ。

 メールはこちらから↓
cinemassimo555★jcom.home.ne.jp
(★を@に変更して下さい)

執筆やラジオ出演など、メールと電話で対応可能な場合は、全国から仕事を受注していますので、まずはお問合せください。
プロフィール
プロフィール more
◆ペンネーム:渡まち子
◆映画ライター、映画評論家
◆こんなお仕事やってます:
新聞、雑誌、インターネットで、映画評、映画コラム、DVD紹介などを執筆。他にも、映画コメンテーターとしてラジオ出演、大学での公開講座や企業主催の映画セミナーなど、映画に関する幅広い仕事をこなしながら活動中です。
◆青山学院文学部史学科卒業。西洋史が専攻で、卒業論文はベネチア史。学んだことを生きている間に有効に活かせるのだろうか…と、かなり心配。
◆エトセトラ:
古今東西の映画をこよなく愛す、自他ともに認めるシネフィル(映画狂)です。時に苦言を呈すこともあるその映画批評の基本は、映画へのあふれる愛情と自負しています。どんなダメ映画でも必ずひとつはあるイイところを発見するのが得意技。大のサッカー好きで、欧州リーグからJリーグまでTPOに合わせて楽しんでます。
おすすめ情報
おすすめ情報

おすすめ情報

楽天市場
おすすめ情報

Archives
相互リンクについて
相互リンクについて

  ↑ 必ずお読みください。
タグクラウド
  • ライブドアブログ