映画通信シネマッシモ


映画通信シネマッシモは、2018年4月をもって、終了しました。

ブログ終了にあたり、たくさんのあたたかいコメントをお寄せいただき、本当にありがとうございました。
皆さまの映画ライフに少しでもお役に立てたならこれほど嬉しいことはありません。
長い間のご愛顧に心より感謝いたします。

スティーヴン・キング

ダークタワー

Dark Tower / [Blu-ray] [Import]
巨大な暗黒の塔(ダークタワー)、魔術を操る黒衣の男、拳銃使いの戦士らが現れる悪夢に毎日うなされる少年ジェイクは、その夢を周囲の大人に訴えるが信じてもらえない。ある日、夢に出てくる中間世界と呼ばれる異界の入り口が、時空を超えて現実世界につながっている場所を発見する。中間世界へと導かれたジェイクは、世界のバランスを維持するタワーの守護者であるガンスリンガーのローランドと、タワーを破壊しようとする黒衣の男ウォルターの死闘に巻き込まれていく…。

孤独な少年が迷い込んだ異世界で世界のバランスを維持するタワーを巡る争いに巻き込まれるダーク・ファンタジー「ダークタワー」。原作はスティーブン・キングがライフワークだと語る全7冊にも及ぶ大長編小説だ。もっとも映画は、原作を大胆に翻案していて、最後の戦士ガンスリンガーがダークタワーを目指す長い長い物語は、不思議な能力を持つ孤独な少年のストーリーに変わっている。少年の成長物語というほどの変化はないし、わずか95分の上映時間から分かる通り、物語は駆け足で通り過ぎて、ゆっくり余韻にひたる時間もなく、壮大な世界観も伝わらない。原作ファンは相当ご立腹のようだ。まぁ、キング原作の映画化は原作ファンが満足することなどほとんどないそうなので、ある意味、問題なしとも言える。

それはさておき、手軽でスタイリッシュなガンアクション・ムービーを見ると割り切れば、そこそこ楽しめる作品だ。日常から異世界へ迷い込み、世界の危機を救う。手垢のついたストーリーだが、「マトリックス」を例に出すまでもなく、多次元世界ものはやはり興味深い。タワーを守る使命を背負ったガンスリンガー役のイドリス・エルバの、切れ味鋭いアクションとカリスマ性、威厳に満ちた存在感が最大の魅力だ。
【50点】
(原題「THE DARK TOWER」)
(アメリカ/ニコライ・アーセル監督/イドリス・エルバ、マシュー・マコノヒー、トム・テイラー、他)
(深み度:★☆☆☆☆)


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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。

Ost: It
児童失踪事件が相次ぐ静かな田舎町。内気な少年ビルの弟も、大雨の日、道路に血痕を残して姿を消した。責任を感じて自分を責めるビルの前に、突然姿を現した“それ”を目撃して以来、ビルは恐怖に取りつかれてしまう。しかし“それ”を目撃したのは彼だけではなかった。ビルと秘密を共有することになった仲間たちは、力を合わせて“それ”に立ち向かうことを決意するが…。

子どもたちを狙う“それ”の恐怖を描くホラー映画「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」。原作はホラーの大家スティーブン・キングの小説で、田舎町に住む子どもたちの友情と冒険を描くことからホラー版「スタンド・バイ・ミー」の趣がある。実際、本作の恐怖“それ”は、子どもにしか見えず、心の闇が具現化したピエロ(の姿をした悪霊ペニーワイズ)は子どもしか狙わない。いじめの標的にされていたり、親から虐待を受けていたり、肉親を失っていたりと、何らかの心の傷から恐怖心を抱えた子どもだけが“それ”を見る。不気味なピエロは、大人にとっては何でもないものも恐怖の対象になる子ども時代特有の心理や弱みにつけ込み、子どもたちを捕食していくのだ。自分自身の深層心理とリンクした恐怖。これはかなり怖い。

一見のどかで平和な田舎町に潜む悪意や残虐性は、ホラー映画の定番だが、本作は、子どもが主人公だというのに、堂々のR15指定。排水溝から顔を出すトラウマ必至のペニーワイズの登場シーンのインパクトもさることながら、いじめや残酷シーンもかなりハードなもので、作り手の気合が伝わってくる。特に父から虐待を受けている少女ベバリーのシークエンスで登場する、血まみれの浴室のビジュアルは壮絶で息をのんだ。本作では、27年周期で現れる“それ”と闘う少年時代を描くが、壮年時代の闘いもまた映画化されるとのこと。力を合わせて恐怖に挑んだ負け犬のいじめられっ子、ルーザーズ・クラブのメンバーが、大人になってどう変化するのか、楽しみである。
【70点】
(原題「IT」)
(アメリカ/アンディ・ムスキエティ監督/ジェイデン・リーバハー、ビル・スカルスガルド、フィン・ウォルフハード、他)
(心の闇度:★★★★★)
チケットぴあ

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1408号室

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妄想系スリラーだが、自分の心の深淵を見る場所というテーマがスティーヴン・キングらしい。娘の死から立ち直れないオカルト作家のマイクは、NYのホテルを取材。客が次々に自殺を遂げることで有名な謎の1408号室に、支配人の警告を振り切って宿泊する。幽霊を信じないマイクだが、呪われた部屋は恐怖の超常現象で彼を襲う。忌まわしい場所になった理由が不明なことと、支配人の扱いが中途半端なのが気になるところ。だが、残酷描写を多用しない演出が洗練されている。特に、絵画が動き、そこから水が溢れる場面は、創意工夫に満ちたビジュアルで洒落ていた。
【65点】
(原題「1408」)
(アメリカ/ミカエル・ハフストローム監督/ジョン・キューザック、サミュエル・L、ジャクソン、他)
(流血度:★☆☆☆☆)

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ミスト

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通常、恐怖は黒で表すが、白い霧のビジュアルは新鮮だ。田舎町で不気味な霧が発生、その中に潜む謎の生物により人々が追いつめられていく。怖いのは霧の中の“何か”より、恐怖で常軌を逸する人間の方という設定は秀逸。だが狂気が主題なら怪物は不要だし、モンスター・パニックにしては印象が弱い。むろんホラーではない。原作者も絶賛の衝撃の結末が話題だが、はたしてそうだろうか?ダラボンらしくない後味の悪さが好きになれない。
【65点】
(原題「The Mist」)
(アメリカ/フランク・ダラボン監督/トーマス・ジェーン、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ローリー・ホールデン、他)
(サバイバル度:★★★★☆)

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