映画通信シネマッシモ


映画通信シネマッシモは、2018年4月をもって、終了しました。

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長い間のご愛顧に心より感謝いたします。

チャウ・シンチー

西遊記 はじまりのはじまり

西遊記~はじまりのはじまり~とんでもねー!Ver [Blu-ray]
三蔵法師や孫悟空らが天竺へ旅立つ前の“エピソード・ゼロ”をオリジナリティたっぷりに描いた「西遊記 はじまりのはじまり」。才人チャウ・シンチーらしいベタなギャグがてんこもりで、日本文化への気配りもチラリ。

若き妖怪ハンターの玄奘は、得意技の“わらべ唄 三百首”で妖怪の善なる心を呼び覚まそうと奮闘するが、失敗ばかりしている。師匠から「おまえには何かが足りない。修行に励め」と諭され、旅に出るが、わらべ唄がまったく通用しない妖怪に襲われたところを、美しい女妖怪ハンターの段に救われる。その妖怪を倒せるのは、五指山に閉じ込められている孫悟空だけと知った玄奘は、五指山へと向かうのだが…。

おなじみの「西遊記」をモチーフに、チャウ・シンチーが監督業に専念した痛快な妖怪娯楽バトルエンタテインメントだ。若き三蔵法師を、ヘタレの妖怪ハンター・玄奘とした設定がまず楽しい。さらにオリジナルキャラで、強く美しい女妖怪ハンターがこのヘタレに恋してしまい、ほとんどストーカー状態で旅の相棒になるとは。演じるウェン・ジャンとスー・チーの突き抜けた演技も笑いを誘う。西遊記のキャラクターを意外な姿にしたのもアイデアものだ。チャウ・シンチーらしいところは、ベタなギャグの連打と、スピルバーグ愛全開で、VFXを駆使をする素直さだろう。冒頭の水の妖怪のシークエンスは、つかみとしては十分すぎるほど。物語の大筋は、玄奘の成長物語になっていて、大冒険の果てに仏教的悟りに達するという流れで、見事に三蔵法師へと昇華する。ハチャメチャなエンタメ映画に見せかけて、なかなか良心的な手腕だ。それにしてもこの映画で「Gメン’75」のテーマ曲を聴こうとは!玄奘の恋はやるせないものだが、ラストに揃ったメンバーで旅立つ天竺への冒険も、ぜひ見てみたい。
【65点】
(原題「JOURNEY TO THE WEST: CONQUERING THE DEMONS」)
(中国/チャウ・シンチー監督/ウェン・ジャン、スー・チー、ホワン・ボー、他)
(奇想天外度:★★★★☆)
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西遊記〜はじまりのはじまり〜@ぴあ映画生活

ミラクル7号

ミラクル7号
見る前はバカにしていたのに意外なほど感動でき、得した気分だ。超貧乏親子が繰り広げるシンチー版「E.T.」は、香港映画らしいインパクトのあるギャグ満載。1万人のオーディションで選ばれた主人公の少年を演じているのはなんと女の子でビックリ!緑の体の不思議な地球外生命体は、使えない宇宙犬ナナちゃん。力をふりしぼる表情とカンフーまがいのポーズに、思わず萌えた。シンチー作品らしさは、弱者への優しい視点にある。
【65点】
(原題「CJ7」)
(香港/チャウ・シンチー監督/シュー・チャオ、チャウ・シンチー、キティ・チャン、他)
(笑って泣ける度:★★★★☆)

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少林少女

少林少女 コレクターズ・エディション [DVD]少林少女 コレクターズ・エディション [DVD]
この映画の存在価値がどうしても分からない。柴咲コウのナマ足か?と本気で思いたくなるほどの超ダメ映画だ。物語は少林拳を広めて祖父の道場再建を願うヒロインが悪の組織と戦う活劇。アクションが低レベルなのはまだしも、ストーリーに説得力がまるでないのはいかがなものか。少林拳にもラクロスにも徹しきれない半端な作りもイタい。製作で参加したチャウ・シンチーが得意とするハジケたギャグで、おバカ映画的笑いを目指すべきだった。
【10点】
(英語原題「SHAOLIN GIRL」)
(日本・香港/本広克行監督/柴咲コウ、仲村トオル、キティ・チャン、他)
(情けなさ度:★★★★★ )

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少林サッカー

少林サッカー デラックス版 [DVD]少林サッカー デラックス版 [DVD]
◆プチレビュー◆
日韓W杯の年にぴったりの楽しい作品。おバカだが、おもしろい!

少林寺拳法を世界に広めることに情熱をかける青年シンは、かつての名サッカー選手ファンと出会い、その驚異的な脚力を生かして、サッカーを通じて少林拳を世に広めることを思いつく。シンは、かつて一緒に修行した仲間と共に、チームを結成し全国大会へ出場するが、そこには非情、かつ不死身のチームが待ち受けていた…。

少林寺拳法を世に広めるためにサッカーをするという不純な動機がまず、可笑しい。次に、少林拳とサッカーを組み合わせるという突飛な発想が斬新で、これまた笑える。この非現実を現実の映像にするのは、CGとワイヤーアクション。超人的なスピードで展開される非常識(!)なプレイの数々がスクリーン狭しと展開するのだ。そのくせ、冒頭のクレジットロールの部分は、高度なCGが当たり前のハイテク時代にいったいどこから探してきたのかと思うくらい平べったい稚拙なアニメで、それがまた妙に新鮮。映画を観る前から笑いがこみあげる。冒頭から、こんな形で観客をとりこにしてしまうとは。ブルース・リーを意識した音楽がまたイイ!

かつての名プレイヤーが罠により引退、不遇の日々を送るが、驚異的な脚力の青年とともに、少林拳法を取り入れた驚きのサッカーで、かつての仲間とともに、少林チームを結成。トーナメントを勝ち上がるが、サッカー界の黒幕率いる最強の敵デビルチームと対決する、というのが大筋。まんじゅう屋の女の子ムイは実は太極拳の使い手で、彼女とのほのかな恋のエピソードがちょっとしたスパイスとなってはいるものの、コテコテのギャグとともに進む話は、しろうとサンでも読める展開だ。何しろ試合の場面が凄いのと徹底した娯楽っぷりで、細かいことは無視して突き進む。

チャウ・シンチーが「ヘンな顔の人を集めるのに苦労した」というだけあって、登場人物のキャラクターがユニーク。どこからともなく流れるお経の中で、炎につつまれて覚醒し、瞳に燃えた炎のためか流れる雲がそうさせたのか、とんでもないプレーを次々に繰り広げる。彼らの荒唐無稽な技に思わず唖然。

今は、アイデアさえあればそれを全て形にできる時代。CGを駆使した妙技の数々は、有り得ないからこそ心底楽しい。ヴィッキー・チャオが披露する、太極拳式まんじゅう作りは抱腹絶倒だ。彼女が演じるムイは、最後は大変身するが、中国四千年のエステの技術に不可能はないようだ。

劇画チックな展開を思い切りデフォルメした映像の数々は、笑いを通り越して感動すら覚える。香港映画界の美人女優がなりふりかまわぬ姿で登場し、笑わせてくれた後はお待ちかねの少林チームとデビルチームの対決。子供でもわかる“悪いヤツ”役のデビルチームは、現代科学の粋を集めたトレーニングと筋肉増強剤で殆ど不死身。一人、また一人と倒れていく少林チームのメンバー。フィールドが血みどろの戦場と化し、少林チームが負けを覚悟したまさにそのとき、驚くべき人物がスタジアムに現れる。行けっ!少林チーム!ラストのカタルシスに向けて、炎のゴールを決めるのだぁ〜っ!

信じられないほどおバカなのに、胸のすくようなスポーツ・エンターティメント。香港映画ならではのベタな笑いも満載で、サッカーのルールなんか二の次三の次。ある意味、サッカーになってないおかげで、ルールを知らない人でも十分に楽しめるはずだ。熱いハートが勝利へ繋がる。夢と希望の超ド級エンターティメント。例え邪道といわれようと、お勧めしたい。こんなにハイレベルなコメディは、久しぶりだ。少林寺拳法とサッカーの融合?!香港発、空前絶後のスポーツ・コメディ。この痛快なサッカー映画で大いに笑おう!

□2001年 香港映画 原題「少林足球」
□監督:チャウ・シンチー
□出演:チャウ・シンチー、ヴィッキー・チャオ、カレン・モク、セシリア・チャン、他

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