映画通信シネマッシモ


映画通信シネマッシモは、2018年4月をもって、終了しました。

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テオ・ジェームズ

ダイバージェント FINAL

ダイバージェントFINAL [Blu-ray]
5つの派閥によって管理された社会がクーデターによって崩壊した近未来。シカゴの街は、新たな支配勢力によって巨大なフェンスで閉鎖されてしまう。どの派閥にも属さない異端者(ダイバージェント)のトリスは、恋人のテオら、仲間たちと共にフェンスの外の世界へ脱出することを決意。だがトリスらは、そこでダイバージェントにまつわる驚愕の真実と、ある組織が人類に対して行おうとしている恐ろしい陰謀を知ることになる…。

ベロニカ・ロスによるベストセラー小説を映画化したSFアクションシリーズの第3弾にして最終章「ダイバージェント FINAL」。人類が【無欲】【平和】【高潔】【勇敢】【博学】の5つの派閥に分類・管理される中、どの派閥にも属さない、危険な異端者(ダイバージェント)であるヒロインが、外の世界へ脱出し戦う様を描いていく。人間を何らかの基準で振り分ける傲慢、組織に属さないはみ出し者を切り捨てる非情、自分は何者かを問い続ける若者の成長、などを主要なテーマとした本シリーズの最終章は、外の世界もまた、決して安住の地ではない事実を突きつける。戦っても戦っても、他者を分類し支配しようとする人間の本質は変わらず、ヒロインの戦いに終わりはない。

遺伝子繁栄推進局という、名前からして怪しすぎる組織から母親のことや自分のことを知らされるトリスが、恋人テオの忠告に耳を貸さないことも解せないが、権力者に取り入ろうとするピーターや、トリスの兄ケイレブらの行動も、数々の修羅場をくぐってきた人間にしては浅はかで、世界をリセットさせる陰謀そのものも不完全。結局このシリーズは、トリスが覚醒する最初の部分が一番面白く、その後は息切れしてしまった感がある。これで平和になったという印象がまったくない完結編は、盛り上がりやカタルシスには欠けるのだが、人間の愚かしさがくっきりと浮き彫りになっていた。
【50点】
(原題「ALLEGIANT」)
(アメリカ/ロベルト・シュヴェンケ 監督/シェイリーン・ウッドリー、テオ・ジェームズ、オクタヴィア・スペンサー、他)
(盛り上がり度:★★☆☆☆)
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ダイバージェントNEO

ダイバージェントNEO (初回生産限定版) [Blu-ray]
最終戦争から100年後。人々が「勇敢」「無欲」「高潔」「平和」「博学」の5つの共同体に分類され、管理下に置かれた未来世界。いずれにも属さない異端者(ダイバージェント)であると診断されたトリスは、フォーと共に、逃亡生活を送っていた。異端者は秩序を脅かす危険分子とみなす宿敵ジャニーンから狙われながら、トリスは、両親が死守しようとしジェニーンに奪われたある箱の存在を知る。そこには、異端者とこの世界にまつわる重大な秘密が隠されていた…。

ベロニカ・ロスの大人気ヤング・アダルト小説を映画化したSFアクションの続編「ダイバージェントNEO」。ヒロインの少女トリスは、5分類のどれにも属さず、それでいてそのすべてを兼ね備えた異端者(ダイバージェント)で、彼女は愛する者たちを守るため苦難の道を突き進んでいる。ジェニーンが狙う箱に隠された秘密によってダイバージェントの謎が解き明かされるのだが、それは映画を見てのお楽しみだ。ヤング・アダルト小説が原作であること、分類され、管理された近未来を舞台にすること、サバイバルと逃亡、世界を救う少女の存在と、いろいろな点で「ハンガー・ゲーム」にそっくりなので比較されるのはやむをえない。おまけにヒロインを演じるのは、おばさん顔の若手実力派女優であることまで共通だ。しかし、本作のテーマは他作品に比べて、なかなか奥深い。理想社会を追求するがゆえに、倫理観や人間性が歪んでしまうことや、人間を分類し型にはめていくこと、その型にいつしか安住してしまうことなど、群衆心理をも睨んだストーリーは、現実社会にも通じるテーマだ。ナオミ・ワッツ扮する女性キャラの登場がやや唐突なのがちょっと気になるが、クライマックス、トリスが“意外な敵”と対決するシーンはスタイリッシュなアクションで、実にクール。シュミレーションのシーンも含めて、美術のセンスの良さが光った作品だ。
【70点】
(原題「INSURGENT」)、
(アメリカ/ロベルト・シュヴェンケ監督/シャイリーン・ウッドリー、テオ・ジェームズ、オクタヴィア・スペンサー、他)
(ヴィジュアルセンス度:★★★★★)
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ダイバージェントNEO@ぴあ映画生活

ダイバージェント

ダイバージェント [Blu-ray]
派閥に属さない異端者の少女の宿命と戦いを描くSFアクション「ダイバージェント」。シリーズ化も決定の本作は、いわば導入部で全体的に説明調。

世界が崩壊してから100年後の未来。復興した人類は、新たな社会体制として5つの派閥を構成した。16歳で受ける性格診断テストにより、軍事に携わる【勇敢】、物事の白黒を見定める【高潔】、他者に奉仕する【無欲】、農業に従事する【平和】、知的職業の【博学】のいずれかに振り分けられる。【無欲】の家庭で育ったトリスは、テストによってどこにも属さない【異端者(ダイバージェント)】と診断されてしまう。【異端者】は未知の特殊能力を持ち、人類を滅ぼす危険分子とされていたため、トリスはそのことを隠し、選択の儀式では、【勇敢】を選んで加入する。過酷な訓練で心身ともに鍛えられていくが、やがて派閥間の争いに巻き込まれてしまう…。

アメリカでベストセラーになった、ベロニカ・ロスのヤング・アダルト小説の映画化で、すでに続編も決定している本作は、まずは世界観を説明する導入部としての役割があるため、内容はやや冗長だ。アクションは「ハンガー・ゲーム」を、恋愛は「トワイライト」を連想させる。目を引くのは、人類をグループに振り分け、はみ出したものを危険視するという基本設定。まるで青春映画のスクールカーストそのものではないか。本作(原作と映画)がアメリカのティーンエイジャーから熱狂的に支持されているのは、10代の若者が、どこかに属する安息と、自分は特別だという先鋭を同時に求める矛盾した存在で、本作の主人公に自分を投影しているからに違いない。潜在能力を秘めたヒロインのトリスが、弱々しい女の子から、凛々しい戦士へと変貌するプロセスは、セオリー通りながら、その成長ぶりは十分に楽しめる。もっとも、派閥争いや組織の陰謀の部分は何も解決していないし、ダイバージェントであることの苦悩や葛藤の掘り下げは、ないに等しい。それらはすべて次回以降でのお楽しみということか。ヒロインを演じるシャイリーン・ウッドリーは「ファミリー・ツリー」で注目された新鋭だがTVドラマでは既にベテランの人気女優だそう。おばさん顔で華がないルックスなのに、なぜか人を惹きつける魅力があるところが、売れっ子オスカー女優・ジェニファー・ローレンスに似ていて、案外、大化けするかもしれない。
【60点】
(原題「DIVERGENT」)
(アメリカ/ニール・バーガー監督/シャイリーン・ウッドリー、テオ・ジェームズ、ケイト・ウィンスレット、他)
(状況説明度:★★★★☆)
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