映画通信シネマッシモ


映画通信シネマッシモは、2018年4月をもって、終了しました。

ブログ終了にあたり、たくさんのあたたかいコメントをお寄せいただき、本当にありがとうございました。
皆さまの映画ライフに少しでもお役に立てたならこれほど嬉しいことはありません。
長い間のご愛顧に心より感謝いたします。

ピアース・ブロスナン

サバイバー

サバイバー [Blu-ray]
ロンドンの米国大使館に派遣されたエリート外交官ケイトは、アメリカへの不正入国を狙うテロリストたちを阻止する任務に当たっていた。ある日、ケイトは不審な入国者に気付くが、そのせいで伝説のテロリストで通称“時計屋”から狙われることに。爆破テロに巻き込まれたケイトは何とか生き延びるが、策略により、テロの犯人にされてしまう…。

爆破テロの濡れぎぬを着せられた上に、国家と警察に追われ、さらには伝説のテロリストから命を狙われる女性外交官が、たった一人でアメリカに迫る未曾有のテロから国民を守ろうとする、巻き込まれ型・孤軍奮闘サスペンス・アクション「サバイバー」。「バイオハザード」シリーズのミラ・ジョヴォヴィッチと、「007」シリーズのピアース・ブロスナンの、2大アクションスターのガチンコ対決というのが売りだが、2人の直接対決の場面は最後の最後まで待たされることになり、作品はあまりにも地味な印象だ。テロリストの思惑や、内部に潜む裏切り者の存在によって、主人公ケイトは大ピンチに。逃げのびるのは少々偶然に頼りすぎだし、いくらなんでも味方が少なすぎじゃないのか? 事務職の外交官がいきなり強くなるってのはなぁ…と、ツッコミどころ満載。初の悪役に挑戦するブロスナンはクールだが、伝説の殺し屋としてはミスが多すぎて苦笑してしまう。頭がキレる戦う美女の頑張りは、悪くはないが、映画は、テロの脅威を守るという大義名分を正当化する内容で、露骨な啓蒙ムービー。ラストにテロを未然に防いだ実績まで披露するおまけつきでテンションが下がってしまった。
【50点】
(原題「SURVIVOR」)
(米・英/ジェームズ・マクティーグ監督/ミラ・ジョヴォヴィッチ、ピアース・ブロスナン、ディラン・マクダーモット、他)
(地味度:★★★★☆)
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サバイバー@ぴあ映画生活

クーデター

クーデター ブルーレイ&DVDセット(初回仕様/2枚組/特製ブックレット付) [Blu-ray]
支援事業のため、東南アジア某国に家族と一緒に赴任することになったジャック。ところが到着した翌日に突如クーデターが発生し、政府と外国人をターゲットにした暴徒から命を狙われる。偶然知り合ったハモンドの助けを借りて、ジャック一家は間一髪ホテルから脱出するが、国外に逃げようとする途中で、このクーデターの思いもよらない現実を知ることになる…。

コメディのイメージが強いオーウェン・ウィルソンがクーデターに翻弄される父親をシリアスに演じるサバイバル・スリラー「クーデター」は、冒頭、いきなりの首相暗殺シークエンスで驚かされる。言葉も通じない異国での極限状態で生き抜く逃亡劇だが、映画の裏テーマは、アメリカをはじめとする先進国が弱小の後進国を喰いものにするからくりを痛烈に批判することだ。機内で知り合い、同じホテルに泊まっている現地の事情通のハモンドが告白する内容を聞けば、国民が暴徒化するのも無理はないと思ってしまう。とはいえ暴力や殺人に正統性はなく、ジャック一家が何とか逃げのびてほしいと願うばかり。土地勘もないのにスイスイと動くことや、顔にスカーフをまいただけの変装など、少々浅い描写が気になるが、夫が弱気になれば妻が叱咤し、足手まといな行動ばかりの娘たちが意外なところで踏ん張るなど、家族愛のドラマとしても楽しめる。
【55点】
(原題「THE COUP」)
(アメリカ・オランダ/ジョン・エリック・ドゥードル監督/オーウェン・ウィルソン、レイク・ベル、スターリング・ジェリンズ、他)
(流血度:★★★★☆)
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クーデター@ぴあ映画生活

スパイ・レジェンド

スパイ・レジェンド [Blu-ray]
伝説的スパイがかつての組織と対峙するサスペンス・アクション「スパイ・レジェンド」。硬派なスパイ映画好きにはおすすめ。

ザ・ノヴェンバー・マンというコードネームで呼ばれた伝説的CIAエージェントのピーター・デヴェローは、スイスで引退生活を送っていたが、かつての仲間が次々に殺されているのを知る。デヴェローは彼らの救助に向かうが、元同僚で愛していた女性を目の前で殺されてしまう。しかもその犯人は自分が所属していたCIAだった。自ら教育した現役最強のスパイと激しい攻防を繰り広げながら、事件の全貌をつかもうとするデヴェローだったが、やがてロシア大統領選をめぐる国際的陰謀にたどりつく…。

原作はビル・グレンジャーの小説「ノヴェンバー・マン」。ジェームズ・ボンド役で知られるピアース・ブロスナンが久々のスパイ役を演じることが話題だが、娯楽満載の007シリーズとは対極の、古典的なスパイ映画の香りを漂わせる硬派なサスペンス映画に仕上がっている。とはいえ、爆発、カーチェイスなど、見せ場はたっぷり用意されていて、知的要素とアクションが上手くミックスされているのだ。映画は、おそらく現実に起こったリトビネンコ事件をヒントにしているのだろう、CIAの裏切りやロシアのチェチェン侵攻など、描かれる背景がやけに生々しい。ピーター・デヴェローは、冷徹と言えるほどクールで無駄な動きなどないプロ中のプロ。かつて自分が育てた若手エージェントを相手に、自分の中の正義に従って挑んでいく。元ボンドガールのオルガ・キュリレンコが事件の鍵を握る女性役で出演するが、彼女には実は秘密があって…というサスペンス要素もまた緊迫感を醸し出している。CIA側の二重スパイ、チェチェン侵攻の黒幕、謎の女性ミラ。ほとんど味方がいない状態で、孤軍奮闘するニヒルな男デヴェローは、ピアーズ・ブロスナンの新たな当たり役になるかも。決して派手さはないが、リアリズム重視の硬派なスパイ映画が好きなファンにはおすすめの作品だ。
【65点】
(原題「The November Man」)
(アメリカ/ロジャー・ドナルドソン監督/ピアース・ブロスナン、オルガ・キュリレンコ、ルーク・ブレイシー、他)
(硬派度:★★★★☆)
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スパイ・レジェンド@ぴあ映画生活

愛さえあれば

愛さえあれば [DVD]
南イタリアを舞台に繰り広げられる大人のためのコメディタッチの恋愛ドラマ「愛さえあれば」。スサンネ・ビアが描く意外なほど前向きなラブ・ロマンスだ。

デンマークに住む美容師のイーダは乳がん治療もひと区切りついたその時、夫の浮気を知ってショックを受ける。英国人男性フィリップは、愛妻を事故で亡くして以来、悲しみから立ち直れず仕事に打ち込んできた。そんな二人は、それぞれの娘と息子の結婚式に向かう途中、偶然にもコペンハーゲン空港で車の衝突という最悪の出会いをする。フィリップの別荘がある南イタリア・ソレントに到着すると、若い二人は結婚式を前に心が揺れていた。問題だらけの家族と衝突しながらも、イーダとフィリップはお互いがかかえる傷を知り、徐々に惹かれあっていく…。

デンマークの俊英スサンネ・ビアといえば、何気ない日常と厳しい社会情勢の中で、背筋が凍るほどの人生の苦難を描く社会派監督のイメージがある。作品は素晴らしいが見終わってずっしりと重く疲れてしまうのが正直な感想だが、本作はなんとロマンチック・ラブストーリー。風光明媚な南イタリアの空気のおかげか、心に傷を抱えた主人公の男女は自然体で解放的になっていく。家族第一に生きてきたイーダは夫の無理解に苦しみ、仕事一筋だったフィリップはそのせいで一人息子と分かり合えない。この二人以外にも結婚式に集まった親戚たちは皆トラブルを抱えているが、本音や真実を押し殺しながら物語が進むので、いつ大爆発が起こるのかと、ハラハラさせられるのだ。その一方で、明らかに惹かれあっているイーダとフィリップの、大人の良識が打ち破られる瞬間をも待ち望んでしまう。「愛さえあれば」とは、こちらが照れてしまうほど甘いタイトルだが、デンマーク語の原題の意味は「坊主のヘアドレッサー」という。がん治療や家族の死、夫の浮気に結婚への迷い。ロマコメながらシビアな要素も散りばめられているが、これは迷える大人の男女が自分が本当に求めているものをみつける再生の物語。象徴的に使われる黄色いレモンのようにさわやかな酸味が効いたラブストーリーだ。
【75点】
(原題「DEN SKALDEDE FRISOR/LOVE IS ALL YOU NEED」)
(デンマーク/スサンネ・ビア監督/ピアース・ブロスナン、トリーネ・ディアホルム、キム・ボドニア、他)
(ビター・スウィート度:★★★★☆)
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愛さえあれば@ぴあ映画生活

映画レビュー「ゴーストライター」

ゴーストライター [Blu-ray]ゴーストライター [Blu-ray]
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◆プチレビュー◆
重層的な仕掛けと丁寧な演技で魅せる政治ミステリー。主人公に名前がないのが象徴的だ。 【70点】

 元英国首相アダム・ラングの自叙伝執筆を、破格の報酬で依頼されたゴーストライターは、ラングが滞在している米国のとある孤島へと向かう。取材を重ねると、やがてラング自身の過去に秘密があることに気付くのだが…。

 ゴーストライターとは、他人に成り代わって、文章や作品を代作する人のことを言う。主人公は最初から今回の仕事には乗り気ではないのだが、そのイヤな予感は見事にあたる。曇天の孤島、門外不出の原稿、前任者の不審な死。主人公はラングに初めて会う時、自分をこう紹介する。「僕はあなたのゴーストです」。幽霊なら最初からいないも同然。特別な能力も武器もない彼は無力なゴーストだが、幽霊だからこそ多くの謎に音もなく忍び寄れる。

 小さな手がかりや偶然から、前任者の足跡を追い、やがて驚愕の事実にたどり着くプロセスが実に緻密だ。ラングの戦争犯罪から、CIAとの結託、自叙伝の原稿に埋め込まれた真実を知る頃には、観客は、ピアーズ・ブロスナン演じるラングの顔が、元英国首相トニー・ブレアに見えてくる。国家規模の“身売り”の話に、英国の凄腕スパイ、ジェームズ・ボンド役でならしたブロスナンをキャスティングするなど、ポランスキーもヒネリが効いたことをする。

 英国系の俳優たちの抑えた演技がこの映画の魅力のひとつだ。ゴースト役のユアン・マクレガーの頼りない風情といい、トム・ウィルキンソンの怪しげな気配といい、役者の使い方が上手い。共通するのは、どこか居心地の悪そうな表情だ。パリ生まれのユダヤ系ポーランド人であるポランスキーは、米、英、仏と各国で映画を撮った異邦人。孤独なまなざしは常に作品ににじみ出る。

 ゴーストとは、誰の、いや、何のことだったのか。過去の秘密が染み込んだ原稿が宙に舞うとき、指導者や国家さえ操る不気味な影が見える。本作の主人公には名前がない。ゴーストは普遍的で、代わりはいくらでもいるのだ。大掛かりなCGや派手なアクションは何一つないが、小さな伏線が最後には見事に実を結ぶ、ミステリー映画の王道のような作品で、映画ファンにはたまらない。

(シネマッシモ評価:★5つが満点)ミステリアス度:★★★★☆

□2010年 仏・独・英合作映画  原題「THE GHOST WRITER」
□監督:ロマン・ポランスキー
□出演:ユアン・マクレガー、ピアース・ブロスナン、キム・キャトラル、他

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ゴーストライター@ぴあ映画生活

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 [DVD]パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 [DVD]
現代のNYにギリシャの神々が現れる奇想天外なファンタジー。落ちこぼれの高校生パーシー・ジャクソンは、ある日突然、自分はギリシャ神話の神ポセイドンの息子であることを告げられる。神と人間の子であるデミゴットである彼は、仲間のアナベスとグローバーと共に、万能の神ゼウスのもとから盗まれた最強の武器・稲妻を探す旅に出る。この稲妻がみつからなければ神々の間で戦争が起きてしまうのだ。だが泥棒の濡れ衣を着せられたパーシーの前には数多くの危険が待ち受けていた…。

ギリシャ神話の神々は役割や性格が非常に人間臭いのが特徴で、神様同士で争ったり、恋愛したり、取引したりと、人間関係(神関係というべき?)が複雑だ。この神同士の愛憎のとばっちりを受けるのが子供たち。ゼウスとポセイドンも兄弟なのにいがみ合っている。このことが稲妻紛失事件の発端のひとつになるのだが、ギリシャ神話に詳しい人なら、それを盗んだ犯人はすぐに目星がついてしまうはず。というのも、神々は、それぞれ守護の役割があり、たとえばパーシーの父ポセイドンは海の神、アナベスの母アテナは知恵と戦いの神といった具合。そしてそこには泥棒の神もちゃんといるのだ。まぁ、それはさておき、パーシーら3人の旅はまるでティーン向け青春映画のよう。ドラッグの誘惑に負けそうになり、妖艶な美人に出会うその旅は、危険な冒険ながらあくまで陽気である。物語は神話に添いながらも随所に現代的なアイテムが紛れ込んでいるのが上手い。例えば毒蛇の髪を持つメドゥーサの姿をiPhoneで覗いたり、ハリウッドの看板の横に地獄への入り口があったり、遠い神話の世界と現代がミックスされていることで主人公の冒険に感情移入しやすくなる。

稲妻泥棒の正体が分かり、海の神ポセイドンの息子パーシーが秘めた力をみせる終盤の対決は大迫力だ。パーシーがその手で操る水の動きは激しくも洗練されていて、高度なCGによる描写はさすがのひと言。父の不在に対する不満と不安という、アメリカの今の現状もサラリと盛り込んで、ライト感覚で楽しめるファンタジーになっている。パーシーを演じるローガン・ラーマンは秀作「3時10分、決断のとき」でも光っていた若手俳優。素直そうな笑顔が印象的だ。
【60点】
(原題「PERCY JACKSON & THE OLYMPIANS : THE LIGHTING THIEF」)
(アメリカ/クリス・コロンバス監督/ローガン・ラーマン、ユマ・サーマン、ピアース・ブロスナン、他)
(青春映画度:★★★★☆)

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映画レビュー「マンマ・ミーア!」

マンマ・ミーア! [DVD]マンマ・ミーア! [DVD]
◆プチレビュー◆
ABBAのナンバー全22曲にのって、熟年男女がハジケまくる。こういう映画は楽しまなきゃソン! 【55点】

 ギリシャの小島でホテルを営むシングルマザーのドナは、娘の結婚式を控えて大忙し。一方、母親の日記を盗み読んだ娘ソフィは父親候補が3人もいてビックリ。母に内緒で自分の結婚式に彼ら3人を招待するのだが…。

 既成の曲だけを使って構成されるミュージカルを、ジュークボックス・ミュージカルと呼ぶ。「マンマ・ミーア!」は、ABBA(アバ)のナンバーをたっぷりと使用して作られた人気ミュージカルの映画化だ。アバは、70年代から80年代にかけて、世界中で大ヒットを連発したスウェーデン出身の男女4人のポップス・グループ。彼らの曲のテンションの高さは並みじゃない。

 お話は娘ソフィの父親探しが軸だが、映画の本流は、母ドナと彼女の昔の恋人3人との再会からはじまる大騒動だ。ドナを演じるのは名女優のメリル・ストリープだが、ここにきて、この人のフル・ミュージカルを見ることになろうとは。ストリープの歌を聴くのは初めてではないし上手いのは知っていたが、時に独唱、時に群舞と頑張るサマは、まるでアクション映画のように激しい。オーバーオール姿で、ベッドの上で飛び跳ね、屋根から落下し、桟橋から海中へ飛び込む。ハリウッドきっての演技派女優のはしゃぎっぷりに、思わずドン引きしてしまったのだが、こんなメリルを見ているうちに、本当のパパを知りたい娘心より、元カレと再会してパニくる母ドナの心の揺れが気になってくるから、さすがは大女優の牽引力というしかない。歌い踊るナンバーはどれも陽性の明るさに満ちているが、熟年男女のド派手なコスプレは、舞台ならまだしも映画のスクリーンでは浮きまくり。少々品位に欠ける気さえする。

 そんな文句を並べながらも、世代を越えて愛されるアバのヒット曲が鳴り響けば、大味な演出も「まぁ、いいか」という気持ちになるから不思議だ。ソフィを演じる新星アマンダ・セイフライドがみずみずしい存在感と抜群の歌唱力でさわやさを体現しているのも、忘れちゃいけない。マンマ・ミーアとはイタリア語で「なんてこった!」というニュアンスの感嘆の言葉だ。にぎやかなストーリーの中、全員に“マンマ・ミーア!”な瞬間が訪れる。それぞれ「自分が父親なのか!」と叫ぶ3人の中年男たちの驚きと喜びの行方は、映画を見てのお楽しみだ。どんな結果が待っていようと、母娘の絆は何よりも強いし、愛の形は自由だ。かつては奔放な恋に生きた母と、20歳で花嫁になり人生を決めてしまおうとする娘。登場人物たちの運命の行方を見届けたあとは、エンドクレジットまで、ダンサブルでハッピーな音楽が導いてくれる。

 そもそもアバのナンバーは、なぜ今も世界中から愛されているのか。ポップスの難しい音楽的解釈はさておき、理屈抜きの明るさと健康的なメロディーラインに、誰もが生きる喜びを感じるからではなかろうか。ノーテンキを絵に描いたようなこの作品が、見終われば何とも愛しくなるのは、苦笑しながらもノセられて楽しんだ自分を発見できるから。さぁ、栄養剤みたいにグッと一気飲みして楽しもう。きっと、元気をもらえるはずだ。

(シネマッシモ評価:★5つが満点)高揚感度:★★★★★

□2008年 アメリカ映画 原題「MAMMA MIA!」
□監督:フィリダ・ロイド
□出演:メリル・ストリープ、アマンダ・セイフライド、ピアース・ブロスナン、他

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あぁ、結婚生活

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大人向けの洒落たミステリーは40年代の米国が舞台。相手は自分無しでは生きられないと信じる夫婦と周囲の思惑を描く。浮気、妻の毒殺計画、親友への裏切りと身勝手な行動ばかりだが、微妙な思いやりが悲喜劇のもと。語り部を務めるブロスナンの狡猾な行動が苦笑ものだ。映画は、知らないふりで笑顔を見せるのが夫婦円満の秘訣と指南する。心理ミステリー、コメディ、恋愛と欲張りすぎなのが気になるがサラリとしたあと味は悪くない。ウッディ・アレンとコーエン兄弟を足し、ヒッチコックをふりかけたようなテイストだ。ク−パーにクラークソンと、実力派俳優の演技合戦が見所。
【65点】
(原題「MARRIED LIFE」)
(アメリカ/アイラ・サックス監督/クリス・クーパー、パトリシア・クラークソン、ピアース・ブロスナン、他)
(毒気度:★★★☆☆)

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