映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評


【本音で語る新作映画レビュー】
シネマッシモでは、映画レビューはネタバレなしのヒントあり。映画を見る前と見た後と、2度読んで楽しめます。
映画評サイトもこのブログで4代目になりました。すべての映画好きを歓迎します!
(点数は100点が、★は5つが満点)
シネマッシモとは、シネマ(映画)とマッシモ(イタリア語でmax,最大)とを組み合わせた造語。
どうぞゆっくり楽しんでください \(^▽^)/

◎ 今週の気になる映画 ◎
「アトミック・ブロンド」「バリー・シール」「あゝ、荒野 後篇」「我は神なり」etc.

マイケル・ベイ

トランスフォーマー/最後の騎士王

Transformers: The Last Knight (Music from the Motion Picture)
オートボットの指導者オプティマス・プライムが消息を絶ち、人類とトランスフォーマーの全面戦争が避けられなくなった中、人類は地球を救うためにトランスフォーマーの謎を探ることになる。発明家ケイド・イェーガー、オートボットの新リーダーとなったバンブルビー、謎めいた英国の老貴族バートン卿、オックスフォード大学の女教授ヴィヴィアンらが、チームを組むことに。トランスフォーマーの秘密には、神話のアーサー王伝説が鍵であることが判明する。だが全面戦争を目前に彼らの前に立ちふさがったのは、長年共闘してきたオプティマス・プライムだった…。

世界中で大ヒットを記録するSFアクション大作“トランスフォーマー・シリーズ”の最新作「トランスフォーマー/最後の騎士王」。地球滅亡が迫る中、人類とトランスフォーマーが共闘して危機に立ち向かう姿を描く。本作では、歴史の転換期に深くかかわってきたトランスフォーマーの謎の他、トランスフォーマーの故郷であるサイバトロン星の滅亡の危機や、金属生命体の創造主などが登場し、惑星まるごとの存亡がかかる大規模バトルは、今までの侵略戦争は、単なる前哨戦に過ぎなかったのだと思うほどだ。

オプティマス・プライムが敵になるという衝撃的な展開だが、それには深い事情が。詳細は映画を見て確かめてもらうとして、今回のウリは、トランスフォーマーと、アーサー王と円卓の騎士の伝説が密接にかかわっているという、突拍子もない設定だ。主な舞台が英国ということもあって、華麗な英国貴族の館や、ストーンヘンジなども登場し、派手なアクションもどこか優雅である。新キャストでは、名優アンソニー・ホプキンスが貫禄を見せる一方で、タフで負けん気が強い少女イザベラを演じるイザベラ・モナーが、いい味を出していた。物語そのものは、最初から最後まで、クライマックス状態の大騒ぎ。見終わった後は、見事に何も残らないのだが、この潔さこそがトランスフォーマーの持ち味だ。破壊王ことマイケル・ベイ監督らしいド派手なVFXの映像を楽しむためにも、できればIMAXでの鑑賞をお勧めしたい。
【60点】
(原題「TRANSFORMERS: THE LAST KNIGHT」)
(アメリカ/マイケル・ベイ監督/マーク・ウォールバーグ、ローラ・ハドック、アンソニー・ホプキンス、他)
(全面戦争度:★★★★★)
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トランスフォーマー ロストエイジ

Transformers: Age of Extinction (Music from the Motion Picture)
トランスフォーマーと人類が挑む新たな戦いをド迫力で描く人気シリーズ最新作「トランスフォーマー ロストエイジ」。最初から最後まで大騒ぎ!でもメカフェチには至福かも。

トランスフォーマーと邪悪なディセプティコンが激闘を繰り広げてから3年。今や政府は人類を守って戦ったトランスフォーマーを敵視していた。テキサスの発明家ケイドは偶然トランスフォーマーのリーダー、オプティマスプライムに出会うが、そのため政府の秘密機関KSIから命を狙われる。さらわれた娘のテッサやオプティマスを助けるため、ケイドは立ち上がるが、ディセプティコンの残党で最強の敵ロックダウンや、謎の恐竜ダイナボットなどがたちはだかる…。

最初から最後までクライマックスのような大騒ぎで、ひたすらド派手。ストーリーの細部を突っ込んでいたら、こっちの体力がもたないので、いちいち気にしない。これがマイケル・ベイ作品の鑑賞時のお約束だ。シリーズ最新作である本作は、主演のマーク・ウォールバーグを筆頭にキャストを一新している。上映時間も165分と長尺で、テキサスの田舎から始まり、大都会の香港でも破壊の限りを尽くすムチャぶりだ。シリーズ初見の観客は、トランスフォーマーは人類の味方で正義、ディセプティコンは悪ということだけ覚えておけばOK。しかし、いつまでもトランスフォーマーから守ってもらうばかりの人間の進歩のなさには、やるせないものがある。ストーリーの空虚さに反比例して、ビジュアルのド迫力は桁違いで、シリーズ最高と言っていい。トランスフォームするときの滑らかな動き、クールな新デザインのトランスフォーマーのりりしさ、恐竜型トランスフォーマーのダイナボットや、巨大宇宙船でやってくるロックダウンらが入り乱れる超絶バトルを堪能するためにも、3D、もし可能ならIMAXでの鑑賞をすすめたい。ひたすらぶっ壊し、時折挿入されるユルいギャグやセクシーショット。いつしか楽しんでいる自分がいるはずだ。
【60点】
(原題「TRANSFORMERS: AGE OF EXTINCTION」)
(アメリカ/マイケル・ベイ監督/マーク・ウォールバーグ、ニコラ・ペルツ、スタンリー・トゥッチ、他)
(破壊度:★★★★★)
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トランスフォーマー/ロストエイジ@ぴあ映画生活

トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン

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「トランスフォーマー」シリーズの第3弾はド迫力の3D映像が堪能できる。驚異的な映像と大雑把なストーリーがマイケル・ベイらしい。

1969年7月20日、アポロ11号による月面着陸が成功するが、その陰でNASAとアメリカ政府がひた隠しにしたのは、トランスフォーマーたちの地球侵略の足掛かりとなる宇宙船が月に不時着していた事実だった。そして現代のシカゴ。社会人になったサムの周囲で、再び異変が起き始める。あらゆる機械にトランスフォーム(変身)する金属生命体の侵略者たちが、再び人類に襲いかかってきたのだ…。

スピルバーグが製作総指揮、マイケル・ベイが監督の人気シリーズ最新作は、あきれるほど気合の入った3D映像で、観客のド肝を抜く。正義のオートボットと悪のディセプティコンという機械生命体同士の対決は、全編これクライマックスと言わんばかりの迫力だ。潤沢な予算と時間をかけたであろう映像は、破壊に終始するのに限りなく美しい。車が機械にトランスフォームする動きはますます滑らかだし、次々に繰り出される戦闘は臨場感たっぷりで、画面のすみずみまで丁寧に動いている。映像は現在作りうる最高の3Dと断言できる。一方で、話の発端を宇宙にまで広げたストーリーは相変わらずの荒っぽさだ。新しい恋人とラブラブのサムや、サムの過保護な両親の会話などで笑いを誘う演出はまだしも、名優ジョン・マルコビッチをわざわざキャスティングしておきながら、彼が何の役目も果たしていないのはいかがなものか。人間側の悪役もさっぱり迫力不足だ。何より、今回のこの話のメインは、オートボットとディセプティコンの大喧嘩。そもそも主人公のサムですら、必要ないんじゃないの?!とツッコミたくなる。だがそんな“細かいこと”は吹っ飛ばしてくれるくらい映像がすごいのだ。シカゴの街が壊滅状態になり、悪の金属生命体が巨大ビルに巻きついて、建物をなぎ倒していくド迫力。3Dによる大がかりな破壊シーンが延々と続くのに、ほとんど眼が疲れないのだからお見事というしかない。2時間34分の驚異の映像体験。間違いなく料金の元が取れる。
【65点】
(原題「TRANSFORMERS: DARK OF THE MOON」)
(アメリカ/マイケル・ベイ監督/シャイア・ラブーフ、ロージー・ハンティントン・ホワイトレイ、ジョシュ・デュアメル、他)
(破壊度:★★★★★)



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トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン@ぴあ映画生活

トランスフォーマー/リベンジ

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前作同様、ぶっ壊してばかりの騒々しい映画だが、予算もスケールも各段にアップしただけに、ビジュアルは驚異的だ。総勢60体以上のトランスフォーマーの変身のバリエーションは実に創意工夫がある。宇宙から地球へ戻った悪玉ディセプティコン軍団と、親地球派で善玉のオートボットたちはついに全面戦争に。主人公サムは、またしても地球と人類を救うはめになる。

この続編に、深いドラマ性など求めてはダメ。そう割り切れば、機械たちの人間臭いキャラに笑い、金属生命体同士の肉弾バトルに興奮できるはず。後半の「インディ・ジョーンズ」ばりの古代の秘密と、米軍がよりにもよってイスラム圏で戦争ごっこに興じる狂乱には目がテンになるが、マイケル・ベイの映画に固いことは言いっこなしだ。サムの良き友でカマロのバンブルビーの優しさがグッとくるが、元は敵側ながら、途中から主人公たちを助ける超小型のディセプティコンのノリやすいキャラが気に入っている。ただ、意外な形で再登場したシモンズの“勝負パンツ”などという淫らなものを大画面で見たショックが抜けない。どうしてくれる。
【60点】
(原題「TRANSFORMERS: REVENGE OF THE FALLEN」)
(アメリカ/マイケル・ベイ監督/シャイア・ラブーフ、ミーガン・フォックス、ジョン・タトゥーロ、他)
(大騒ぎ度:★★★★★)

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13日の金曜日

13日の金曜日 -FRIDAY THE 13TH- スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]13日の金曜日 -FRIDAY THE 13TH- スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
名作ホラーのリメイクだが、物語は完全オリジナル。かつて惨劇が起こったクリスタル・レイクに、行方不明の妹を探しにきた青年と、大学生グループが、殺人鬼ジェイソンに襲われる。狂った母親、袋を被るジェイソン、ホッケーマスクを着用と、過去のシリーズをコンパクトに盛り込んだ導入部は上手い。音で怖がらせる惨殺場面は単純だが、スプラッタにお色気シーン、ラストのギミックと、ホラーの基本に忠実な作りで、意外なほど正統派。ジェイソンは体はデカいが、音もなく移動し、身軽に屋根に登るなど、身のこなしはまるで忍者かX-メンだ。その身体能力の高さの秘密を知りたい。
【55点】
(原題「FRIDAY THE 13TH」)
(アメリカ/マーカス・ニスペル監督/ジャレッド・パダレッキ、ダニエル・パナベイカー、アマンダ・リゲッティ、他)
(流血度:★★★★☆)

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トランスフォーマー

トランスフォーマー スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]トランスフォーマー スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
最初から最後までぶっ壊しまくりで大騒ぎの男の子向け超大作である。見た目は派手だが内容は皆無。つまり極めてマイケル・ベイらしい作品で、頭を使う必要がないSF映画だ。未知の惑星から来た謎の金属生命体との戦いを描く物語は、日本のロボットが元ネタだというから、何だか責任を感じてしまう。
【20点】
(原題「TRANSFORMERS」)
(アメリカ/マイケル・ベイ監督/シャイア・ラブーフ、タイリーズ・ギブソン、ジョシュ・デュアメル、他)
(人間描写度:★☆☆☆☆)

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バッドボーイズ2バッド

バッドボーイズ 2バッド [DVD]バッドボーイズ 2バッド [DVD]
◆プチレビュー◆
宣伝担当の綺麗なお姉さんが「2時間26分もあるんですよ…」と言った時の、悲しげな瞳が忘れられない。刑事ものは白人と黒人の組合せが多いので、黒人2人組という設定はちょっと新鮮。

マイアミ市警のマーカスとマイクは型破りな捜査で有名な刑事コンビ。麻薬シンジケート壊滅の特捜チームに任命された彼らだったが、捜査は難航する。マーカスは仕事に悩みを抱え、マイクはマーカスの妹シドと密かに交際中。さらにシドが潜入捜査任務を帯びた麻薬捜査官だったことが判明し、事態は複雑になっていく…。

前作は確かに見た。…はずなのだが、見事なまでに記憶がない。それほど当時の彼らはどうでもいい存在だった。W.スミス、M.ローレンス、監督のM.ベイに製作のJ.ブラッカイマーの4人があまりにビッグになってしまったので、スケジュール調整が大変だったというのが続編完成まで8年もかかった理由だが、前作を見ていなくても、いや、覚えていなくても全く問題ない作りになっているので大いに助かった。

とにかくド派手な映画だ。そもそもブラッカイマーの映画は場所やキャラが変わってもテイストは全て同じのファースト・フード映画。質より量で勝負なのだ。ストーリー性はほとんど無視して、市街でのカーチェイスや銃撃戦など、息つく暇もないほどのアクションが繰り広げられる。これのいったいどこが“極秘”捜査だと言うのか。ちなみに一介のヒラ刑事が、フェラーリに乗るのも、分不相応な豪邸に住んでいるのも出演者がビッグになったことに比例しているのだろうか。何ともバブルな設定だ。

100億円という日本の一般ピープルにはにわかに想像し難い額を投入して作った映像は、ひたすら“ブチ壊す”もの。何百台という車を潰し、ビルを壊し、豪邸を吹き飛ばす。かつて軍艦や小惑星まで吹っ飛ばしたブラッカイマーにとっては些細なことに過ぎないのだろうが、とどのつまりにキューバに乗り込むにいたっては開いた口がふさがらない。突如鳴り出す叙情的な音楽と「俺達は仲間だ」のセリフと共に登場する助っ人。あぁ、どうしてこうなるの。キューバ軍兵士を皆殺しにするってのは、政治的にも問題なんじゃないのか。ブラッカイマーの映画に真面目にツッコミを入れること自体がマナー違反という気もするけれど…。

さんざん文句を言っておいてナンだが、困ったことに見る価値はある。何しろ、これほど派手さに徹したアクション映画は滅多におめにかかれないし、主演2人のマシンガン・トークも最高に楽しい。ヘタな大義名分や歴史的考察なんぞとは無縁なので何も考える必要はない。必然性のないアクション場面はひたすら観客へのサービス精神に基づくものなので、いちいち格好をつけるW.スミスもどこか得意げである。

ものすごくいいかげんなものを見てしまった時のトリップ感覚が快感だ。観客を楽しませ、自らも利益をあげ、爽快感の他には後には何も残さない。実に合理的である。娯楽の追求という意味では徹底した映画なので、潔ささえ漂っていた。副題の「2バッド」はトゥー・バッドのモジりで“ヤバ過ぎる”の意味。豪快な暴れっぷりは、そのまま今のハリウッドのエネルギーと考えていいだろう。

□2003年 アメリカ映画  原題「BAD BOYS 2BAD」
□監督:マイケル・ベイ
□出演:ウィル・スミス、マーティン・ローレンス、ガブリエル・ユニオン、他

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パール・ハーバー

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◆プチレビュー◆
延々と続くメロドラマにうんざり。友情か愛に絞れば、まだ救われたか?!

幼馴染みのレイフとダニーは優秀なパイロット。しかしレイフは美しい看護婦の恋人イブリンと親友のダニーを残して英国戦線へ志願。ダニーとイブリンはハワイへ転属。レイフの訃報、イブリンに惹かれていくダニー。過酷で皮肉な運命に翻弄される3人。そして、そこには日本軍の壮絶な奇襲攻撃が目の前に迫っていた…。

どこかで見たような画面のオンパレードは、まるでパロディ。映画前半から、チンケな三角関係メロドラマが冗漫にだらだらと続く。最新のCG技術を駆使して作られた戦闘シーンはさすがに迫力があり、かなりの時間をさいて描かれるが、真珠湾攻撃が終わってからがまた長い。男同士の友情や、引き裂かれる恋人、更に過酷な運命に試されるかのような愛の選択、そして愛国心や命を賭けた闘いと、泣きの要素がてんこもり。総製作費用は200億円と、こちらも桁違いだ。

歴史的に誤った描写はかず知れず。真珠湾攻撃は最近の検証ではアメリカ側は既に情報を入手していたというのが通説になりつつあるが、このことは目をつぶろう。しかし、真珠湾攻撃の司令官が本当は南雲忠一中将なのに山本五十六になっていたり、零戦が史実に反して陸軍病院を襲撃したり、とても時代考証がなされたとは思えない。日本軍が一国の命運をかけて行う作戦会議は、隣で子供が凧上げをしているような野原でオープンに行われているし、迫力の零戦も、真珠湾攻撃当初は機体は灰色だったはずで、濃緑色に塗られたのは日本の敗戦が色濃くなった大戦後半から。映画で完璧な時代考証を再現しろとは言わないが、日本とアメリカでセリフを変えて上映したり、わざわざ、時代考証はしたがこれはエンターティメントと言い訳するところがムシが好かない。

最悪なのは看護婦のイブリンのキャラクターだ。イブリンは初めはレイフを愛し、彼の死を知って親友のダニーに惹かれる。レイフが戻ると「私はダニーを愛しているけど、心はあなたのもの」。何なんだ、これは?!確かにのっぴきならない状況だし、戦争という非常事態でもある。死んだと思った彼が戻るのも悲劇だし、幸せを求める権利は彼女にもある。だが、超大作の悲劇のヒロインとしてとるべき行動ではないのだ。彼女がヤケになってダニーと結ばれたり、逆に本気でダニーに惚れたならまだしも、煮え切らない態度が観客の反感を買うのだ。もう少しスジってもんがあってもいいんじゃないのか。だいたい、奇襲攻撃を受けて病院に駆けつけるのに、ばっちりメイクしてるんじゃないっ!戦争は若者達の愛さえも引き裂いた、などと判り切ったことを今更やるのなら、登場人物のキャラも王道にするべきだ。

日本では批判されながらもヒットしたこの作品。本国アメリカでは観客が入らず不評だったそう。いくら自国を賛美しても映画としての質が悪ければ当然だ。こういう映画を大々的に宣伝して配給してしまう日本の映画産業のあり方に疑問を感じずにはいられない。

□2001年 アメリカ映画 原題「Pearl Harbor」
□監督:マイケル・ベイ
□出演:ベン・アフレック、ジョシュ・ハートネット、ケイト・ベッキンセール、他

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◆ペンネーム:渡まち子
◆映画ライター、映画評論家
◆こんなお仕事やってます:
新聞、雑誌、インターネットで、映画評、映画コラム、DVD紹介などを執筆。他にも、映画コメンテーターとしてラジオ出演、大学での公開講座や企業主催の映画セミナーなど、映画に関する幅広い仕事をこなしながら活動中です。
◆青山学院文学部史学科卒業。西洋史が専攻で、卒業論文はベネチア史。学んだことを生きている間に有効に活かせるのだろうか…と、かなり心配。
◆エトセトラ:
古今東西の映画をこよなく愛す、自他ともに認めるシネフィル(映画狂)です。時に苦言を呈すこともあるその映画批評の基本は、映画へのあふれる愛情と自負しています。どんなダメ映画でも必ずひとつはあるイイところを発見するのが得意技。大のサッカー好きで、欧州リーグからJリーグまでTPOに合わせて楽しんでます。
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