映画通信シネマッシモ


映画通信シネマッシモは、2018年4月をもって、終了しました。

ブログ終了にあたり、たくさんのあたたかいコメントをお寄せいただき、本当にありがとうございました。
皆さまの映画ライフに少しでもお役に立てたならこれほど嬉しいことはありません。
長い間のご愛顧に心より感謝いたします。

マリリン・モンロー

マリリン・モンロー 瞳の中の秘密

マリリン・モンロー 瞳の中の秘密 [DVD]
ハリウッドの伝説的大女優の知られざる素顔に迫るドキュメンタリー「マリリン・モンロー 瞳の中の秘密」。現役のハリウッド女優たちがモンローに扮して心情を語るユニークな演出が目を引く。

わずか36歳で謎の死をとげた永遠のセックス・シンボル、マリリン・モンロー。没後50年で初公開された私的な自筆メモや手紙などの文書を基に、彼女の知られざる苦悩や心情を浮き彫りにする。今も、映画やファッション、カルチャーに多大な影響を及ぼすモンローの、生い立ちから最期までを丁寧にたどっていく。

20世紀最大のセックス・シンボル、永遠のアイコン、銀幕の大女優。マリリン・モンローを表す言葉は数多く、モンローについて書かれた書籍は1000冊以上。だが、彼女自身のプライベートは謎に包まれていた。今回の映画で初公開された自筆の文書には、時に正直に時にセンチメンタルに、自分自身のことが書かれている。不幸な少女時代、3度の結婚、演技派女優を目指してアクターズ・スタジオに通ったことなどは、公に知られていることだ。本作でユニークなのは、現役のハリウッド俳優たちが、素顔のままモンローに扮して、彼女の心の声を吐露していること。さらにモンローゆかりの男性たちに扮した俳優たちもまた彼女について赤裸々に語るというユニークな試みが興味深い。モデルとして売り出すためにヌードになったことや、20世紀フォックスで女優業をスタートした頃、役を得るために大物プロデューサーと寝たことなどを恥じてはおらず、むしろ女優として成功するためのステップと割り切っている感覚は、倫理観がうるさい40〜50年代当時としては特筆。さらにモンローは大会社相手に自分に有利な契約を取り付けるというビジネスウーマンの顔も持つ。役の上ではセクシーでおバカなブロンド娘ばかり演じていた彼女の、意外なほどタフな一面が垣間見える。一方で精神的な脆さも目を引いた。「私はいつもひとりぼっち」と綴られたメモは悲痛なものだ。すでに映画界で大女優だったのにアクターズスタジオに通うほど演技者として高みを目指していたモンローだが、彼女は生涯、マリリン・モンローという世間が望む虚像のイメージを演じながら、本当の自分自身とのギャップに苦しみ続けたのである。女性監督リズ・ガーバスは、マリリンを大スターとしてではなく傷つきながら懸命に生きた一人の女性として、優しく見守っている。
【65点】
(原題「LOVE, MARILYN」)
(米・仏/リズ・ガーバス監督/マリリン・モンロー、ユマ・サーマン、グレン・クローズ、他)
(孤独感度:★★★★☆)
チケットぴあ

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ←ランキング参加中です!

人気ブログランキング←この記事が気に入ったらポチッとクリックお願いします(^o^)

マリリン・モンロー 瞳の中の秘密@ぴあ映画生活

マリリン 7日間の恋

マリリン 7日間の恋 [Blu-ray]マリリン 7日間の恋 [Blu-ray]
クチコミを見る
世紀の大スター、マリリン・モンローの秘めた恋を描く「マリリン 7日間の恋」。無理にマリリンに似せようとしないウィリアムズの演技がいい。

1956年、英国演劇界の名優ローレンス・オリヴィエと共演するために、ハリウッドからマリリン・モンローがやってくる。オリヴィエが監督と主演を務める映画「王子と踊り子」に出演するマリリンは大歓迎を受けるものの、異国での撮影によるプレッシャー、夫アーサー・ミラーとの確執、何よりオリヴィエが彼女の演技を受け入れないことで、孤立し、情緒不安定になる。そんな中、若き助監督のコリンに不安や孤独を打ち明けるうちに、二人は次第に親密になっていくのだが…。

オリヴィエの第3助監督を務めたコリン・クラークの回想録を元にしたこの物語は、はたしてどこまでが本当なのだろう。その7日間の恋は、恋というよりむしろ友情に近いものなのだが、それでも映画史上の神話ともいえるマリリン・モンローに秘密のロマンスがあったという物語はなんともロマンチックだ。シェークスピア俳優で伝統的な演技を重視するオリヴィエと、ハリウッド育ちのマリリンは、同じ大スターでもすべてにおいて正反対。直観的なセンスとメソッド演技にこだわるマリリンにオリヴィエはいらつくが、それは彼女が、演技する必要さえない、天性の才能の持ち主だと知っているからだ。そこにいるだけで映画が成立する唯一無二の存在マリリン。だが決して彼女は天真爛漫なだけの女優ではなかったとするのがこの映画の秀でたところだ。不安と孤独に苛まされ、マリリン自身が長い時間をかけて作り上げた“マリリン・モンローの虚像”に疲れきった、痛々しいセックス・シンボル。そんな壊れやすい大スターを演じるミシェル・ウィリアムズが秀逸だ。ダンスシーンや「王子と踊り子」の演技などでは、マリリンそっくりの動きをみせはするが、ウィリアムズはあえてマリリンの“そっくりさん”になろうとせず、むしろ少女のように傷つきやすい繊細な内面からアプローチし、結果的に素晴らしいマリリンになった。映画「王子と踊り子」の演技の裏話や、舞台版で同じ役を演じたオリヴィエの妻ヴィヴィアン・リーのわだかまりなど、この軽いコメディ映画の裏にこんなにもシリアスな思惑が渦巻いていたという事実が興味深い。
【70点】
(原題「My Week With Marilyn」)
(英・米/サイモン・カーティス監督/ミシェル・ウィリアムズ、ケネス・ブラナー、エマ・ワトソン、他)
(ナイーヴ度:★★★★☆)
チケットぴあ

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ←ランキング参加中です!

人気ブログランキング←この記事が気に入ったらポチッとクリックお願いします(^o^)

マリリン 7日間の恋@ぴあ映画生活
おすすめ情報
最新コメント
作品検索はこちら
Google
WWW を検索
このブログ内を検索
映画レビュー(長文)索引

    
    
    
    
    
    
    
  
    

A−Z
0−9
おすすめ情報
おすすめ情報

おすすめ情報

楽天市場
おすすめ情報

  • ライブドアブログ