ミスターGO! [Blu-ray]
ゴリラが野球チームで大活躍する奇想天外なスポーツ・コメディ「ミスターGO!」。韓国映画特有の泣きの演出が控えめなのは好感が持てる。

韓国野球界随一の弱小球団ベアーズは、万年最下位から脱出するべく、サーカス出身でパッティングが得意のゴリラと契約を結ぶ。賛否両論が巻き起こる中、ゴリラのリンリンはゴリラ使いの少女ウェイウェイと共に初打席に立つが、そのすさまじいパワーで一躍スター選手となる。ミスターGOと名付けられたゴリラの活躍の噂は海を超え、日本からもスカウトがやってくるが、そこにミスターGOのライバルとなるゴリラ投手ZEROSが現われる…。

ゴリラが野球チームで代打として大活躍。荒唐無稽という形容しか思い浮かばない珍作だが、バカバカしさを楽しむ余裕があれば意外にも楽しめる。ミスターGOは心優しいローランドゴリラで、ゴリラ使いの少女ウェイウェイとの絆は誰よりも強い。ウェイウェイは祖父が残した借金を返すため、ゴリラ共々韓国野球界入りを決め、ミスターGOの活躍は、借金返済の最後の頼みの綱なのだ。実利主義に見えて実は人情家のスカウトマン、ソンとの心の交流、ライバルゴリラの登場、ミスターGOの膝の故障による大ピンチと、ゴリラであることを抜きにすれば、スポーツ映画として、いたってまっとうな作りである。さらに、日本の巨人と中日のスカウト合戦まであって、オダギリジョー(あの髪型はナンなんだ?!)の悪ノリ演技には、もはや笑うしかない。しかし、オールCGで活写されるゴリラのヴィジュアルと演出は、毛の質感から超ド級のダイナミックなプレーまで、CG本気度最大級で、思わず目が釘づけになるはずだ。「ミラクル7号」では愛らしい少年役だったシュー・チャオの女優としての成長も確認できる。ただし、このおバカな設定で133分は少々長すぎ!奇想天外なファミリー・ムービーとして約90分でまとめてほしかった。
【55点】
(原題「Mr. Go 」)
(韓国/キム・ヨンファ監督/リンリン(ゴリラ)、シュー・チャオ、ソン・ドンイル、他)
(CGクオリティ度:★★★★☆)
チケットぴあ

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