映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評


【本音で語る新作映画レビュー】
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◎ 今週末の公開映画から オススメの1本! ◎
チリ他合作映画「ナチュラルウーマン」

ロドリゴ・サントロ

ペレ 伝説の誕生

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ブラジルのスラムで生まれ育った少年ペレは、1950年のW杯で優勝候補筆頭の地元ブラジルがまさかの敗北をきして涙にくれる父親に「僕がいつかブラジルをW杯で優勝させる」と約束する。やがて才能が開花しプロチームに入ったペレは、17歳でブラジル代表に選ばれる。だが50年大会の敗北から自信を失ったチームは崩壊状態。1958年のW杯スウェーデン大会に臨んだペレには多くの試練が待っていた。そんな時、父が言った「いつでも自分を信じ続けろ」という言葉がこだまする…。

サッカー王国ブラジルの英雄ペレの若き日にスポットをあてた伝記映画「ペレ 伝説の誕生」。貧しくてもサッカーを存分に楽しみ、両親の愛情をいっぱいに受けて育った少年時代、貧富の差による屈辱、友人の悲しい死などが描かれるが、エドソン・アランチス・ドゥ・ナシメントという名の少年が、どういう経緯でペレと呼ばれることになったのかというエピソードは面白い。ペレが偉大な選手であること、スウェーデン大会で衝撃的なデビューを果たしチームを優勝に導いたことは、サッカー好きなら誰もが知る事実なので、物語そのものに驚きはないのだが、全編を貫く“ジンガ”のスピリッツは印象に残る。ジンガとはブラジルに根付いた文化、精神、スキルのことで、常に身体を揺らしながらの自由な動きは、サッカー以外にもサンバやカポエイラなどにも活かされている。欧米式の理論に基づいたサッカーではなく、ジンガを大切にしたブラジルらしいサッカーの素晴らしさに目覚めたとき、そこには勝利が待っているというわけだ。ただ、これはあくまでも1950年代当時のW杯事情。現代ではサッカーを取り巻く環境も激変している。特に、市民生活の充実を無視してまで大金を投じて開催した2014年W杯ブラジル大会への国民の怒りの声は記憶に新しいので、少なからず複雑な思いも。名選手をたたえる正統派伝記映画で、良くも悪くもお行儀のよい作品だが、ペレを演じる少年時代、青年時代の2人の俳優はサッカーシーンも含めて好演。スウェーデンのホテルのロビーにいる客として、ペレ本人がチラリと顔をみせている。
【50点】
(原題「PELE: BIRTH OF A LEGEND」)
(アメリカ/ジェフ・ジンバリスト、マイケル・ジンバリスト監督/ケヴィン・ヂ・パウラ、ディエゴ・ボネータ、コルム・ミーニイ、他)
(サクセス・ストーリー度:★★★★★)
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フォーカス

フォーカス ブルーレイ&DVDセット(初回限定生産/2枚組/デジタルコピー付) [Blu-ray]
凄腕詐欺師と彼から詐欺のすべてを学んだ美人詐欺師の恋の駆け引きを描く「フォーカス」。犯罪劇としては弱いがラブロマンスとしては合格点。

ニッキーは一流の詐欺師集団をまとめあげる犯罪のプロ。そんなニッキーの前に未熟な女詐欺師ジェスが現われるがニッキーは彼女に可能性を見出し、自分のチームに迎え、詐欺のノウハウを叩きこむ。やがて二人は恋に落ちるが、恋愛は仕事の邪魔だと考えるニッキーはジェスの前から姿を消す。数年後、ブエノスアイレスで大掛かりな詐欺を仕掛けるニッキーの前に、ライバルチームに所属し見違えるほど美しく洗練されたジェスが現れる…。

フォーカスとは、視点、注意のことで、それをそらすことこそが一流の詐欺のテクニックだというのは、本作の主人公ニッキーの持論だ。なるほど、一流詐欺師のニッキーが披露する数々のテクニックは、入念な事前準備あり、心理戦あり、チームプレーありと、合理的かつ華麗なもので、犯罪と分かっていても妙に感心してしまう。しかし本作のテイストは、騙し騙されのコンゲームというより、むしろラブロマンスとしての面白さにあるようだ。ウィル・スミスといえば、正義感の強いタフなヒーローのイメージだが、意外にも恋愛映画でもいい味を出す役者である。本作では仕事と恋愛は別と割り切っていても、やっぱり計算通りにはいかない男女の心理戦が軽妙な会話で描かれる。クライマックスでは、意外な人物の意外な素顔が明らかになる騙しテクが披露されるが、最も感心させられるのは、むしろ、中盤のスーパーボール観戦で繰り広げられる入念で大胆な仕掛け。思わず、名曲「悪魔を憐れむ歌」を聴きたくなった。
【65点】
(原題「FOCUS」)
(アメリカ/グレン・フィカーラ、ジョン・レクア監督/ウィル・スミス、マーゴット・ロビー、ロドリゴ・サントロ、他)
(恋愛映画度:★★★★☆)
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◆ペンネーム:渡まち子
◆映画ライター、映画評論家
◆こんなお仕事やってます:
新聞、雑誌、インターネットで、映画評、映画コラム、DVD紹介などを執筆。他にも、映画コメンテーターとしてラジオ出演、大学での公開講座や企業主催の映画セミナーなど、映画に関する幅広い仕事をこなしながら活動中です。
◆青山学院文学部史学科卒業。西洋史が専攻で、卒業論文はベネチア史。学んだことを生きている間に有効に活かせるのだろうか…と、かなり心配。
◆エトセトラ:
古今東西の映画をこよなく愛す、自他ともに認めるシネフィル(映画狂)です。時に苦言を呈すこともあるその映画批評の基本は、映画へのあふれる愛情と自負しています。どんなダメ映画でも必ずひとつはあるイイところを発見するのが得意技。大のサッカー好きで、欧州リーグからJリーグまでTPOに合わせて楽しんでます。
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