映画通信シネマッシモ


【本音で語る新作映画レビュー】
シネマッシモでは、映画レビューはネタバレなしのヒントあり。映画を見る前と見た後と、2度読んで楽しめます。
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(点数は100点が、★は5つが満点)
シネマッシモとは、シネマ(映画)とマッシモ(イタリア語でmax,最大)とを組み合わせた造語。
どうぞゆっくり楽しんでください \(^▽^)/

ロボット

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マサラ・ムービーならではのでたらめさが楽しい「ロボット」。あぁ、もう、頭が爆発しそう!

天才ロボット工学者のバシー博士は、10年の歳月をかけて理想のロボット“チッティ”を完成させるが、人間の感情をインプットされたチッティは、博士の恋人サナに恋してしまう。だが、サナはチッティをきっぱりと拒絶。さらに博士の怒りをかったチッティは、廃棄処分に。悪徳科学者によってゴミ処理場から拾われたチッティは、破壊チップを組み込まれてしまう。殺人プログラムと、サナへの断ち切れぬ恋心から、チッティは暴走をはじめ、殺人マシーンになって暴れまわる…。

1998年に大ヒットした「ムトゥ 踊るマハラジャ」を初めて見たときの驚きは今も忘れられない。その過剰なまでのサービス精神と極彩色の世界に、金縛り状態になったものだ。あれからテクノロジーは大きく進化し、最新のVFXを手に入れたマサラ・ムービーのパワーは、ただ事ではない。天才工学博士とロボットの一人二役を熱演するのは、「ムトゥ」にも主演していたラジニカーント。確か60歳を過ぎているはずだが、そのエネルギッシュなことといったら、さすがはインドを代表するスーパースターである。1994年のミス・ワールドで、絶世の美女のアイシュワリヤー・ラーイとの年の差ロマンスなど序の口。ターミネーターばりの激しいアクションを連発するのだから恐れ入る。それだけではない。終盤に殺人マシーンと化し、暴走するチッティは、自分のコピーを無数に量産し、合体・変形。まるで運動会の組体操のごとき形状で、大蛇や巨大ドリル、球体になって暴れまくる。奇想天外…というよりムチャクチャである。こんなアクションをいったいどうやって思いつくのだろうか。ハリウッドムービーではまずお目にかかれないVFX使いのセンスだ。しかも!この高性能の殺人ロボットが、メタボ体型でおっさん顔なのだから、笑いがとまらない。無論、マサラ・ムービーなので、絢爛豪華な歌と踊りは絶対条件。唐突にはじまるミュージカル・シークエンスは、ロボットものらしく、金と銀が多用され、目がくらみそうだ。監督は「ジーンズ 世界は2人のために」のシャンカール。完全に突き抜けた域に達した娯楽作で、でたらめさを楽しむのが正しいお作法だ。昔の泥臭いインド映画を思えば随分と洗練されたものよとしみじみしつつ、マサラ・ムービーの王道を満喫させてもらった。
【60点】
(原題「ENDHIRAN THE ROBOT」)
(インド/シャンカール監督/ラジニカーント、アイシュワリヤー・ラーイ、他)
(やりたい放題度:★★★★★)
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◆プチレビュー◆
感情を持つロボットものの映画としては、「ブレードランナー」がイチオシ。人間が機械化する逆パターンとしては「ロボコップ」が代表。共存を哲学的に描いたのは押井守の「イノセンス」。やっぱりロボット映画はSFの大看板だ。

2035年のシカゴ。ロボット三原則の提唱者であるラニング博士が謎の死を遂げる。捜査を担当するスプーナー刑事は、ある出来事以来、ロボットに対して不信感を持っていた。スプーナーは、博士を殺したのはロボットのサニーではないかと疑うが、事件の裏には企業の巨大な陰謀が隠されていた…。

感情を持つロボットという設定は、SFでは古典とも言えるもの。それだけ人気で興味深いテーマなのだ。SFの巨匠アイザック・アシモフの短編「われはロボット」を原作とするこの映画は、ロボットと共存する近未来を舞台に、アクション、サスペンス、ドラマと複数のジャンルをまたぎながら展開する。扱いようによっては、人間の存在意義を問う深遠なテーマにもなるところを、しっかりエンタメ作品に仕上げるのがやはりハリウッドだ。

主人公のスプーナー刑事を演じるウィル・スミスは製作総指揮も務めている。そのせいか、ロボット嫌いのトラウマは少々優等生すぎる感も。さらに、全裸のシャワーシーンなど、不必要なサービスショットもあり、笑わせてくれる。だが、コンバースのスニーカーを「2004年モノだぜ」と自慢してアナログ感覚を醸し出し、近い未来はさもありなんと思わせるなど、意外に細かい芸も披露する。

SFでは未来社会を視覚化するビジュアル・センスがものを言う。その点、このロボットの造形はシンプルでなかなか良い。メタリックなロボットの大群は、かなり不気味。表面よりも筋肉構造で擬人化する技術に注目だ。監督のプロヤスはエジプト生まれのオーストラリア育ち。クールな映像センスが持ち味の人である。

感情を持つ究極のロボット、サニー。サニーは本当に殺人を犯したのか。もし、そうなら、いったい何のために?スプーナー刑事の上司が言う「人間が人間を殺していた時代が懐かしい」というセリフが意味深い。テクノロジーの暴走というありがちなテーマではあるが、そう遠い世界の話ではないのだから、この際、大真面目に鑑賞するのもいいだろう。

□2004年 アメリカ映画 原題「I, ROBOT」
□監督:アレックス・プロヤス
□出演:ウィル・スミス、ブリジット・モイナハン、ジェームズ・クロムウェル、他

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