映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評


【本音で語る新作映画レビュー】
シネマッシモでは、映画レビューはネタバレなしのヒントあり。映画を見る前と見た後と、2度読んで楽しめます。
映画評サイトもこのブログで4代目になりました。すべての映画好きを歓迎します!
(点数は100点が、★は5つが満点)
シネマッシモとは、シネマ(映画)とマッシモ(イタリア語でmax,最大)とを組み合わせた造語。
どうぞゆっくり楽しんでください \(^▽^)/

◎ 今週末の公開映画から オススメの1本! ◎
チリ他合作映画「ナチュラルウーマン」

ワイルド・スピード

ワイルド・スピード ICE BREAK

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長い逃亡生活と最悪の敵との闘いを終えたドミニク・トレット(ドム)は、愛するレティや仲間たちと固い絆で結ばれた“ファミリー”を誰よりも大切に思っていた。そのドムが謎の女サイバーテロリスト・サイファーの側に寝返る。残されたレティたちは突然の裏切りにショックを受けながらもドム奪還を狙うが、犯罪のエキスパートにして史上最強のドライバーである彼にかなうものはいなかった。一方、ホブスはドムの裏切りによる任務失敗の責任をとって刑務所送りに。残された手段は、ファミリー最大の敵だったデッカート・ショウと手を組むことだったが…。

大人気カーアクションシリーズの第8弾「ワイルド・スピード ICE BREAK」。ポール・ウォーカーの突然の事故死という悲劇を乗り越えた前作は見事な出来だったが、本作の暴れっぷりはさらに上を行く。ドムの裏切りというまさかの事態には、もちろん深い理由があるのだが、仲間たちはドムをとことん信じて彼を取り戻すために奮闘しつつ、シャーリーズ・セロン演じる天才ハッカーが仕掛ける最凶のテロに立ち向かうというのが大筋だ。ワイ・スピらしい、あきれるほどブッ飛んだカーアクションが次々に登場する。キューバの公道での炎のカーレースに始まり、NYでは無人の車が大挙して暴走し高層ビルから車の“雨”が降る。クライマックスは、氷上で潜水艦や装甲車とのカーチェイスなのだから、もう、笑うしかない…というより、素直に興奮するしかない。ストーリーなどもうでもよろしい!と思ってしまう怒涛の136分では、今回共闘するデッカート役のジェイソン・ステイサムが最も美味しい役どころだ。ロック様演じるホブスとのガチンコバトルも用意されているが、この二人、いがみ合いながらも心の底では互いを尊敬していて、いいコンビなのである。毎回のお約束で、豪華な新キャラが登場するが、今回はあの名女優が意外な役で登場。ワクワクさせてくれる。本作は新たなワイスピ3部作のはじまりとなる作品だ。常識を超えた圧巻のカーチェイス、全員主役級の個性豊かなキャラクター、何よりも大切なのは家族。この3つさえ覚えておけばワイスピは楽しめる。ド派手なお祭りムービーなので、ぜひ映画館の大スクリーンで堪能してほしい。
【70点】
(原題「THE FATE OF THE FURIOUS」)
(アメリカ/F・ゲイリー・グレイ監督/ヴィン・ディーゼル、ドウェイン・ジョンソン、ジェイソン・ステイサム、他)
(ありえない度:★★★★★)
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ワイルド・スピード ICE BREAK|映画情報のぴあ映画生活

ワイルド・スピード SKY MISSION

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大人気カー・アクションシリーズの第7弾「ワイルド・スピード SKY MISSION」。常識破りのアクション、最強の敵、ポール・ウォーカー追悼と、いろいろな意味で見逃し厳禁。

ヨーロッパで巨大な犯罪組織を率いていたオーウェン・ショウ一味を撲滅し、恋人レティを奪還したドミニクは、相棒のブライアンや妹のミアら仲間たちと平穏な日々を過ごしていた。そこにドミニクの仲間ハンを殺したと告げる電話が入る。相手はショウの兄デッカード。英国特殊部隊出身の最強の暗殺者を相手に、ドミニクのチームは世界を股にかけて壮絶な戦いへとなだれ込んでいく…。

巨大金庫を引っ張ったり、飛行機を引きずったりと型破りのアクションで知られるワイスピだが、とうとう地上だけでは飽き足らず、空中からのカー・ダイブというアリエナイ設定まで盛り込んで、もうお祭り騒ぎだ。さらに東京、アブダビ、ロサンゼルスと暴れまわる様は「ミッション・インポッシブル」状態。山岳地帯の崖から車ごと転がり落ちても、超高級車で高層ビルからビルへとダイブしてもドミニクはほとんど無傷で、ワイスピのメンバーはもしやXメンなのか?!との疑惑も(笑)。加えて今回は、ムエタイの使い手トニー・ジャーの、無駄に強いアクションも素敵だ。ともあれ、規格外の大ヒットアクション映画は、回を重ねるごとに派手に過激にならなければファンは納得しないので、制作側はそれに律儀に答えている形だろう。今回は「ソウ」シリーズのジェームズ・ワンが監督ということもあり、ハラハラ・ドキドキはお手のものだ。それにしてもヴィン・ディーゼル、ドウェイン・ジョンソン、敵役のジェイソン・ステイサムと、マッチョ率、ハゲ率が大幅UPである。そんな中、故ポール・ウォーカーの雄姿はしっかりと目に焼き付けたい。突然の交通事故で逝ってしまったポールのために…という追悼の雰囲気が映画全体を覆っていて、ドミニクが言う“家族”の絆と別れが現実ともリンクする作品になった。合掌。
【65点】
(原題「FAST & FURIOUS 7」)
(アメリカ/ジェームズ・ワン監督/ヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカー、ドウェイン・ジョンソン、他)
(追悼度:★★★★★)
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ワイルド・スピード SKY MISSION@ぴあ映画生活

ワイルド・スピード EURO MISSION

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大人気カー・アクションシリーズ第6弾「ワイルド・スピード EURO MISSION」。そこまでするか?!の過激なアクションに唖然。

リオで犯罪王から100億円を強奪し、逃亡生活を送っていたドミニクのもとに宿敵であるFBI特別捜査官ホブスが現れる。世界中で犯罪行為を繰り返す巨大犯罪組織を壊滅させるため、ドミニクとそのチームの力を貸せというのだ。最初は断ったドミニクだったが、元エリート軍人でショウという謎の男が率いるその犯罪組織に関わっているのは、ドミニクの死んだはずの恋人レティと聞き、真偽を確かめるためホブスの依頼を引き受ける。元CIA捜査官のブライアンら、凄腕ドライバーの仲間たちがドミニクのもとに再集結。決戦の地ヨーロッパへと降り立つ…。

高級車専門の強盗団のリーダーのドミニクは、今や国際指名手配されているお尋ね者である。楽園のような南の島で優雅に暮らしてはいるが、やはり母国へのノスタルジーは捨てがたいのだろう。旧知のFBI捜査官ホブスから協力を依頼され引き受ける条件は、過去の犯罪歴を消して帰国できるようにしてくれというもの。ストリート・レースを愛し、家族や仲間を愛するドミニクとブライアンらドライバー・チームは、こうして“正義の犯罪者”となって活躍することになる。彼らは、見事なチームプレーとそれぞれの得意技を生かし、ショウの一味に迫っていく。レティがなぜ生きていたのか、そしてなぜ犯罪組織に身を置いているのか。その謎解きはあっさりとしたものだが、回を重ねる毎に過激に進化するアクション・シーンを見ていると、このシリーズの主要キャラは不死身なのだとマジメに信じてしまいそうになる。舞台はヨーロッパ。ロンドンの市街地をぶっ飛ばし、スペインのハイウェイでは、高速戦車とガチンコ勝負。ラストはなんと旅客機相手に車で大暴れ。そのあまりの勢いに、ストーリーへの突っ込みも忘れて、いつのまにか大興奮させられた。ドウェイン・ジョンソンとジーナ・カラーノというアメリカ格闘技界のスターの参戦で、このシリーズに肉弾戦という楽しみも加わっている。大切な“家族”であるレティを取り戻し、本物の自由を手に入れるため、命がけで戦うストーリーには、終盤にどんでん返しのサプライズも用意されていて、サービス満載のエンタテインメントに仕上がっている。これ以上ないくらい派手に暴れた第6作だが、ファンの期待通り、どうやら続きがあるようだ。長い長いエンドロールの後に、思わずビックリのスターが登場するワンシーンがあるので、最後まで席を立たずに見てほしい。
【65点】
(原題「FAST & FURIOUS 6」)
(アメリカ/ジャスティン・リン監督/ヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカー、ドウェイン・ジョンソン、他)
(ド派手度:★★★★★)
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ワイルド・スピード EURO MISSION@ぴあ映画生活

ワイルド・スピード MEGA MAX

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荒唐無稽なアイデアと桁違いの迫力のカーアクションはシリーズ中最高の興奮度。ドウェイン・ジョンソンの参戦で重量感が増加した。

前科者のドミニクと、彼を脱獄させた元FBI捜査官のブライアンは、南米ブラジルの裏社会に身を置きながら、持ち前のドライビング・テクニックを駆使して超高級車の強奪を繰り返していた。二人は、ブラジルの裏社会を牛耳る悪徳実業家レイエスの罠に落ちるが、逆に彼から1億ドルの大金を強奪する無謀な計画を思い付く。だが、そんな彼らの前に、凄腕の連邦捜査官ホブスが立ちはだかる…。

大人気カーアクション・シリーズの第5弾には、裏社会のボスをギャフンと言わせる“義賊”のような趣がある。レイエスから大金をせしめる計画には、各分野のプロが必要で、そのために世界中から凄腕レーサーが集められる。ここに、過去のシリーズで活躍した俳優たちが登場し、賑やかな“オーシャンズ”的な同窓会のようだ。

シリーズの魅力であるカーアクションは、冒頭から常識はずれの派手なものばかり。登場するのは、暴走する列車からの車強奪、装甲車で公道をぶっ飛ばすかと思えば、大型金庫を引きずりながらのカーチェイスまで。“ありえない”の連続なのだが、荒唐無稽さとド派手な演出が、このシリーズのいいところだ。嬉しいのは、ストリート・レースや、最初は敵だった者同士の間にいつしか熱い友情が芽生える、原点回帰のような展開が組み込まれていること。ザ・ロックことドウェイン・ジョンソンとヴィン・デーゼルの肉弾戦は、文字通りの重量級で大迫力だ。欲を言えば、ジョンソンにもドライビング・テクニックを披露する場面が欲しかったところか。超高級のビンテージ・カーを惜しげもなく投入する、贅沢な娯楽アクション大作に仕上がった。エンドロールの後にワンシーンあるのでぜひ最後まで見てほしい。思わず「?!」の人物が登場し、ラスト・ランのはずのこのシリーズのさらなる続きを予感させる。
【65点】
(原題「FAST FIVE」)
(アメリカ/ジャスティン・リン監督/ヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカー、ジョーダナ・ブリュースター、他)
(エキサイティング度:★★★★☆)



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ワイルド・スピード MEGA MAX@ぴあ映画生活

ワイルド・スピード MAX

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ド迫力のカー・アクションがウリのこのシリーズ、続編ができるたびにおかしな方向へ向かったが、4作目はオリジナル・メンバーが再集結して、ようやく軌道修正できた。凄腕ドライバーのドミニクは、南米で逃亡生活を送っていたが、恋人のレティが殺害されたことを知り、危険を承知でLAに戻る。旧友で、かつてドミニクを逃がしたブライアンは今はFBI捜査官だが、麻薬組織のボス・ブラガを追っていた。レティの死に組織が関係すると知ったドミニクは、潜入捜査でブラガを追うブライアンとカーレースで競うことに。命がけのカーチェイスが再び始まる。

ヴィン・ディーゼルにポール・ウォーカー。やはり「ワイルド・スピード」はこのメンバーでなくてはいけない。物語も、東京でドリフト走行などせず、犯罪捜査とカーレースをからめたオーソドックスなストーリーになった。カー・アクションは潤沢な予算のおかげか、見応えたっぷりのもので、冒頭にドミニクとレティが見せる超絶チェイスから一気にワイルド・スピードの世界に引き込まれる。また、旧坑道を爆走する場面は、ドライビング・テクニックより勘と度胸を試す野獣のようなチェイスで、まるでジェットコースターのようなドキドキ感がある。ストリートで競う“庶民性”が失われたのは惜しいが、どうやら物語は続きそう。痛快な気配のラストに思わずニヤリとしてしまうはずだ。
【60点】
(原題「FAST & FURIOUS」)
(アメリカ/ジャスティン・リン監督/ヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカー、ミシェル・ロドリゲス、他)
(これこそ続編度:★★★★★)

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プロフィール
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◆ペンネーム:渡まち子
◆映画ライター、映画評論家
◆こんなお仕事やってます:
新聞、雑誌、インターネットで、映画評、映画コラム、DVD紹介などを執筆。他にも、映画コメンテーターとしてラジオ出演、大学での公開講座や企業主催の映画セミナーなど、映画に関する幅広い仕事をこなしながら活動中です。
◆青山学院文学部史学科卒業。西洋史が専攻で、卒業論文はベネチア史。学んだことを生きている間に有効に活かせるのだろうか…と、かなり心配。
◆エトセトラ:
古今東西の映画をこよなく愛す、自他ともに認めるシネフィル(映画狂)です。時に苦言を呈すこともあるその映画批評の基本は、映画へのあふれる愛情と自負しています。どんなダメ映画でも必ずひとつはあるイイところを発見するのが得意技。大のサッカー好きで、欧州リーグからJリーグまでTPOに合わせて楽しんでます。
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