映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評


【本音で語る新作映画レビュー】
毎日のレビューは分かりやすく簡潔な寸評で、週1本の長文映画レビューでは作品をディープに掘り下げます。
映画評サイトもこのブログで4代目になりました。すべての映画好きを歓迎します!
(点数は100点が、★は5つが満点)
シネマッシモとは、シネマ(映画)とマッシモ(イタリア語でmax,最大)とを組み合わせた造語。
どうぞゆっくり楽しんでください \(^▽^)/

◎ 今週の気になる公開作品 ◎
「ファミリー・ツリー」「ダーク・シャドウ」「サニー」

宮崎あおい

わが母の記

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昭和の文豪・井上靖の自伝的小説を映画化した「わが母の記」。ユーモアとすごみが同居する樹木希林の演技が素晴らしい。

小説家の伊上洪作は、高齢のため、認知症の症状が進んだ母・八重をひきとることになる。洪作は、幼い頃に一人だけ他所に預けられて育った経験から、母から捨てられたとの思いを抱きながら生きてきた。妻、3人の娘、妹たちから支えられ、洪作は初めて母と向き合うことになる。母・八重もまた薄れゆく記憶の中で、息子への思いを確かめようとしていた…。

昭和の時代の、中・上流家庭の家族劇。原田眞人監督自らが公言しているように、本作は名匠・小津安二郎の映画を強く意識している。だが家族の静かな崩壊を描き続けた小津映画との違いは、本作が、記憶をたどりながら描く家族の再生の物語だということだ。自分を捨てた母と距離を置いてきた洪作は、同居することになって初めて母に自分の本心をぶつけるが、認知症が進んだ母から帰ってきた言葉は意外なものだ。映画は、母の“本心”をじわじわとあぶり出し、洪作の記憶と八重の記憶の距離を縮めながら、大きく深い母親の愛を映し出していく。八重の秘めた想いは、主人公だけでなく、見ている観客も、はっと驚かされ、涙を誘うものなのだが、決して大仰ではなく、あくまでもさらりと描く筆致に感銘を受けた。幼い頃に書いた詩、離れて暮らす真意、背中に背負う老いた母の重み。昭和の時代の、端正な暮らしぶりを丁寧に描きながら、3世代の家族の確執と和解のドラマを、ユーモアも交えて活写した本作、原田眞人監督の新境地といえよう。俳優陣は皆、好演だが、とりわけ、記憶を失っていても、すべてを理解しているかのような母・八重を演じる樹木希林の妙演にはうなる。主人公をとりまく、にぎやかな女性キャラはこの映画を楽しく、華やかに彩って魅力的。そんな中、妻・美津の「あなたは捨てられたと思っていていい。それで素晴らしい小説を書けるのなら」との、さりげなくも残酷なセリフにドキリとした。凄味ともいえる愛情で息子に接していた母・八重とともに、常に寄り添い夫を支える控えめな妻・美津のしたたかさ。女たちの優しさと怖さを感じさせる物語だ。
【70点】
(原題「わが母の記」)
(日本/原田眞人監督/役所広司、樹木希林、宮崎あおい、他)
(家族愛度:★★★★★)
チケットぴあ

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わが母の記@ぴあ映画生活

ツレがうつになりまして。

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シリアスな題材をあえて軽やかに描く、ハートウォーミング・ストーリー「ツレがうつになりまして。」。“篤姫”コンビが絶妙だ。

売れない漫画家の晴子と夫の幹男(通称ツレ)は、結婚5年目の仲の良い夫婦。外資系の会社のクレーム処理係のツレは、真面目で几帳面な性格だが、ある日突然、会社に行けなくなり、うつ病と診断される。夫の病気の原因が仕事にあると知った晴子は「会社を辞めなければ離婚する」と宣言し、ツレの療養に専念しつつ、家計を支えるため真剣に漫画に取り組むようになる…。

うつ病というシリアスな題材を、壮絶な闘病記にはせず、ある夫婦が困難を乗り越えていく絆の物語にしたのは、人間の善の側面を見つめてきた佐々部清監督らしい演出だ。もちろん細川貂々(てんてん)の原作にコミカルな味や自虐ネタが満載なのもあるが、大河ドラマ「篤姫」でも夫婦役を演じた主演の二人の相性の良さもあり、ハートウォーミングな物語になっている。実際に画面に登場するユーモラスなイラストの効果も大きい。ツレの経済力に頼りきりで、漫画に対してもどこか“甘え”があった晴子が、世間に対して「ツレがうつになったので、自分が家計を佐支えねばならない。仕事が欲しい!」と宣言し編集者に直訴する場面は、この夫婦の大きなターニングポイントだ。うつという心の病が、計らずも晴子自身を本物の漫画家にする起爆剤となるだけでなく、支え合うという対等な立場になることで、二人を真の夫婦に変えていく。この映画では、心因性うつ病を“宇宙かぜ”と呼ぶ。現代の社会問題であるうつ病には、実際にはより重い側面もあろう。だが、あえて深刻ぶらずに描き、上手な付き合い方をエッセイ風に指南する軽やかさが心地よかった。
【65点】
(原題「ツレがうつになりまして。」)
(日本/佐々部清監督/宮崎あおい、堺雅人、吹越満、他)
(ほのぼの度:★★★★☆)



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ツレがうつになりまして。@ぴあ映画生活

神様のカルテ

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地方医療の現実や医師としての悩みを真摯に描くヒューマン・ドラマ。人を生かす仕事である医者とは、“死”の在り方にも責任がある職業なのだ。

長野県松本の本庄病院で、医師として働く栗原一止(イチ)は、昼間は内科医として、夜間は緊急医として専門外の治療もこなし、不眠不休で激務をこなしている。イチにとって、最愛の妻の榛名(ハル)や、変わり者ばかりが住むアパート御嶽荘の住人との語らいが、唯一の安らげるひと時だ。ある時、末期ガンで大学病院から見放された患者、安曇雪乃がイチを頼ってやってくる…。

櫻井翔の髪型がヘン!ということはさておき。原作は現役医師・夏川草介によるベストセラーだ。主人公イチや妻のハル、そしてアパートの住民たちはどこか浮世離れした性格で、古い旅館である御嶽荘の風情は、時間が止まったかのよう。だからこそ、私生活とは真逆の、地方医療のあまりにもシビアな現実がくっきりと浮かび上がる。医師不足、最先端医療への渇望、延命治療。多くの問題を前にして悩む主人公は、安曇さんという1人の患者と向き合うことによって、自分が医師として、さらには人間としてどうあるべきかという答えを探っていくのだ。最期のときをどうすごすかは、それぞれに違った意見があろう。だが、大学病院から「あとは好きなことをして過ごして下さい」と見放された安曇さんにとって、自分の病気に真剣に向き合ってくれるイチは、真っ暗な中でみつけた小さな明かりに見えたに違いない。すがる思いでイチを頼った彼女に対してイチが示した誠実さは、医療のひとつの理想型だ。妻のハルがあまりにも完璧な女性で現実味がなさすぎるが、彼女はイチにとって母性愛そのものなのだろう。終盤、タイトルである“神様のカルテ”の意味がわかるとき、じんわりと感動が広がり、イチやハル、安曇さんたちと共に信州の山々を見たくなる。
【60点】
(原題「神様のカルテ」)
(日本/深川栄洋監督/櫻井翔、宮崎あおい、要潤、吉瀬美智子、他)
(夫婦愛度:★★★★★)



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神様のカルテ@ぴあ映画生活

オカンの嫁入り

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軽すぎず、重すぎず。演出の抑制が絶妙な人間ドラマだ。初共演の大竹しのぶと宮崎あおいが母娘を演じるが、フワフワした雰囲気が共通していて本物の親子のよう。陽子と月子は、長年、母1人子1人で仲良く暮らしてきた。ある晩、陽子が、若い金髪の男・研二を連れてきて「おかあさん、この人と結婚することにしたから」と爆弾発言。あまりに突然の陽子の言葉に、月子は裏切られた思いで家を飛び出してしまう。周囲の者たちは、なんとか二人をとりなそうとするが、母娘にはそれぞれ、心に傷があったり、言い出せない秘密があって…。

原作は咲乃月音の日本ラブストーリー大賞受賞作だが、内容は、恋愛ものではなく母と娘の絆の物語だ。監督の呉美保は「酒井家のしあわせ」でも、秘密をかかえながら互いを思いあう家族の姿を描いたが、今回は母一人子一人、女どうしということで、わだかまりも複雑だ。母が唐突に結婚宣言をして娘を突き放すようなマネをするには理由がある。月子は、会社に勤めているとき、ある男性から理不尽な扱いを受け、それ以来引きこもりのような状態なのだが、このままで一生過ごせるわけはない。母の陽子の結婚相手・研二は、元板前だけあって料理の腕はプロ級、見た目とは裏腹に思いやりにあふれた好青年だ。人はみかけだけでは判断できず、つきあってみて始めて長所も短所もわかる。そのためには小さくて安全な世界から出てみるしかない。月子の心の扉を開けるため、母の結婚が強引なカンフル剤となっている。さらに陽子にもなかなか娘には言いだせない、ある秘密が。その秘密はヘタするとお涙ちょうだいになってしまうものだが、この映画ではそうはならない。軽妙なセリフの中にいたわりを感じさせるため、白無垢姿の母とそれをみつめる娘の和解の場面がごく自然な感動を生んでいる。母娘はときに辛らつな言葉やキツいまなざしをぶつけ合うが、なぜか激しさよりもコミカルな雰囲気なのは、やわらかな関西の言葉のおかげだろう。ただし、舞台は大阪だが、登場人物の描写は、ありがちなコテコテでベタついたものではなく、感情を抑えた静かな演出なのが好感が持てる。母娘が素直になって、それぞれの勇気ある旅立ちを迎える物語は、見終わってじんわりとした温もりが残った。古いおまじないの言葉「つるかめ、つるかめ」が微笑ましい。
【60点】
(原題「オカンの嫁入り」)
(日本/呉美保監督/宮崎あおい、大竹しのぶ、桐谷健太、他)
(親子愛度:★★★★★)

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ソラニン

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都会の片隅で寄り添うように生きるカップルの存在証明を、素晴らしい歌が具現化するリリカルな青春物語だ。アジカンの曲と宮崎あおいの熱唱が忘れがたい。OL2年目の芽衣子は自由を求めて会社を辞める。一方、同棲中の芽衣子の恋人で、フリーターの種田は音楽の夢をあきらめきれずにいた。「ソラニン」という曲を書き上げた種田は、仲間たちと一緒にレコード会社に持ち込み、手応えは感じるものの、アイドル歌手のバックバンドにならないかと誘われ、やりきれない思いを抱く。そんなある日、種田はバイク事故に遭ってしまう…。

夢をあきらめるほどまだ老いてはいない。かといって現実を忘れて夢を追うほどもう若くはない。どこにでもいるような20代の恋人と仲間たちの日常と心情がリアルだ。芽衣子は、今以外の自分になりたいのだが、それが何なのか彼女自身にも分からない。そんな彼女は恋人の死という耐え難い現実に遭遇して気力を失うのだが、芽衣子をもう一度輝かせるのが、種田が作った歌「ソラニン」だ。今までギターを持ったことも人前で歌ったこともない芽衣子のチャレンジは、そのまま初めて映画の中で歌を披露する宮崎あおいのみずみずしさとピッタリと重なって、切なく響いてくる。歌唱力やテクニックではなく気持ちで歌う芽衣子のサウンドには、小手先ではない力強さがある。クライマックスの、芽衣子とバンドの仲間たちによるライブは圧巻だが、彼らの目標はプロデビューやコンテストでの優勝などではないところがいい。あくまでも大切な人間を失った悲しみを乗り越えるために歌うという点が素晴らしく、ピュアなその思いが感動を呼ぶ。楽曲はASIAN KUNG-FU GENERATIONによるもので、アップテンポのノリのいい曲でありながら、やるせないメロディは思わず口ずさみたくなるものだ。ソラニンとはじゃがいもの芽にある毒素のこと。「さよなら」と歌い叫ぶことで新しい未来が見えた気がする。
【65点】
(原題「ソラニン」)
(日本/三木孝浩監督/宮崎あおい、高良健吾、桐谷健太、他)
(切なさ度:★★★★☆)

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映画レビュー「少年メリケンサック」

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◆プチレビュー◆
ダメOLとおやじたちのパンク魂が吠える。炸裂系ハイ・テンション・ムービーの快作。 【65点】

 レコード会社のOLかんなは、動画サイトで美形のパンク・バンド“少年メリケンサック”を発見する。さっそく契約を取ろうと出かけてみると、そこには酒びたりの中年男が。ライブ映像は25年前のものだったのだ…。

 クドカンこと宮藤官九郎は、きっと心底パンク・ロックを愛しているのだろう。このテの音楽に特に思い入れのない私でも、この映画の“パンクぶり”が面白くて引き込まれる。汚物系ネタの連続にはうんざりしたが、それでも、その過激さやデタラメさまでもが可愛く思えてくるから不思議だ。これが情報過多で迫るクドカン・ワールドの威力なのか。

 かんなはお気楽なOLだが、彼氏のマサルの音楽的才能欠如に気付かない一方で、少年メリケンサックを発見する嗅覚もある不思議ちゃんだ。メンバーは実はボロボロ、ヨレヨレのわがまま中年男だったことを上司に言い出せないまま、なりゆきで全国ツアーに出てしまう度胸も併せ持つ。凶暴でキタなくてやる気がないくせに、プライドだけは高いオッサンたちと、彼らに振り回されてキレっぱなしのかんなの旅は、行く先々で騒動を巻き起こし、彼らにビミョーな変化をもたらしながら、とんでもない方向へと向かっていく。

 そんな旅路の果てに、おやじバンドは再び輝くことができるのか。かつて80年代の音楽シーンには、メジャーよりマイナーを良しとする風潮があった。田辺誠一演じる看板歌手を軽薄野郎に描くのは、そのためである。しかし、ネットで勝手に人気沸騰する少年メリケンサックを求めるファンには、もはやメジャーもマイナーも関係ない。そこにある音楽の力が周囲をグイグイ飲み込んでいく。その証拠に、パンクなんか大嫌いだったかんなも、最後には立派にパンク魂を身につけた。ついでに、レコード会社の上司も、彼氏のマサル君までも。

 普通、ロード・ムービーというのは、登場人物の人間的な成長が感動を呼ぶものだが、この映画は、そんなことはおかまいなし。ミもフタもないダメっぷりが、かえって潔い。特に過去のしがらみで反目する佐藤浩市と木村祐一の兄弟の関係性など、無茶苦茶にアナーキーだ。おそらく、イマドキの癒し系ムーブメントに、監督自身が「ノー!」と宣言しているに違いない。カッコ悪くて何が悪い?!ウェルメイドなんかクソくらえだ。それを体現するのが“篤姫”の品位をかなぐり捨てて熱演する宮崎あおいだから、最高にイケている。

 さて、パンクのスピリットとは? 監督曰く、分かってほしいのに、分かってたまるか!と吠えることだそう。言えている。何がしたいか分からなくても何かせずにはいられない。目的ではなく心の衝動だ。傍目にはバカらしいことに夢中になり激突しあうことで、新しいパワーが生まれてくる。この映画は、シャウトする情熱を正面きって描くのが気恥ずかしいのか、確信犯的にハズしながら攻めてくる。オッサンたちの1曲しかない持ち歌「ニューヨーク・マラソン」の本当の歌詞を聞けば、作り手が秘める“照れ”が伝わる…はずだ。

(シネマッシモ評価:★5つが満点)ハチャメチャ度:★★★★☆

□2008年 日本映画
□監督:宮藤官九郎
□出演:宮崎あおい、佐藤浩市、木村祐一、他

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闇の子供たち

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日本とも係わる幼児売・買春と臓器密売を告発する問題作。タイに住む新聞記者と女性ボランティアの目を通して、闇の世界を描くものだ。物語はスリリングだが後半の描写が慌しく、特にラストの主人公の秘密はとってつけたよう。それでも、善悪の感覚が麻痺し金銭にものを言わせる日本人をクールに描いて考えさせられる。自らも被害者の斡旋業の男が悪循環を体現して悲しい。この映画を見れば、もはや知らなかったとは言えなくなる。
【70点】
(日本/阪本順治監督/江口洋介、宮崎あおい、妻夫木聡、佐藤浩市、他)
(ショッキング度:★★★★★)

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陰日向に咲く

陰日向に咲く、9つの花~勝てない僕らが咲けるまで~
豪華俳優競演でおくる笑いと涙の群像劇。借金まみれの青年や母の足跡をたどる娘、ほらふきのホームレスなど、様々な人々が不思議なひとつの糸でつながっていく。エピソードはそれぞれにイイ話だが、日陰の人間なりの心意気が感じられないので凡庸さは否めない。群像劇は、ただつながってハッピーエンドというだけではダメで、鋭い人間描写が必要なハイレベルな映画技法と改めて痛感。ラスト、岡田准一の長ゼリフは感心した。
【60点】
(日本/平川雄一朗監督/岡田准一、宮崎あおい、伊藤淳史、塚本高史、他)
(豪華キャスト度:★★★★☆)

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初雪の恋 ヴァージン・スノー

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美形韓国俳優イ・ジュンギと若手実力派の宮崎あおい共演の日韓合作の純愛映画。京都を中心に日本らしい風景が憧れを込めて描かれ、美しすぎるほど。物語は韓国メロドラマの典型で、言い伝えを上手く使っているが、黙って姿を消す必然性が薄いのが気になる。
【40点】
(日本・韓国/ハン・サンヒ監督/イ・ジュンギ、宮崎あおい、余貴美子、他)
(ベタな演出度:★★★★☆)

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◆ペンネーム:渡まち子
◆映画ライター、映画評論家
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新聞、雑誌、インターネットで、映画評、映画コラム、DVD紹介などを執筆。他にも、映画コメンテーターとしてラジオ出演、大学での公開講座や企業主催の映画セミナーなど、映画に関する幅広い仕事をこなしながら活動中です。
◆青山学院文学部史学科卒業。西洋史が専攻で、卒業論文はベネチア史。学んだことを生きている間に有効に活かせるのだろうか…と、かなり心配。
◆エトセトラ:
古今東西の映画をこよなく愛す、自他ともに認めるシネフィル(映画狂)です。時に苦言を呈すこともあるその映画批評の基本は、映画へのあふれる愛情と自負しています。どんなダメ映画でも必ずひとつはあるイイところを発見するのが得意技。大のサッカー好きで、欧州リーグからJリーグまでTPOに合わせて楽しんでます。
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