映画通信シネマッシモ


映画通信シネマッシモは、2018年4月をもって、終了しました。

ブログ終了にあたり、たくさんのあたたかいコメントをお寄せいただき、本当にありがとうございました。
皆さまの映画ライフに少しでもお役に立てたならこれほど嬉しいことはありません。
長い間のご愛顧に心より感謝いたします。

永野芽郁

ミックス。

([や]2-4)ミックス。 (ポプラ文庫)
母のスパルタ教育により、幼い頃は、天才卓球少女ともてはやされた富田多満子は、母の死後は、普通の青春、普通のOLに憧れ、地味で平凡な毎日を送っていた。トラウマである卓球を封印しながら、会社の卓球部のイケメンエースの江島とつきあうことになるが、新入社員の美人卓球選手・愛莉に江島を横取りされてしまう。会社を辞めて逃げるように故郷に戻るが、亡き母が残した卓球クラブは赤字で活気がなく、数少ない部員もさえないメンバーばかりだった。しかし、江島と愛莉の幸せそうな姿を偶然見かけた多満子は、クラブ再建と打倒江島・愛莉ペアを目標に、全日本卓球選手権の男女混合(ミックス)ダブルス部門への出場を決意する。妻と娘に見捨てられ落ちぶれた元プロボクサーの萩原久とペアを組み、猛特訓を始めるのだが…。

かつての天才卓球少女が卓球クラブの再建と男女混合ダブルスでの勝利を目指すスポーツ系ラブ・コメディー「ミックス。」。卓球がモチーフだが、スポ根ものではないところがミソだ。ヒロインの多満子のモチベーションは、自分を捨てた男を見返したいという非常に個人的なものだし、元天才卓球少女なのに、これといった必殺技も持っていない。ペアを組む元プロボクサーとの男女混合(ミックス)ダブルスの妙味もさして感じないし、卓球ならではの心理的駆け引きもない。ここまで卓球を脇に追いやっておきながら、登場人物のほぼ全員が卓球が大好きという設定なのだから、スポーツではあっても根性は皆無なのだ。

とはいえ、見所はちゃんとある。多満子たちの練習相手の強敵はことごとくキャラが立っていて爆笑ものの個性派ペアばかり。中でも蒼井優が怪演する中国人キャラクター(卓球クラブのメンバーたちがいきつけの中華料理店の店員)は最高で、「休むときは死ぬときヨ!」のせりふにシビレた。小悪魔女子キャラが板についてきた永野芽郁もいい。だが何と言っても、破壊的なほど可愛いガッキーの好感度が映画を支えている。スポーツ映画としても、ラブストーリーとしても、コメディーとしても、今一つ突き抜けていないが、小ネタで楽しませるサービス精神は旺盛。TVドラマ「リーガルハイ」などの売れっ子脚本家・古沢良太の嫌味のない脚本で、薄く浅く、軽く楽しく過ごせる作品だ。
【55点】
(原題「ミックス。」)
(日本/石川淳一監督/新垣結衣、瑛太、広末涼子、他)
(スポ根度:★☆☆☆☆)
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ピーチガール

ピーチガール 豪華版(初回限定生産) [Blu-ray]
心は純真なのに派手な外見から遊んでいると誤解されやすい女子高生・ももは、ある勘違いから、学校一のモテ男のカイリとキスをしたという噂を流される。しかも、その後にカイリに本当に一方的にキスされてしまい困惑する。ももは、中学時代からの同級生で硬派な男子・とーじのことを一途に思い続けていたのだ。おまけに、男受けのいい美少女だが中身は性悪の沙絵は、ももの好きなものを何でも欲しがり、何とかとーじを横取りしようと様々な罠をしかけてくる始末。そんなももの絶対絶命のピンチを救ったのは、一見チャラそうだが実は真面目な性格のカイリだった…。

見かけとは真逆の性格の高校生の男女の恋模様を描く青春ラブストーリー「ピーチガール」。原作は第23回講談社漫画賞を受賞した上田美和の人気コミックだ。主人公のももは、水泳部に所属していたため、日焼けした肌に塩素で色が抜けた赤い髪で、外見は遊んでいるギャル風だが、中身は同級生とーじを想い続ける一途でピュアな性格。学校一のモテ男のカイリは、チャラくて軽い性格に見えて、中身は真面目で、複雑な家庭環境に悩みながらも懸命に夢を追っている。ももの友人の美少女・沙絵は、可愛らしい外見とは裏腹に小悪魔系の性悪で、ももが好きなものは何でも欲しがる。とーじだけは真面目で硬派でさわやかな外見と中身にギャップは少ないが、どこまでも不器用な男子だ。人をみかけで判断してはいけない。そんな真面目なメッセージが透けて見えるが、話の中心は、とーじとカイリという、正反対のタイプの二人の男子の間で揺れ動くももの恋模様で、ももが果たしてどちらを選ぶのかが、なかなか読めないので思いがけず楽しめてしまう。だが、問題は演技。山本美月、伊野尾慧共に、あまりに芝居がつたない上に、高校生役をやるには年齢的に無理がありすぎて、ファン以外には響かないだろう。原作コミックのキャラのビジュアルは、実写版とかなり違うようだが、もう少し現実的なキャスティングがあったのではないか。小悪魔の沙絵を演じる永野芽郁が、珍しく憎まれ役なのが目新しいが、沙絵が仕掛ける罠や策略がこれまた稚拙で、苦笑しかでてこない。監督はこれが長編映画初監督。あまりキビしいことを言ってもいけないが、ティーン向けの胸キュンラブストーリーでも、もう少しリアルな演出が見たかった。何でも原作には続編があって、10年後(27歳)の物語があるのだそう。やっぱりこのお話は、実写ではなくコミックの世界が向いているようだ。
【45点】
(原題「ピーチガール」)
(日本/神徳幸治監督/山本美月、伊野尾慧、永野芽郁、他)
(ファンサービス度:★★★★★)
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帝一の國

帝一の國 豪華絢爛版Blu-ray
国内屈指の名門校・海帝高校に首席で入学した新1年生の赤場帝一は、将来、総理大臣になって自分の国を作るという野望を抱いていた。その夢を叶えるため、政財界に強いコネ持ちを、将来の入閣が確約されている生徒会長の座を目指すことに。2年後の生徒会長選挙を見据え、誰よりも早く動き出した帝一だったが、彼の前には800人の超エリート高校生たちというライバルがいた。やがて帝一は、想像を絶する罠と試練が待つ、壮絶な派閥闘争に巻き込まれていく…。

名門高校の生徒会長の座を巡る激しいバトルを描く学園闘争コメディ「帝一の國」。原作は古屋兎丸の大人気同名コミックだ。菅田将暉演じる主人公・帝一が野心の男なら、ライバルキャラたちは、策略、正義、支配、戦術と、それぞれの役割が分かりやすく描き分けられていて、戯画的演出とギャグのつるべうちで笑わせる。時代が昭和という設定なので、どこか浮世離れした雰囲気や、テクノロジーに頼らない戦略が、物語にフィットしているのだ。親の代からの因縁や腐れ縁、誤解に策略が交錯し、生徒会長選挙は余談を許さない。1年生の帝一は、まずは次期生徒会長になる2年生を見極めてその派閥に入るが、そこで、姑息なライバルに罠をしかけられたことで大ピンチに。そんな中、状況を一気にひっくりかえす奇策“マイムマイム事変”には大爆笑した。生徒会長になるためには、どんな汚いことも辞さないと心に決めている帝一が自分の国を作りたい本当の理由は、意外にもセンチメンタルなもの。原作に登場する、帝一の恋人の美美子を巡る恋愛バトルはバッサリと割愛されてしまったので、物語は、イケメン男子たちの学園闘争に絞られた印象だ。恋愛より野心と友情。負けるのではなく勝たせてやる懐の深さに、ピアノ曲・マリオネット(操り人形)のメロディーが不敵に響いた。
【65点】
(原題「帝一の國」)
(日本/永井聡監督/菅田将暉、野村周平、竹内涼真、他)
(カリカチュア度:★★★★★)
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ひるなかの流星

ひるなかの流星 Blu-rayスペシャル・エディション
田舎育ちの女子高生・与謝野すずめは、両親の海外赴任を機に東京の叔父のもとに預けられることになる。転校先の高校の担任教師・獅子尾は、上京初日に困っていたすずめを救ってくれたのをきっかけに、いつもすずめを助けてくれる存在で、すずめは彼に生まれて初めての恋心を抱く。獅子尾はすずめのまっすぐな気持ちを受け止めつつも、教師という立場から踏み出せずにいた。一方、クラスメイトで隣の席に座る馬村大輝は、女嫌いだったはずが、すずめのわけ隔てない性格と明るさに惹かれ、彼女が獅子尾に恋していることを承知で、惹かれていく…。

東京の高校に転校した田舎育ちの女子高生が、担任教師と同級生の間で揺れ動く姿を描く青春ラブストーリー「ひるなかの流星」。原作は、やまもり三香の大ヒットコミックで、初恋のバイブルと呼ばれている人気漫画だそうだ。天然でピュア、前向きなヒロイン・すずめは、恋愛初心者。優しく大人の担任教師への初恋、不愛想だがまっすぐな同級生の間で、揺れ動き、最終的にすずめはどっちを選ぶのか?!というのが大筋だ。「俺物語!!」でフレッシュな演技をみせた永野芽郁は、人気急上昇の若手女優で、これから小悪魔系の悪役(?)を含めて様々な役柄を披露してくれる注目株。本作では、自分の思いに正直に、恋を受け止めて、成長する少女を演じている。ちょっと意地悪な美少女とはケンカを経て親友になるが、それもすずめの天真爛漫さがなせるわざだ。モテ期のヒロインの三角関係ラブロマンスは、10代の女の子には夢のような展開で、妄想満足度はかなり高そう。とってつけたような不幸やシリアスに邪魔をするライバルなどは登場せず、難病や記憶喪失もなし。少々めんどくさい性格だが、マイペースなヒロインの明るい恋物語は、素朴だが好感が持てた。
【50点】
(原題「ひるなかの流星」)
(日本/新城毅彦監督/永野芽郁、三浦翔平、白濱亜嵐、他)
(モテ期度:★★★★★)
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