映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評


【本音で語る新作映画レビュー】
シネマッシモでは、映画レビューはネタバレなしのヒントあり。映画を見る前と見た後と、2度読んで楽しめます。
映画評サイトもこのブログで4代目になりました。すべての映画好きを歓迎します!
(点数は100点が、★は5つが満点)
シネマッシモとは、シネマ(映画)とマッシモ(イタリア語でmax,最大)とを組み合わせた造語。
どうぞゆっくり楽しんでください \(^▽^)/

◎ 今週の気になる映画 ◎
「ワンダーウーマン」「エル」「関ケ原」「ボブという名の猫」etc.

窪田正孝

東京喰種 トーキョーグール

「東京喰種」オリジナル・サウンドトラック
人間と同じ姿をしながら人を喰らう怪人“喰種”が暮らす東京。人々が恐れを抱きながら生活する中、平凡な大学生のカネキは事故に遭い、ひそかに憧れていた、実は喰種の女性リゼの臓器を移植されて、半喰種となってしまう。自分が喰種化したことに苦悩するカネキは、以前から頻繁に足を運んでいた喫茶店“あんていく”で働くことに。そこは喰種が集まる店で、カネキは、店でアルバイトをする女子高生トーカや、店に集まる客もまた喰種だということを知る。同じころ、喰種を駆逐しようとする人間側の組織CCGの捜査が迫り、人間と喰種の戦いが激化していく…。

人間を捕食する“喰種”が生きる世界で、半喰種になってしまった主人公の苦悩と闘いを描く「東京喰種 トーキョーグール」。原作は石田スイによる大人気コミックだ。この実写化は、公開前より出演者の清水富美加の出家騒ぎで、作品とは別の意味で大きな話題となってしまった経緯がある。そんなスキャンダルが先走ってしまったものの、重要なキャラクターのトーカを演じるこの清水富美加が、なかなか頑張っていて、いい演技を披露しているのだ。かなりホラー寄りでグロテスクな描写も多いが、異形のものの哀しさや苦悩を、激しいアクションを交えて描いていく。

喰種は水とコーヒーと人体だけを取り込む怪人だが、彼らの中にも様々なタイプがいる。何のためらいもなく人を喰らうものもいれば、できるだけ平和的に生きようとするものも。その中で人間と喰種の両方を生きるカネキは、自らの存在意義に葛藤するわけだが、本作ではその心理描写に割く時間が少ないためか、なかなかカネキの苦悩が伝わりにくい。だが若手演技派の窪田正孝は身体能力も高く、限られた時間の中でかなり健闘しているといえよう。特に自分の中にうごめくリゼの人格が時折カネキを支配する狂気の演技はすごい。さらに、カネキが被る髑髏(どくろ)風のマスクとそこから覗く片目だけの赤い瞳のビジュアルは、恐ろしくも美しく、印象に残る。物語のその先を期待してしまうラストだが、前述の清水富美加の出演が難しい状態では、果たしてどうなるか。ともあれ、自分の身体と一体化した捕食器官を使って闘う独特のアクションと、ダークな世界観を堪能できるユニークな作品に仕上がっている。
【60点】
(原題「東京喰種 トーキョーグール」)
(日本/萩原健太郎監督/窪田正孝、清水富美加、蒼井優、他)
(葛藤度:★★★☆☆)
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MARS(マース) ただ、君を愛してる

MARS~ただ、君を愛してる~ (Blu-ray BOX)
心に傷を抱えて生きる零とキラは、海辺で出会い、運命的な恋に落ちる。そこに、零の死んだ弟・聖の親友だった牧生が転校してくる。零とキラの良き理解者に見えた牧生だったが、実は、零に対して異常なまでの執着があり、2人の中を引き裂こうと画策。やがて牧生の想いは、残酷な運命を引き寄せてしまう…。

惣領冬実の人気コミックを原作とする「MARS(マース) ただ、君を愛してる」は、90年代に「別冊フレンド」に連載され、ディープなテーマや禁断の世界観で人気を博した少女漫画だ。韓国映画のラブストーリーも真っ青の、トラブル、障害、ショッキングな設定がてんこもりなのだが、映画版は原作やTVドラマを大きく割愛しているので、その世界観が少しわかりにくい。孤独な少女・キラのトラウマは、いたいたしいものだが、学園のスターとして君臨するのに刹那的に生きる零の暴力性と、その強さに惹かれる少年・牧生の執着が2時間の映画では描き切れてないように思う。何より、アイドルグループ、Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔と、若手実力派の窪田正孝の演技力の差が気になる。タイトルのマースは、ローマ神話に登場する軍神の名前だ。
【30点】
(原題「MARS〜ただ、君を愛してる〜」)
(日本/耶雲哉治監督/藤ヶ谷太輔、窪田正孝、飯豊まりえ、他)
(アイドル映画度:★★★★☆)
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MARS〜ただ、君を愛してる〜|映画情報のぴあ映画生活

ヒーローマニア 生活

ヒーローマニア -生活- Blu-rayマニアック・エディション
会社をリストラされコンビニでバイトするうだつの上がらないフリーターの中津は、なぜか、圧倒的な身体能力を持つニートの土志田、情報収集力に長けた女子高生カオリ、夜な夜な若者を殴っている定年間近のサラリーマン日下と共に、町を守る自警団を結成し、ヒーロー活動を始める。やがて彼らの行動は社会現象になり、日下がスカウトしてきたホームレス宇野を社長とした、低料金の警備サービスを提供する会社「ともしび総合警備保障」を立ち上げる。しかし新しく加わったメンバーの中には私欲に走るものもいて、徐々に組織の秩序が崩れ始める…。

福満しげゆきの人気漫画「生活【完全版】」が原作の異色ヒーロー・ムービー「ヒーローマニア 生活」。洋の東西を問わず、ヒーロー映画は大流行だが、圧倒的な力を誇示するハリウッド映画に比べ、日本映画のヒーローものは、平凡でぱっとしないヤツが、ここぞという時に覚醒するパターンが多い。本作の主人公も、会社を辞めコンビニのバイトで食いつなぐへたれ君。メンバーはそれぞれ個性的だが、小さな悪に自分たちで勝手に天罰を下すという、何とも中途半端なヒーローたちなのだ。とはいえ、彼らが作った会社組織がほころびはじめ、やがて悪意が露出していく様は、いかにも群たがる日本人気質といってもいい現象で、興味深い。自警を描く映画は、ヴィジランテ映画とジャンル分けされる。「必殺仕事人」シリーズや「処刑人」などがその代表だ。クールな戦いっぷりとカタルシスが特徴なのだが、はたして本作は…。それは映画をみて確かめてほしい。21世紀の日本のヒーローは、ジャージ姿。案外、身近にいるということなのだろうか。出演俳優たちは、ほぼスタントなしでアクションシーンを演じているそうで、その頑張りには目を見張る。
【55点】
(原題「ヒーローマニア 生活」)
(日本/豊島圭介監督/東出昌大、窪田正孝、小松菜奈、他)
(爽快度:★★☆☆☆)
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◆ペンネーム:渡まち子
◆映画ライター、映画評論家
◆こんなお仕事やってます:
新聞、雑誌、インターネットで、映画評、映画コラム、DVD紹介などを執筆。他にも、映画コメンテーターとしてラジオ出演、大学での公開講座や企業主催の映画セミナーなど、映画に関する幅広い仕事をこなしながら活動中です。
◆青山学院文学部史学科卒業。西洋史が専攻で、卒業論文はベネチア史。学んだことを生きている間に有効に活かせるのだろうか…と、かなり心配。
◆エトセトラ:
古今東西の映画をこよなく愛す、自他ともに認めるシネフィル(映画狂)です。時に苦言を呈すこともあるその映画批評の基本は、映画へのあふれる愛情と自負しています。どんなダメ映画でも必ずひとつはあるイイところを発見するのが得意技。大のサッカー好きで、欧州リーグからJリーグまでTPOに合わせて楽しんでます。
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