映画通信シネマッシモ


【本音で語る新作映画レビュー】
シネマッシモでは、映画レビューはネタバレなしのヒントあり。映画を見る前と見た後と、2度読んで楽しめます。
映画評サイトもこのブログで4代目になりました。すべての映画好きを歓迎します!
(点数は100点が、★は5つが満点)
シネマッシモとは、シネマ(映画)とマッシモ(イタリア語でmax,最大)とを組み合わせた造語。
どうぞゆっくり楽しんでください \(^▽^)/

篠原涼子

北の桜守

映画「北の桜守」オリジナルサウンドトラック
1945年、樺太で暮らす江蓮てつは、日ソ不可侵条約を破棄したソ連の侵攻にさらされ、2人の息子と一緒に命からがら北海道の網走まで逃げ延びる。凍てつく寒さ、飢え、極貧の中を「もう一度家族4人そろって桜を見よう」との夫の言葉だけを頼りに、必死で生き延びた。1971年、アメリカで事業に成功した次男の修二郎は、日本に帰国し、北海道へと帰ってくる。年老いた母てつを一人にしてはおけないと、一緒に暮らし始めるが、母子は思いあうがゆえにすれ違い、てつは一人網走に戻ろうとする。記憶が混濁し認知症を発症した母に寄り添おうと決意した修二郎は、二人で北海道各地を巡り、共に過ごした記憶を拾い集めていく…。

北海道を舞台に、戦中から戦後の激動の時代を生き抜いた親子の姿を描くヒューマン・ドラマ「北の桜守」。日本を代表する大女優・吉永小百合が主演を務め、「北の零年」「北のカナリアたち」に次ぐ北海道の大地を舞台にした“北の三部作”の集大成だ。今回は「おくりびと」の滝田洋二郎が監督を務め、戦中に北海道で起こった悲劇的な歴史も織り込みながら、親子の絆を描いている。

激動の時代を死にもの狂いで生きた母子の物語の中で、戦争の圧倒的な暴力性を表すのに、劇中劇として演劇という手法をとっているのが画期的だ。引き揚げ時の混乱、集団自決事件など、史実に基づくそれらの出来事が、独特の語り口で挿入される。この象徴的な演劇スタイルに違和感を感じる人も多いだろう。意外なことに、吉永小百合は舞台経験がなく、これが“初の舞台経験”だそうだ。正直、30代を演じるにはさすがの美人女優も無理があるのだが、映画出演120本を迎える大女優の尽きないチャレンジ精神に、尊敬の念を覚える。ひとつ残念なのは、タイトルにある桜守(地域に根ざし、1年を通じて桜の樹木の保護育成に携わる人のこと)の仕事について、深く描かれなかったこと。桜はあくまで幸福のイメージというのなら、別のタイトルでも良かったのでは。いずれにしても吉永小百合ありきの感動作に仕上がっている。
【60点】
(原題「北の桜守」)
(日本/滝田洋二郎監督/吉永小百合、堺雅人、篠原涼子、他)
(親子愛度:★★★★★)


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アンフェア the end

アンフェア the end Blu-ray スペシャル・エディション
美人で敏腕の女刑事が最後の闘いに挑む、人気シリーズの完結編「アンフェア the end」。結局、雪平夏見ってお人よしの可愛い女性なのかも。

刑事だった父の死の真相を探るうちに警察内部の闇と国家を動かす謎の権力組織の秘密データを入手した敏腕女刑事・雪平夏見は、最も効果的な方法で反撃に転じるタイミングを伺っていた。そんな時、ある転落死の現場で10年前に起きた事件の遺留品と同じしおりを見つける。転落死したのはネイルガン殺人事件の首謀者・村上克明検事であること、かつての事件をつなぐ「Xサイト」が復活していること、さらに村上殺しの首謀者とされているシステムエンジニアの津島からの懇願…。捜査を開始する雪平の前に、再び権力組織の闇がたちはだかる…。

人気テレビドラマから約10年、劇場版の3作目にして最終章の本作では、過去の事件の謎を回収するという大切な役割がある。中でも最大のものは、ヒロインの雪平がずっと追ってきた、父を殺した犯人が誰かという謎が明かされることだ。バツイチ、子持ち、大酒のみと、一見がさつにみえるヒロインは、実は誰よりも繊細な心の持ち主。クールなルックスで「誰も信じない」と口では言うが、誰よりも人を信じやすく、何度も騙されているお人よしだ。最も身近で愛すべき人物がいつも雪平を裏切るという構図は、シリーズを見てきたファンならばすでに気付いているだろう。本作でも、無謀な単独行動や娘のこととなると理性が吹っ飛ぶなど、雪平らしさが満載だ。物語の謎は明かせないが、死んだはずのかつての恋人・一条が再登場するのは、大きな意味が。終盤には、例によって裏切りの応酬から某国大使館でのバトルとなるが、これはいくらなんでもやりすぎで、リアリティに欠けている。それでも10年間続いた人気シリーズの幕引きとしては、まずまずの落としどころ。何よりヒロインを演じる篠原涼子の美しさが劣化せず、男社会で頑張る女性という立ち位置も含めて、多くのファンを獲得した作品の有終の美を飾っている。
【60点】
(原題「アンフェア the end」)
(日本/佐藤嗣麻子監督/篠原涼子、永山絢斗、阿部サダヲ、他)
(集大成度:★★★★☆)
チケットぴあ

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アンフェア the end@ぴあ映画生活

アンフェア the answer

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美人刑事・雪平夏見の活躍を描く劇場版第2弾。権力の腐敗と猟奇殺人事件の2つを同居させた脚本は無理がある。

警察病院占拠事件後、雪平は北海道西紋別署に赴任し、少し退屈でも平和な日々を送っていた。だが東京で体中に釘を打ち込む“ネイルガン殺人事件”が連発、雪平の元夫の佐藤までもが犠牲に。その上、雪平に容疑が掛けられる。いったい誰が彼女を陥れようとしているのか。取調べ担当検察官の村上や、現在の上司で恋人の一条、かつての上司や同僚ら、雪平を取り巻く男たちの誰を信じればいいのか。警察の追跡をかわしながら、事件の全貌を暴こうとする雪平だったが…。

型破りの美人刑事・雪平夏見は、どこまでもクールでハードボイルド。今回も絶体絶命のピンチに陥りながらも、じわじわと核心に近づいていくが、前作で娘を守るために命をかけたリアリティがこの続編では見られない。元夫から託された、国家機密ともいえる情報が入ったUSBメモリだが、雪平自身がその中身を知らないままにこれだけの犠牲を払うという展開には疑問を感じる。また、ネイルガンを使った猟奇殺人事件の犯人は、早々と明かされ、雪平との攻防や駆け引きに多くの時間が割かれるが、グロテスクな描写を連発するものの、この犯人の警察とのかかわりは“いくらなんでも”で、苦笑する。このシリーズは、最も信頼できそうな人間の裏切り(アンフェア)がお約束。「目には目を。アンフェアにはアンフェアを」が信念のヒロインが、最後に見せる起死回生の反撃は、もはや出来すぎで、帳尻あわせとしか思えない。見所は、篠原涼子のクール・ビューティぶりと、サイコ殺人鬼を演じる大森南朋の怪演というところか。
【45点】
(原題「アンフェア the answer」)
(日本/佐藤嗣麻子監督/篠原涼子、佐藤浩市、山田孝之、他)
(孤立無援度:★★★★☆)



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アンフェア the answer@ぴあ映画生活

アンフェア the Movie

アンフェア the movie [DVD]アンフェア the movie [DVD]
人気TVシリーズの劇場版。子持ちでバツイチだが頭が切れる女刑事が警察の不正に挑む。ハイテク装置を誇る病院が舞台だが、要塞のような建物なのに、あっさり地下から出入りできるなど、おかしな設定が多数。TV版を全く知らない私がいけないのか??
【20点】
(日本/小林義則監督/篠原涼子、椎名桔平、江口洋介、成宮寛貴、他)
(脚本の出来度:★☆☆☆☆)

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