映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評


【本音で語る新作映画レビュー】
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◎ 今週の気になる映画 ◎
「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」「ユダヤ人を救った動物園」etc.

羽海野チカ

3月のライオン 後編

映画『3月のライオン』オリジナルサウンドトラック
プロ棋士の桐山零が、川本家の3姉妹と出会い、家族同然に食卓を囲むようになって1年。零は、初めて感じる家庭のぬくもりに安らぎを感じる一方で、獅子王戦という厳しい戦いに挑もうとしていた。父親代わりの幸田は息子の暴力が原因でケガをし緊急入院、幸田の長女・香子はプロ棋士・後藤との不倫の恋を持て余すなど、幸田家は崩壊寸前。零の周囲の棋士たちにも、病や重圧など、さまざまな問題が降りかかる。川本家でも、3姉妹を捨てた父親が突然舞い戻り、とんでもない要求を突きつける。人を愛することを知った零は、強くなることで大切な人々を守ろうと決心するが…。

孤独な青年プロ棋士の成長と闘いを描いた、羽海野チカのベストセラー漫画を実写化した2部作の後編「3月のライオン 後編」。零が抱える孤独や闘うしかない運命と共に、零の周囲の人々の悩みや葛藤など、青春群像、人間ドラマとして充実した仕上がりとなった。後編では、はじめての安らぎを与えてくれた川本家の3姉妹を守りたいという、零の強い思いが全面に出ている。同時に、闘いしか知らなかった彼が、自分自身を見つめ直し、ライバルや先輩棋士たちと、初めて自分から深く関わっていく。羽海野チカの原作の持つ魅力はもちろんのこと、アクション映画を得意とする大友啓史監督のキレの良い演出が、青年棋士の心の成長という静かなドラマを、激しい戦いのドラマへと昇華させてくれた。零が学ぶことは、たとえ負けたとしても努力し続ける意味。そして強さの本質だ。主人公を演じる神木隆之介がラストシーンに見せる“背中の演技”には、毅然とした決意が感じられ、感動的である。ただ、川本家3姉妹だけは、考えた末に決めた“次の一手”で、困難な人生にひとつの答えを出したが、登場人物それぞれが抱える問題のほとんどが未解決。映画は、闘いの前編、愛の後編という位置付けだが、2部作後編は完結ではなく、新たな始まりへのスタートラインという印象が残る。桐山零のその後を見てみたくなった。
【70点】
(原題「3月のライオン 後編」)
(日本/大友啓史監督/神木隆之介、佐々木蔵之介、有村架純、他)
(成長度:★★★★☆)
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3月のライオン 前編

映画『3月のライオン』オリジナルサウンドトラック
中学生でプロ棋士としてデビューした17歳の桐山零は、東京の下町で一人で暮らしている。幼少期に両親を交通事故で失い、父の友人の棋士・幸田に引き取られたが、自分のせいで幸田家に亀裂が入り、家を出るしかなかったのだ。深い孤独を抱え、すがるように将棋に打ち込む零だったが、ある日、川向こうに住む川本家の三姉妹と出会う。零は、彼女たちのにぎやかな食卓に招かれ、次第の自分の居場所を見出していった。友人でライバルの棋士たち、先輩の棋士、さらに頂点に君臨する天才名人。さまざまな人生や悩みを抱える人々との交流が、零を新たな闘いの場へと導いていく…。

孤独な青年が将棋を通して成長していくヒューマン・ドラマ「3月のライオン 前編」。羽海野チカの大人気コミックを、2部作で実写化したドラマの前編だ。内向的な主人公・零には、家族も居場所もない。あるのは将棋だけだが、その将棋への情熱も、本当に将棋が好きなのか、それとも父の友人の棋士の家で生きるため、あるいは孤独を紛らわせるためだけのものなのか、零にはまだわからない。そんな零に、人生のぬくもりを教えてくれるのが、川本家の三姉妹だ。厳しい勝負の世界で共に生きる友人や先輩たちもまた、零にはかけがえのない人々である。もちろん、プロ棋士らがそれぞれ背負う人生も、簡単なものではない。成長著しい神木隆之介演じる零を中心に、さまざまなキャラクターが見事に描き分けられているのがいい。本作では、演じる俳優たちの新しい側面を見ることができるのも楽しみのひとつだ。零の才能の前にプロ棋士の夢を絶たれた幸田家の長女・香子を演じる有村架純は、今までにない闇と毒を秘めた激しい演技を見せるし、友人でライバルの二階堂役の染谷将太に至っては、最初は彼だとわからないほどのルックスの変貌ぶりだ。プロ棋士たちは、実在の棋士をモデルにしているケースも多いので、将棋ファンには特に楽しめるだろう。命がけの決闘ような闘いを繰り広げる対局シーンは将棋に詳しくなかったとしても手に汗を握るはずだ。零の壮絶な闘いは、後編へと続いていく。この前編は、一人の青年が、自分はどう生きていくべきかを模索しながら、厳しくも豊かな勝負の世界に身を投じる入り口のように思える。愛すること、守りたいものを知った主人公の戦いに注目したい。
【70点】
(原題「3月のライオン 前編」)
(日本/大友啓史監督/神木隆之介、有村架純、倉科カナ、他)
(孤独感度:★★★★☆)
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◆ペンネーム:渡まち子
◆映画ライター、映画評論家
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新聞、雑誌、インターネットで、映画評、映画コラム、DVD紹介などを執筆。他にも、映画コメンテーターとしてラジオ出演、大学での公開講座や企業主催の映画セミナーなど、映画に関する幅広い仕事をこなしながら活動中です。
◆青山学院文学部史学科卒業。西洋史が専攻で、卒業論文はベネチア史。学んだことを生きている間に有効に活かせるのだろうか…と、かなり心配。
◆エトセトラ:
古今東西の映画をこよなく愛す、自他ともに認めるシネフィル(映画狂)です。時に苦言を呈すこともあるその映画批評の基本は、映画へのあふれる愛情と自負しています。どんなダメ映画でも必ずひとつはあるイイところを発見するのが得意技。大のサッカー好きで、欧州リーグからJリーグまでTPOに合わせて楽しんでます。
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