映画通信シネマッシモ


【本音で語る新作映画レビュー】
シネマッシモでは、映画レビューはネタバレなしのヒントあり。映画を見る前と見た後と、2度読んで楽しめます。
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(点数は100点が、★は5つが満点)
シネマッシモとは、シネマ(映画)とマッシモ(イタリア語でmax,最大)とを組み合わせた造語。
どうぞゆっくり楽しんでください \(^▽^)/

西遊記

西遊記 ヒーロー・イズ・バック

Monkey King: Hero Is Back/ [DVD] [Import]
伝説のヒーロー・孫悟空が、お釈迦様によって五行山に封じ込められて500年。長安の町に妖怪がたびたび現れ、子どもをさらう事件が多発する。修行僧の少年リュウアーは、ある日、妖怪に襲われた女の子・おチビちゃんを助けようとして五行山に迷いこみ、偶然にも孫悟空を解放してしまう。伝説のヒーローを目の前にして大興奮のリュウアーだったが、悟空は本来のチカラを封印され、すっかり自信を失っていた。やがて悟空は、リュウアー、猪八戒と共に、なりゆきでおチビちゃんを助けるが、妖怪の背後には、混沌という悪者がいて、幼い子どもをいけにえにして強大な力を手に入れようと目論んでいた…。

日本でも人気の西遊記の、これまた人気キャラの孫悟空の物語を大胆にアレンジしたアドベンチャー・アニメーション「西遊記 ヒーロー・イズ・バック」。自惚れ屋で暴れん坊の孫悟空が、自分のためでなく、他の誰かを守るために戦ううちに、本物のヒーローへと変わっていく。過去に何度も映画化された西遊記だが、本作では有名キャラを削り、換骨奪胎しているのが大胆だ。それでも物語は、ヒーロー映画としてテッパンの展開なので、安心して見ていられる。何より、この中国映画のアニメーションは、その独特の色彩や動き、キャラクターの造形や脚本など、意外なほど見所が多い。スピード感あふれるカンフー・アクションをふんだんに取り入れながら、中国武術や京劇、雑技などの伝統要素をも取り入れた意欲作なのだ。

新たに生まれ変わった西遊記の孫悟空とはいえ、長く赤い布を首に巻き裾をたなびかせた悟空のりりしいビジュアルはきっちりと再現。悟空が赤と金色をベースにした衣装で“正装”して戦う場面は、思わず見惚れてしまう。敵である混沌さえもその動きはなめらかで美しい。驚異的な力を秘めながら自信を失った孫悟空が真のヒーローとして覚醒するこの物語は、成長がテーマだ。幼く無邪気なリュウアーは後に三蔵法師になるに違いない。中国出身のティエン・シャオポン監督は、日本、ハリウッド、そしてアジアのさまざまな国のアニメーションのエッセンスを貪欲に吸収しつつ、中国、ひいては東洋ならではの美学を持つアニメーションを目指したそう。中国アニメは技術的にまだ発展途上だが、これからが楽しみと思える1本だ。
【70点】
(原題「MONKEY KING: HERO IS BACK」)
(中国/ティエン・シャオポン監督/日本語吹替制作監修:宮崎吾朗)
(オリエンタル度:★★★★★)


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西遊記 はじまりのはじまり

西遊記~はじまりのはじまり~とんでもねー!Ver [Blu-ray]
三蔵法師や孫悟空らが天竺へ旅立つ前の“エピソード・ゼロ”をオリジナリティたっぷりに描いた「西遊記 はじまりのはじまり」。才人チャウ・シンチーらしいベタなギャグがてんこもりで、日本文化への気配りもチラリ。

若き妖怪ハンターの玄奘は、得意技の“わらべ唄 三百首”で妖怪の善なる心を呼び覚まそうと奮闘するが、失敗ばかりしている。師匠から「おまえには何かが足りない。修行に励め」と諭され、旅に出るが、わらべ唄がまったく通用しない妖怪に襲われたところを、美しい女妖怪ハンターの段に救われる。その妖怪を倒せるのは、五指山に閉じ込められている孫悟空だけと知った玄奘は、五指山へと向かうのだが…。

おなじみの「西遊記」をモチーフに、チャウ・シンチーが監督業に専念した痛快な妖怪娯楽バトルエンタテインメントだ。若き三蔵法師を、ヘタレの妖怪ハンター・玄奘とした設定がまず楽しい。さらにオリジナルキャラで、強く美しい女妖怪ハンターがこのヘタレに恋してしまい、ほとんどストーカー状態で旅の相棒になるとは。演じるウェン・ジャンとスー・チーの突き抜けた演技も笑いを誘う。西遊記のキャラクターを意外な姿にしたのもアイデアものだ。チャウ・シンチーらしいところは、ベタなギャグの連打と、スピルバーグ愛全開で、VFXを駆使をする素直さだろう。冒頭の水の妖怪のシークエンスは、つかみとしては十分すぎるほど。物語の大筋は、玄奘の成長物語になっていて、大冒険の果てに仏教的悟りに達するという流れで、見事に三蔵法師へと昇華する。ハチャメチャなエンタメ映画に見せかけて、なかなか良心的な手腕だ。それにしてもこの映画で「Gメン’75」のテーマ曲を聴こうとは!玄奘の恋はやるせないものだが、ラストに揃ったメンバーで旅立つ天竺への冒険も、ぜひ見てみたい。
【65点】
(原題「JOURNEY TO THE WEST: CONQUERING THE DEMONS」)
(中国/チャウ・シンチー監督/ウェン・ジャン、スー・チー、ホワン・ボー、他)
(奇想天外度:★★★★☆)
チケットぴあ

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西遊記〜はじまりのはじまり〜@ぴあ映画生活
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